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2021年11月11日 イイね!

贅沢…ですが…

DT SWISSがリリースした新型ホイール、ARC1100 DICUT
以前から気になっていましたが(これに採用された新型スポークの記事を以前書きました。)リリースされてから時間が経過した事で、様々な方が実際に触れて、使用してみていろんな評価をなされています。

DT SWISS ARC1100 DICUT

上記リンクは正規のHPです。

極めつけは私が最も信頼している方の評価記事です。

IT技術者 DT SWISS ARC1100 DICUTインプレッション

これ読んで感動しましたね。
そして、ちょっと残念だったのが私が愛用しているBONTRAGER Aeolus RSLシリーズが空力性能などでARC1100 DICUTに一歩及んでなかったという事実です。
しかし、残念だと思うと同時にあれだけ凄まじい性能を誇る、実際に乗って感動と感銘を受けたRSLシリーズの上を行く製品が、この短期間で存在するという事実にも感動しております。
人の飽くなき探求心が成せる技。
競技の世界で戦う機材だからこそ、あっという間に性能の上限はアップデートされます。

ARC1100 DICUTのインプレッション記事を読んで(いつも大変貴重な記事をありがとうございます>IT技術者さま)単に新型スポークが凄い、リムが凄い、ハブが凄い…というだけなら、ここまで感動しませんでした。
DT SWISSの技術者達は、真面目にホイールという機材を正統進化させる為に奇をてらう事無く手間暇を惜しまずに技術を押し込むだけでなく全てを調和して完成度を高めてきたというのがIT技術者さんの評価記事を読んで垣間見えてきたからです。

新型スポークは、今回のARC1100 DICUTの完成度をより高める為に開発された。
その新型スポークを活かしきる為に、ハブも専用ボディを与えて(インターナルメカは汎用品の180EXP←現時点で最も最高に近い性能を使っています。)スポークの配置も適正化。
回転性能に妥協しない為に、定評のあるSUSボールベアリングを使わずにセラミックベアリングを搭載する。
※DT SWISSのSUSボールベアリングは割と良く回ります。
多段化されて久しいロードバイクが根源的に抱える問題として、駆動側のスポーク角度が理想的ではない(=ナロー化してしまっている)
この左右で生まれる左右差を是正するべく、スポークを固定するリム側のスポークホールを偏芯させて少しでもスポークが構造的に有利な角度で張れるように留意されている。
繰り返される空力試験から、スポークをリムに固定するニップルを通常は「発生する空力的損失はあるが、微々たるものだからメンテ性と生産性を向上する為に」アウターニップルを採用するホイールが多い中で、インナーニップルを採用する。

※訂正します!
先ほど述べたホイールの左右差を埋めるべく、2:1で組むスポークの「1」側に1番手強度の高いスポークを配置する。(=Aero compⅡ)
※訂正します!
このモデル(ARC1100 DICUT2021)は、今流行りの2:1組みではありませんでした。
両側共に2クロス組みで(細かい仕様(組み方)は詳しくないので割愛しますw)ドライブ側にAero compⅡを組み、非ドライブ側にAero lightⅡを組む純然たる左右異径組みで組まれていました。
お詫びと共に訂正いたします。

また、スポークが交差する箇所は触れるか触れないかギリギリのクリアランスで非接触配置で張られている。
(Aeolus RSLはあえて編んでるように交差組みされています。ここは、Bontragerならではのノウハウであえてそれを選んだのだと思います。
素人なんでこのあたりの難しい理屈はわからないのですけれどw
以前までのBontragerのホイールも交差する箇所はありますが、RSL程きっちりと編んでいるような組み方じゃなかったような気がします。)

考えられる限りの手が尽くされているのがIT技術者さんが自腹を切って購入し、実際に乗り込んで試した上で紹介記事を書かれているのでとても勉強になりました。

うちにはAeolus RSLだけでも2組あります。
ROVAL Rapide CL50 discもノーマルとカスタムしたモノと2組ありますw
レースに出ないホビーライダーの私にとって、十分以上に贅沢な話しです。

ですが、興味が抑えられないw

現時点で最高峰と言われる製品を実際にこの手に取って見て、乗ってみたい。

RSLは37㎜と62㎜を持っているので、ARC1100 DICUTを買うなら50㎜を買って乗ってみたいです。
そうすると、使用用途から言っても無駄にならないので。
しかしRSL62とMadoneのマッシブな組合せも捨て難いんですよね~。
ARC1100 DICUTを使ってみて非常に気に入った場合、RSL62が現実的にもったいない事になるのが精神的な壁になっておりますw

