2022年06月18日
機械式(紐)コンポの未来が暗い…
今のところですけれど。
機械式(紐)が見直されて、再度ラインナップが充実する事も考えられますがここ数年は電動コンポ祭りになりそうです。
なぜ、こんな事を書くかというと
今までは、ハイエンドクラスとセカンドクラスのみ「電動」が与えられていました。
価格も張るので必然的に普及用グレードへの展開が難しい側面もあったからでしょうね。
そこへ、SRAMが先鞭をつけるかのうようにシマノでいうところの「105」グレードにあたる「RIVAL」というグレードにeTAP(電動)仕様を設定したんです!
価格もざっくり25万円くらい…(調べておきますw)
それを迎え撃つシマノは、ハイエンドクラスの「デュラエース」と、セカンドクラスの「アルテグラ」に電動モデルをラインナップ
そして、今回の12速化へモデルチェンジを迎えたと同時に機械式(紐)のデュラエースとアルテグラをラインナップするのは廃止(!)という決定を下す。
これを受けて我々ホビーユーザーはブーイングw
全員ではないにしても、相当数の方がブーイング
紐は105を残すからソレでいいだろ…?
的な流れとなりました。
さらにSRAMと同様のグレードとして「105」にDi2(電動)モデルを販売する流れになりそうです。
コロナ禍を中心として様々な事情で値上がりを続けるスポーツ自転車業界。
上がり過ぎた価格に魅力を付加する為にメーカーは「電動コンポ」という響きを利用しようとしていますが、実際に使ってみた身としては…
※電動には電動にしかない魅力はもちろんあるが、紐には紐の良さがある
と個人的に感じています。
電動の便利さ、快適さ、様々な情報の表示化において電動コンポの右に出るモノは今のところありません(表示化するにはそれなりのサイコン=サイクルコンピューターが必要ですけれど)
ですが、デメリットも勿論あるワケです。
また、トラブルが出た時に紐(機械式)なら応急処置がとれる手段があります。
それなりのスキルと携帯工具が必須ですが、それさえ備えていればできます。
ただ、大抵のホビーユーザーの場合はもっとライト層であり、そこまで機械を熟知しているワケはないので、出先でトラブった場合に立ち往生…までいくかどうかは別として、電動だろうが紐だろうが結果は同じか似たようになるのも現実ではありますが、絶対的にはそういう違いがあります。
なので「気楽に」電動に行くのもどうかなぁ…
とは実際に使った事がある身だから言えるだけで、どうしても使ってみたいんじゃ!という人にとっては夢のような話しではあります。
価格的に手を出すには躊躇するしかない電動コンポが手が届く(届きそう)な価格帯に降りてくるワケですから。
…話しが随分逸れてしまいましたがw
そんな業界事情から、紐を愛するユーザーにとって
なんだか背水の陣的な何かを恐れるワケですよ。
その何かは「そのうち補修用部品とか手に入らなくなりそう」という恐怖です。
特に、ディスクブレーキならまだ先があります。
105以上のフィーリングで気分よく乗りたい場合は、ギア比などどうするか…
という問題はあるにせよ「GRX」というグラベル用コンポが存在するので、それを相性の問題などを調べる必要はありますが、ロードに組み込めば優れたフィーリングで変速もスパスパ…というなヌルヌル滑らかに決まり、なおかつある程度の悪路を走っても良いように設計されているのでチェーン落ちのリスクもロード用コンポより実は抑えられる…
ロードバイクにはロード用コンポじゃなきゃ嫌だ!と拘りさえ捨てれば、ロード用コンポは「105」止まりでも、GRXならアルテグラ相当レベルのグレードが存在するのでアルテ相当までの性能を狙って組める。
じゃあ、リムブレーキは?