ここはグッと我慢か…。

RSL62でもMadoneは割と俊敏に走ります。
特にダウンヒル時のアジリティとスタビリティは目を見張るものがあります。

これをARC1100 DICUTは超えてくるのか…。

単純にそんな走りを経験してみたい(;゚д゚)ゴクリ…

完全に病気ですw

ボーナスで買っちゃうか…!?
Princeton carbon worksのWAKE6560も興味あるんですよね~。
両方買ったら70万↑かw

それにしても機材にハマると本当にキリがないですね。
通勤で久しぶりに使っているROVAL改も乗っていて素敵です。
これはこれで、一時代を築いた(CLをある意味CLX化しているので)ホイールとして今使っても全然速いです。
速く走れるホイールです。
スポークを左右逆異径組み(のむラボさんのありがたい記事を参考にカスタムさせてもらいました。)して、ホイール全体の剛性とバランスも良くなっているのでなおさら楽しい。
しかし、それを素のままで上を行くのがRSLシリーズ。
RSL37はRSL37で新境地を開いていました。
これはこれで、これに変わるホイールはなかなか無いと思います。
RSL62は正にロマン。ロマンの塊。
OCLV800に刷新された新しいフレームの特性に合わせて、さらにMadone SLRに合わせ込んで設計・製造されたというだけあって、登りはさすがに私の脚力だとシステム剛性にちょっと踏み負けて良さを引き出せませんが、加速も巡航もコーナリングも…ありとあらゆる場面で「こんなにリムハイト高いのに!」と驚くばかりです。
リムハイトが高い事によるというのが言い訳にしなくても良いくらいに、驚くべきアジリティも兼ね備えています。
(もちろんスタビリティも)

これをARC1100 DICUTは超えているというのが素晴らしいと共に凄まじい。

経験してみたいですね~。
ホイール1組みに38万円↑は、なかなか思い切りが要りますがw

しかし、相性の問題でMadone SLRにARC1100 DICUTを組んだとしても、巡航や加速や登りで現実速いかも知れないが、それ以外の様々な場面で「ここはRSL62の方が良かったな~」となる可能性はあります。
試してみないとわからないですけれど。
Posted at 2021/11/11 15:13:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | ロードバイク機材 | 日記
2021年11月08日 イイね!

本当だった…!!

Bontragerのホイールは横風に強い。

これは、現行のAeolus RSLシリーズでとても有名になりましたが、実は前々作である「Aeolus」の頃からBontrager(TREK)が取り組んでいる設計です。
風に対する抵抗力を抑える事や、高速巡航時に如何に抵抗を少なくしてより高い速度を実現するか。
こちらの方が新作発表時のプレスリリースや、カタログ上でのバリューが高いので多くを語られる機会が多かったのですが、横風に対する安定性やそれが起因するドライバビリティの方面が多くを語られる機会はなかったのが現実です。
全く語られなかった…というワケではないのですけれど。

前作であるAeolus xxxシリーズも同年型の他社製品と比較して横風に強かったというのが実際に使われている方たちの評価です。

私は、RSL37というホイールとRSL62というホイールを使っています。

RSL37はリムハイトが低い(セミディープ)し、横風に強いとは聞くけど正にその通りで横風に強いな!
真っ直ぐに走るという事はこういう事なんだ。
と納得していました。
確実にROVAL Rapide CL50 discよりも横風に対する影響がゼロに近いくらいなんともなかったので。

しかし、それはリムハイトが低いだけではなかったんですね。

RSL62も横風の影響がほとんどないんですよ!!

以前も風の強い日がなかったワケではないですが、昨日はとても風が強かったのです。
ほとんど先頭を走って風除け役していたのですが、横風が吹くと風が強すぎて一瞬呼吸ができなくなるほど(鼻の前の空気を持っていかれる…と表現すると伝わりやすいでしょうか。)風が強かったんですが、その時に一瞬だけフッとステアリングモーメントが非常に軽く発生するだけで、その後は真っ直ぐ走るのです。
横風が強く吹いて一瞬呼吸ができなくなるほどの風が吹くまでは、横風強いなぁ…くらいの認識程度しかなかったという体感が、その安定性の凄まじさを物語っていると思います。

とてもゆっくり走っておられるママチャリがフラフラと進路を乱されていたのを見て「そんなに横風強いんか、今。」と思ったくらいですから。

Bontrager Aeolus RSL62だけでなく、今回の新作であるRSLシリーズはメーカーが公表している「横風に対する強さと安定性」と、それがもたらす「抵抗の少なさ」はホンモノです!
一頭地飛び抜けているとも思います。

なので、RSL37を体験した時は(この時はここまで凄まじいモノだとまでは認識できてませんでしたが)今回のBontragerの新作ホイールはメーカーの垣根を超えて広く普及するんじゃないだろうか…と予言めいた事を以前の記事で書きましたが、ロードバイクに乗ってる人が気付き出したら、本当にそういう日がくるんじゃないだろうかとより確信をもって思えるようになりました。

特にリム内幅が23㎜を採用しているRSL51やRSL62はリム内幅21㎜のホイールよりもさらに転がり抵抗が減っていて、漕ぎ出しから「おっ!?」と思えるほど違います。
乗り続けてもその恩恵をひしひしと感じます。
疲れている時ほど感じますw

このトータルバランスを超えるホイールって、なかなかないんじゃないでしょうか。

ただ単に速いだけでなく、安心して乗れて速い。

基本とても薄着なサイクルウェアを着て、転倒したら普通の怪我では済まない速度域で走るロードバイク。
「速さ」も大切ですが、こういう性能も大切なんじゃないでしょうか。
しかも、単に安全性や安定性を売りにして速さを犠牲にしているのではなく、「速さ」を得る為に「安全性と安定性をも確保している」という設計が素晴らしいなと思いました。
Posted at 2021/11/08 15:55:14 | コメント(2) | トラックバック(0) | ロードバイク機材 | 日記
2021年11月01日 イイね!

Bontrager Aeolus RSL37シェイクダウン

私がマドン納車時に組んでいたBontrager Aeolus RSL37を先日、妻のドグマに組み込みました。
それのシェイクダウンに行ってきました。



諸々の用事であまり時間が取れなかったので、淀川河川敷を枚方の医科大学まで走るショートコースで走ってきました。
これ以前はROVAL Rapide CL50 disc改をドグマに装着していました。
簡単にまとめると、CL50をCLX化したカスタムホイールです。
のむラボさんのありがたいブログ記事を参考に組みなおしたある意味CLXを超えているのかも知れないカスタムホイールです。
(ROVAL純正の弱点を補う左右逆異径組みしたスポーク構成でホイールの全体剛性バランス(主に左右差)を改善したホイールです。)

元のCLX化したCL50でも速かったのですが、とても速くなりました。
妻との相性も良いんでしょうね。

巡航速度が伸びきって、速度維持する状態になった時に無風状態とか限られたシチュエーションでは(自然界では滅多になりですけれどw特に大阪近郊で信号気にせずに巡航を伸ばせる・伸ばしやすい道では。)さすがにリムハイト差を若干感じ、CL50改の方がRSL37より楽かなぁ?
と、私も実際に使ってみてそう思うところはあります。
ですが、現実世界では…特に大阪近郊で巡航伸ばしやすい道では横風もしくは向かい風などが割とな頻度で発生します。
そういった際に、圧倒的に横風などに強いのはRSL37。
ステアリングモーメントがほぼ皆無と言って良いほど発生しないので、私自身のインプレッションでも書きましたがそういうの込みでトータルで抵抗が少ないのは、きっとRSL37なんだと思います。

妻もそれを体感で感じたのか、抵抗少なくて楽。と感想を述べていました。

また、信号待ちや淀川河川敷名物のメタルクワガタ(車・バイクの侵入防止柵)通過後の加速時が一段と速い。
これは軽さと回転抵抗の少なさがもたらす効果だと素人ながらに思います。

結果、体重が軽くて平坦巡航が苦手な妻がわたしについてきてるんですよ!

35km/h以上で巡航すると、スルスルと離れていきはしますけれど…
(少しだけ安堵w登りでは妻に敵わないので…w)

今回の走行で改めて妻は速い。
という感想を持ちました。
それと共にドグマがドグマらしく堂々と走っているのを横目に見て、やっぱドグマすげぇな!とも感じました。
フレームが良いからホイールの性能がきっちりと発揮されている証拠ですからね。

あれだけ衝撃を受けた性能を誇ったROVAL(改)が過去のものに…
一年~二年という短いスパンで、世界選手権で真剣にメーカー威信をかけて競技しているジャンルだけあって、凄い世界だと感じる事ができ「良い経験させてもらっているなぁ…」と感慨深いモノがありました。

ちなみに厳密に比較すると、我々と相性が良い・良かったのは今回のBontrager Aeolus RSL37とRSL62ですが、ROVAL Rapide CL50 disc改が一気に色褪せて見える・感じてしまうのか?
というと違うのもまた面白いところです。

今週から新しい現場へ配属になり、自転車通勤の許しが出ます。
その時は単身赴任先ではエモンダばかり乗っていたので、久しぶりにスペシャ(Allez sprint comp disc)を駆りだしてみようと思います。
その時に久しぶりにスペシャへROVAL Rapide CL50 disc改を装着し、ROVAL改を堪能しつつ、週末にマドンへ乗って体感比較をしてみようと思います。
そして、発注しているSRAM REDの10-33Tスプロケが届いたら、ROVAL改へSRAMの12速スプロケをセットしてマドンに装着して比較走行してみようと考えています。
(ラチェットEXP以前のDT SWISSハブ用のスラム12速用フリーボディは手元に届ています。スプロケ待ちです。)

補足として、Bontrager Aeolus comp5改を装着しているエモンダも今乗っても楽しいです。
ホイールの実重量だけで言えば、このエモンダに装着しているcomp5改が最も重いんですけれど、なかなかどうして。
よっぽどの激坂を除いてどこでも気持ち良く走れる楽しい乗り味です。
こういう経験も通じて、スペックだけではない。
実際に乗ってどうなのか。
という良い経験ができている状況に幸せを感じます。

通勤は、エモンダとスペシャを週変わりで楽しもうかなと考えています。

雨の日はもちろん電車通勤しますw
降られたらしょうがないですが、雨に濡れた後のメンテが面倒だからですw
Posted at 2021/11/01 14:31:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | ロードバイク機材 | 日記
2021年10月28日 イイね!

Bontrager Aeolus RSL37移植

妻のドグマへ私が使っていたRSL37を移植しました。
単に、ドグマにこの軽量ミドルハイトなホイールを装着するとどのように走りが変化するのか…また、カスタムしたROVAL Rapide CL50 discとどう違うのか。
妻は延々とカスタムしたROVALを使っていたので、その使用感の違いが私よりもより一層明確にわかりやすいかな?と考えて興味を抑えきれずに行動しましたw


前輪。
このシマノの手裏剣ディスク馴染めないわ~w
以前まで販売していたロード用ディスクローターの方が見た目好きですわ。
なんかね、ツイッターなどで話題になっていましたがロード用ディスクローターは横風に弱いとか、見た目の開口部の大きさから手裏剣ディスク(元はMTB用らしい)の方がロード用ディスクより軽くなる!(実測値は不明w見た目通り軽くなるのかどうかも不明w)という一部の方たち発信でたちまち業界のスタンダードになっちゃって、ロード用ディスクローターがコロナ禍で入手困難になったのという時世も手伝って…
じゃあ、シマノ本体も「MTB用一本に商品を絞りマス(`・ω・´)ゞ」とロード用ローター生産を公式で辞めちゃったw
という流れで今はもう売れ残っている在庫以外はこの手裏剣ディスクになっちゃうんですよね。

見た目馴染めないわーw(棒
あ、チャリルームで撮影しているので汚れ防止に敷いてる古いヨガマットなどが見苦しい点はご容赦ください。


後輪もセット。
前輪で手順などを学習しつつ移植したので後輪はスムーズ。
心配していた変速も問題なさそうなのでホッと胸をなでおろす。

以前のロード用ディスクローターは熱に弱いという弱点がありました。
長いダウンヒル時などでブレーキをかけていると反ってしまって「シャンシャン」音が鳴ったりしたのですね。
特にわたしのような重量級の人間が乗っているとその傾向は顕著。
空力とわたしの重量wにより前を走る先輩ローディの方より下りでは加速するので、追いつき・追い抜きそうになるとブレーキを普通に走るよりは頻繁にかけている…という状況も手伝っていますが、シマノのローターはそういう風になりやすい(個人的な感想です。ホイール剛性とフォーク剛性が高まるとその傾向もマシになるのは経験済みなのでローター単体での評価は難しいですが…)
それがこのMTB界隈からやってきた手裏剣ディスクでは改善されている事を祈ります。
冷却性能はロード用ディスクに迫っているのか?
どうなんでしょうね。
使用するのは今回初めてなので、こちらも手探りです。
使ってみてイマイチだった場合、こういうムーブメントを作りだした人たちには一言言いたくなるかもしれませんw
でもまぁ問題あったらシマノも公式でこちらへ統一しないでしょうから、恐らく手裏剣ディスクの方が総合的にも性能高いんでしょうね。きっと。
それにしてもシマノローター高けぇぞw
便乗して値上げすなw

そして、スラムのロード用ディスクですが。
こちらは優秀。
熱による反りなどが原因の音鳴りなど皆無。
私の体重で下り加速しても皆無。
なんなら、RSLホイールとMadoneのフレームがもたらす空力から以前乗ってたロードバイクより盛大に前を走る人に追いつき・追い越そうとするのでブレーキを掛ける頻度はより半端ないんですが、そういう音鳴り要素皆無。
ディスクローターの性能はスラム製が一歩有利なんじゃないでしょうか。


↑スラム製ディスクローターは一枚約一万円と高いですが、今となってはシマノ製手裏剣ディスクのデュラエースグレードは約8000円くらいしてるんで…
それならスラム製ディスク買うのはアリちゃうん?w
と考える私がいます。
アレスプもスラム製ディスクに変更しよかな。寿命が来たら。

それはさておき、室内で撮影しているのでイマイチな写真ですが…

ドグマにセミディープなRSL37をセットしましたが、マドンほど見た目に悪くない。
ドグマはエアロロードであると同時にオールラウンダーな印象も強いので、こういう見た目に細身のリムでも違和感が小さいですね。
やっぱりロバール(リムハイト50㎜)をセットした時のマッチョな印象が見慣れているので、RSL37だと少し軽快すぎる感じは拭えないですが。

組んで持ちあげてみた印象は「当たり前だけどさらに軽いw」
妻が乗ってみてどう感じるかですね~。

ちなみに、ロバールにはベースがCL50なのでハブにはDT SWISSの350sベースのインターナルメカが装着されています。
RSL37はラチェットEXPという新型ハブのインターナルメカ(240EXP)がセットされていますが、基本は両方共DT SWISSのハブなのでディスクローターとかも調整要らずにホイールセットできると思うでしょう?

おもくそパッドとローターが干渉してシャンシャンどころかズリズリ擦って空転すらままならない状態になりますw
パッドとローターとのクリアランスが0.2㎜前後という超絶狭い基本設定がなせる悩みどころでもあるんですけどね。
一人で交換作業するには後輪側が特にメンドクサイですw
やれない事はないですが、失敗した時の手順が本当にメンドクサイ。


なのでネットで調べてこういうツールをAmazonでポチって使いました。
このツール便利ですわw
一発でキャリパーのセンター出しが完了。
私でもできるw

今週末はRSL37組んだドグマで問題がないか様子見しながらテストライドです。
楽しみですね。
新しい現場への通勤ルート確かめながら走ってみようかなと思います。
Posted at 2021/10/28 16:06:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | ロードバイク機材 | 日記
2021年10月28日 イイね!

100万円を超える機材ってどうなの?

けんたさんというYoutuberの方が面白い動画を上げておられました。



いろいろぶっちゃけておられて視ていて楽しかったです。
けんたさんはかなり特徴のあるモディファイを加えられているのですが、ニュートラルな意見を言われていると私は思います。

普通の方には参考になる面とそうでない面がはっきりとしているような気がしますw

私なりに今回入手したMadone SLRについて書こうと思いました。
Madone SLRで試したホイールは
①Bontrager Aeolus RSL37
②Bontrager Aeolus RSL62
の二種類です。

それ以外ではフレームも違いますが
・ROVAL Rapide CL50 disc(ノーマル)
・ROVAL Rapide CL50 disc(カスタム:主にスポーク)
・Fulcrum Racing ZERO(C17)
・Bontrager Aeolus comp5(カスタムとノーマル)

こちらの経験上も踏まえて話していく流れになると思います。

TREK Madone SLRについて
昨年、年末に発注。
納車は4月末になっちゃいましたが、OCLV800という新しいカーボン構成にブラッシュアップされたマイナーチェンジ後のMadone SLRになります。
OCLV700版で試乗した事があるのですが、そちらでも十分以上に驚いたのですがOCLV800に変わってより正統進化したというのが感想です。
単身赴任していてコロナの影響もあって納車後半年以上経過しているのにまだ9~10回しかMadoneに乗れてないですけれどねw

①Bontrager Aeolus RSL37を組み合わせた場合
他社の一世代前のリムハイト50㎜のホイールを組み合わせたくらい空力が良い気がします。
(具体的にはROVAL Rapide CL50 discのカスタム版。スポークをカスタムした事でホイールの剛性が高まり、別の方向でCLX化したと言っても良いんじゃないだろうか?(出典元はのむラボさんのありがたいブログ記事を参考にカスタムさせていただきました)そのCLX化したCL50と比較しても…という意味です。)
セミディープに属するリムハイト37㎜のホイールですが、懸念事項だった巡航においてさほどしんどくなかったのが大きな驚きでした。
下りもグングン加速します。
回転性能も悪くないです。
新たに開発されたDT SWISSのラチェットEXPというハブ機構がこの驚きの回転性能を実現しているんだと思います。
また、スポーク構成とリム剛性などのバランスも良いんでしょうね。
最も驚くべき美点は、私のような重量級の体重を持つ人間が乗っても登りで脚が残せるという驚くべき特筆点。
軽さは正義!を地でいく体感と性能です。
エアロロードなのにMadoneがまるでEmondaの様な軽量オールラウンダーのようにヒラヒラと駆け抜けるのには舌を巻きました。

※ホイール評価みたいになっていますが、これこそが後で述べますがMadoneのフレーム性能の確かさの証にもなっています。
まずはホイール比較で読んでください。

②Bontrager Aeolus RSL62
RSL37の時にあまりに楽だったので見逃しがちだったんですが、やはりMadone SLRのフレームは剛性が高い。
RSL37もホイール全体の剛性が高いんでしょう。
若干、踏み負けている時特有の疲れ方というか、筋肉痛の出方をしてましたがRSL37の時はその症状が軽かったので「慣れたらシマイだな」と軽くみてましたw
それがRSL62になって顕著になりますw
と言ってもライド後に身体が動かなくなる・動き辛くなるほどではないのがMadone SLRの美点でしょうか。
前置きが長くなりましたが、RSL62を装着してMadoneがよりMadoneらしくなりました。
平坦巡航がマジで凄い。
26km/hあたりからペダルが吸い込まれるように軽い力で回り出します。
30km/hを超えるとそこからスッと35km/hまでいっちゃいます。
一緒にライドしてくださっている方たちをガンガン引き離しちゃいます。
(=加速自体もかったるくない証です。RSL37程ではないにしても加速も鋭い)
RSL37の時でもコーナリングのヒラヒラ感含めて実際に速いんですが、RSL62はまた違った感触で速いのです。
RSL37はリム内幅が21cです。
これはROVAL Rapide CL50 discでも経験があったので、知った感触で曲がります。
使っているチューブ(Bontrager lightwait tube)も同じで、タイヤ(P-Zero Velo)も同じなのでフィーリングが非常に似通っています。
違う点は、RSL37はカスタムせずとも構成しているスポーク本数やリム剛性の差でCL50よりも最初からとても頼もしいフィーリングでこれならカスタムせんでも十分だな。という感触でした。
RSL62はもう一段違います。
リム内幅が23cとよりワイドなのです。
リム内幅が23cなのは初体験。
それもそうです。
ロードバイク用ホイールとしては、業界初のリム内幅なのです。
リム内幅がより拡がってどうなるんだろう?
と期待半分、不安半分だったのですが杞憂に終わりました。
装着タイヤは購入時期のズレにより同じP-zero Velo(25c)を用意できませんでした。
装着タイヤはP-zero Road(26c)というモデルチェンジ後のタイヤなので、単純に平等な評価にはならないのかも知れません。
使っているチューブは同じです(Bontrager lightwait tube)
タイヤもモデルチェンジに伴って、25c→26cと1cサイズだけワイドに。
この相性が抜群なんでしょうね。
リム内幅が拡がった+タイヤが1cワイドになった事により、インピーダンスロスとヒステリシスロスが減るそうです。
文章や記事などで読んで知ってましたが、体感すると随分と大きい差に感じます。
本当に抵抗少なく転がります。
なのにグリップは頼もしいという矛盾w
初めて乗った時は「何だコレ!?」でした。
ダウンヒル時とコーナリング時は正に驚愕の一言でした。

RSL37と違って、下りと平坦で周りのペースに合わせて走ると随分と休めます。
その代わり、登りは普通。

52-36Tに11-28Tを組んでCL50で走るAllez sprint comp discのような感触で登ります。(つまり登りも遅くはない)

リム内幅がよりワイドになった。
などのファクターはありますが、RSL62自体が今回のマイナー後のMadone SLRに合わせ込んで専用開発…というと言い過ぎかも知れませんが、かなりMadone SLRに合わせて設計されたらしいのです。
それは、加速時やコーナリング時などの挙動含めてフィーリングの良さから「つまり、そういう事なんだな…」と素人ながらに感じ取れるくらいにとても良いのです。

清滝峠をむちゃくちゃ速く走れるし、清滝峠ふもとのファミマまでの第二京阪下の一般道がメインになりますが、平坦部の走りも速い方と清滝峠を登ったあと、TOJに向かう方向に下ったあと、167号線を一緒に下って第二京阪下経由で大阪市内へ帰った事があるのですが、その剛脚の方を引っ張りながら下ったんですがむっちゃくちゃチギらない程度に抑えて走ったのですが(失礼w)その剛脚の方が見えなくなるほどチギってしまいました。

信号待ちの時に停まって待っていると、追いついてきたその先輩の方が
「踏み込んでない、軽く踏んでるRadiさんに追いつけない。」
「30後半から40くらいですよね?」
「コーナー進入はまだ常識的な速度ですが、クリッピングから先の立上りでべた漕ぎしても全然追いつけなかったけど、そんな踏んでないですよね。」

私「38~48くらいで抑えて走りました。少しは踏んでますけど、安全の為に速度は抑えて走りました。」

「そら追いつけないわw」

この時、ドグマに乗る妻に対しては「奥さん速いですね~!」なんですが、私に対しては「最新のテクノロジーって凄いですね!」

…なんでやねんw
私もある程度頑張ってるよwwww

それはさておき、普段のグループライドでは登り以外では実は私はちょいちょいブレーキ掛けながら走っているのです。
追いつくだけならまだしも、追い抜いてしまいそうになるからです。

それほど、エアロロードって凄い。
マジ凄い。
最新のテクノロジーって凄いw

RSL37の時でも空気抵抗少なく、横風にも強くて驚きました。
本物のエアロってすげぇな!…と。

RSL62を装着してもっと驚きました。
こんなにリムハイトあるのに横風ふいた時に発生するステアリングモーメントがまず「皆無」と言えば言い過ぎですが、ほぼ無いんですね。
それどころか、フッと車体含めて私自身も「軽くなる」んです。
向かい風気味の時もそうです。フッと軽くなる。

ヨットの帆と同じ原理で「セーリング効果」が現れて風が抵抗を生むのではなくて「推進力」に変えるんです。
推進力までいかずとも無風状態に近いくらいまで近づける効果が発揮されているんでしょう。
それで風の抵抗に慣れた(今までのロードバイクでの経験で)身体が「フッと軽くなる」と感じるんでしょう。

元実業団選手の店員さんにお話しは聞いていましたが、ある程度は信じていましたが実体験をするまでは「まぁ、そこまでセーリング効果は出ないんちゃうかなw」なんて思っているフシがありました。
だってエアロフレームと言っても、ヨットの帆ほど面積でかくないですしw

そんな空気抵抗の少なさ+私の体重w(重い程下りでの加速と平坦での巡航は有利なのです)+新型ハブの回転性能が合わさってコーナー立上りでの差に繋がっているんでしょう。たぶん。

RSL62で随分長くなりましたが、まとめると「マジ感動」の一言に尽きます。

・SRAM RED eTAP AXISについて
Madoneに搭載しているコンポについて書きます。
スラム製コンポでまず感動したのがブレーキ。
ブレーキディスクです。
シマノ製コンポも性能が確かで価格も安く、多くの方の信頼を得ています。
ただ、ディスクローターが弱いんです。
スラムを経験したから言える事ですが、ロード用ディスクローターはデュラエースでも弱いと感じます。
私のような体重の人間が長時間のダウンヒルを行った場合。
さらに一緒に走っている方に追いついたり追い抜き掛けるとブレーキを掛けるので普通に走っているより負担が大きい。
すると、ディスクローターが反ってシャリシャリいったりする場合があります。
スラム製のローターはそれが皆無と言っても過言ではないほど熱による反りに対して耐性が高いですね!
Madone SLRに変わって、今までのロードバイクよりも前を走る方を追い抜きそうになってブレーキを掛ける頻度が高まっているにも関わらずシマノ製ディスクローターより反りません。

これは単純にすげぇ。

シマノ製の油圧ディスクのシステムはパッドもディスクローターもほどよく減ります。
減っても安いので気にせずバンバン走れます。
スラム製はパッドがガンガン減ります。
その代わり、ローターの摩耗進捗はかなり遅い気がします。
※まだ走行回数が少ないので結論は出せません。
同じスラム製コンポを選んだ先輩の方の個体は、既にパッド二回交換されていますがディスクローターの摩耗は目立って進行してません。
これがシマノ製ならローターを一回交換していてもおかしくない走行頻度と走行距離です。
この結果も踏まえて予測で書いております。
あくまで私個人での結果を書かないと公正な比較にはならないんですが、経験も踏まえてまわりの様子を観察して書いております。

スラム製のコンポは変速速度が遅い。
と言われますが、これは事実です。
事実ですが、こなれてきたのか私のRED eTAPは気になるほど変速遅くないです。
私自身も慣れてきたのかな?

RSL37からRSL62に組み替える時に発注していたREDのスプロケが間に合わなかったのでRSL37に装着していたスプロケをRSL62に移植して使用しているのですが、その取り外した時にスプロケを持たせてもらいましたが驚くほど「軽い」
まるでそこにスプロケが無いみたいに軽いw
デュラエースのスプロケも同じくらいかもうちょい軽いんでしょうね。
ハイエンドコンポずるいw

けんたさんが動画内でもおっしゃってますが、コンポをハイグレードなモノへ変えたからと言って劇的に走力が上がるワケではないとおっしゃっています。
それはディレイラーやスプロケ、チェーンリングなどに関してはそうでしょう。
ただ、クランクやBBなどは違います。
もうひとつ言えばペダルも違います。
劇的な走力の変化には繋がりませんが、小さな積み重ねで結果的にパワーロスが減ります。
これは距離が伸びれば伸びるほど削られる体力の差となって現れるでしょう。

またシューズも差が生まれます。
今回、Bontragerのxxxを買いましたがxxxはむっちゃ良いですw
この辺、軽視していると無理して力込めて漕ぐ・漕ぎ続ける分だけ身体へのダメージの差となって現れると思います。

主にホイール比較となりましたが、ここらで統括します。

Madone SLR(OCLV800)というフレームは、ミドルグレード以下のホイールでもそこそこなホイールを履いているミドルグレードなロードバイクかそれ以上の走りを引き出すほどのフレーム性能を持ちます。
単にエアロとか空力という枠を超えて、TREKのフラッグシップモデルらしく単純に力学的にもフレームとしての性能が優れています。
その証拠にAeolus comp5という重いので有名なホイールを履いた試乗車に乗せてもらって、さらに言えばフラットペダルだったのに「なんじゃこれ!?」と試乗で驚くくらい軽く走ってくれました。

そして、MadoneはフロントセクションにISO Speedを持っていませんが、常識的な悪い舗装路を走る上では(日本の道で)ハンドルを持っている手に疲れが残る程の酷い振動は来ません。
来ない事はないですが(路面状況を伝える為)上手く減衰してくれて、長距離走っても疲れません。
Madone SLR用に開発された専用ハンドルは後発のエアロハンドルと比較して重量面で不利ですが、このままでいいんじゃないだろうか?
と私は思ったのでRSLハンドルを購入していましたがMadoneへの装着は見送りました。
それほどバランスが良いと感じました。

そして、シートポストに仕込まれた「ISO Speed」
これは快適性を上げるという評判の方が有名ですが、これは速く走る為の武器です。
他のエアロロードが持っていない特色のひとつです。
路面のアンジュレーションを受けてリアタイヤが跳ねてしまうと跳ねた時点で駆動力は「ゼロ」です。
Madone SLRのISO Speedは、それを機構的にマージンを拡げて極力発生を抑えます。
なので荒れた路面に差し掛かるとMadoneは軽く速く走れます。
こういった面でもロスが少ないんですね。

それをサポートするべく生まれたのがRSLシリーズ(ホイール)
ISO Speedに頼り切りじゃなく、ホイール側でも今までにないリム内幅をもってエアボリュームを確保し(装着タイヤの重量は変更せずに実現する)機械的にインピーダンスロスを抑える。
装着タイヤが実測値で外幅30㎜になる事で接地面の改善も狙ってヒステリシスロスを抑える。
これは体感できるレベルで本当に抵抗少ないです。

プロや実業団レースに出てるような剛脚の方じゃなくても、むしろそういった人の方が発揮できる力の上限が知れているので(特に私のような人間の場合)
こういうエアロ性能やインピーダンスロス・ヒステリシスロスを機械的に抑える機構を体験されると感動が大きいと思います。

むしろ、パワーがあって体力もある人だとあまり体感できない可能性があります。
元気な時は機材に致命的な問題がない限りは何に乗っても速いですからねw

最初に貼ったけんたさんの動画のようなまとめに私なりに入りますと…。
・興味持って予算が許すなら、目立った軽量性よりも空力
・コンポもアルテグラ以上で組むのが望ましい
・ホイールはハイエンドを一度は体験して欲しい
・接地面から高い位置にあるパーツは妥協せずに軽い機材

目からウロコ間違いなしです。
自転車の概念が覆されますよ!
Posted at 2021/10/28 02:28:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | ロードバイク機材 | 日記

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「@Tetsu@ さん、ありがとうございます。電動ですよね?チェーンが見えなかったんで、電動かなとは思いましたがそんな前のお話しだったんですね。」
何シテル?   07/29 08:25
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