リムブレーキは、今のところまだ最新コンポにてリリースされています。
ただ、12速
12速になっても良いんですけど、スプロケから買い直しになっちゃう。
うーん、11速で十分なんだよ。
11速のリムブレーキタイプで、機械式のコンポーネントを何らか手に入れて予備含めて手元に残しておきたい。
そして、なるべく長い間
初めて購入して色々なところに走りに行った、経験させてくれた思い出と思い入れがたっぷり詰まったエモンダを維持したい。
できたらブッ壊れて動かなくなるまで乗りたい。
そういう想いが漠然とこみあげてきました。
今じゃないか。
105Di2が出る頃に噂によると11速のアルテやデュラのパーツ生産が完全に中止されるらしい。
現在販売されている現行モデルも、実際に発注かけてもいつ入ってくるかわからないくらい生産が滞っている。
完成車グレードなどに供給するのを優先しているので、バラ売り系の販売が細くなっているからだ。
そんな中、生産はしています(名目上)
状態の今、11速コンポを発注したとして生産中止までの間に本当に作ってくれるのか謎。
作ってくれるかも知れないけど。
でも、そんなのアテにして待っていて実際に手に入らなかったら目も当てられない。
という気持ちから、いつもお世話になっているTREKコンセプトストアに電話した。
色々相談した結果、購入したチネリを組む為に取り寄せている各パーツの精算もまだ終わってない段階でチネリの予算も残しておかないといけない。
その為、おおっぴらにコンポーネント総入れ替えする予算が今の私にはない。
そこで、最も供給がなくなってから「手に入れておけば良かった」と後悔するだろうパーツはブレーキキャリパーだという結論に達した。
早速注文すると、ブレーキキャリパーだけなら11速モデルと12速モデルを差別化して考えなくて大丈夫なんですよ。
よっぽど○○型のキャリパーじゃないと嫌だ!ってこだわりがあれば話しは別ですが、そうでなければ5800番台の105からアルテグラなどに変えたら十分以上に性能ばっちりになりますよ。
とアドバイスをいただき、キャリパー本体を買っておこう。
外した5800番台の105ブレーキは綺麗に洗浄などメンテした後で予備パーツとして保管しておこう!となりました。
そこで選んだのは最新の12速化されたアルテグラのリムブレーキキャリパー
以前のアルテモデルと比較しても謎にちょっと安くなっていて18000円(税別)らしい。
組み付け工賃込みで2万円で組んでもらえるとの事で、発注しました。
…その30分後に、私のスマホに「ピロン♪」とLINEの着信音が。
見ると、店長から「極上」の中古デュラエースのリムブレーキキャリパーが在庫であるのを思い出しました。
これでよろしければ、取付け工賃込みで25000円でOKです。
どうされますか?
もう秒で「お願いします」と返しました。
ラッキーでした。
非常にラッキー。
そして、2018年から…正確には妻のエモンダALR5を買ったのが最初なので、2017年末頃からのお付き合いなので知っているんですけど、店長がいう「極上」系の中古パーツは、とある変態(いい意味で)なお客さんが時々放出される、マジでほとんど走ってない新品だと言っても普通なら気付かない程、使ってない中古パーツなんですよ。
なので、今回私にまわってきたデュラブレーキはきっと…
…そうです。
一昨年だったでしょうか。
妻にどうですか?
と極上のエモンダSLRのプロジェクトワン品を買いませんか?
と声をかけていただいて、当時はデュラまで組んだ状態で買うのは価格的に精神的な壁を突破できるだけの胆力を我々夫婦が持っていなかったのでコンポは別で売っていただいて、フレームセットとして買わしていただき、ハンドルやステムはポジションが合わなかったのでフィッティングとってもらって妻のポジションに合わす必要があったので別で買い(と言ってもそのお店で買ってるんですけど)コンポーネントは当時の11速アルテグラ(8000番台)で組んでもらった経緯があるんですけど、恐らくその時にその個体から外したデュラブレーキですわ…
巡り巡って私のエモンダに、そのデュラブレーキが付く事になるとは…w
不思議な縁ですね。
ていうか、あれからデュラブレーキ売れてなかったんだ。
ひょっとしたら、他のSTIやフロントディレイラーやリアディレイラーも残っているのかも知れないな。
あってもDi2だから、私のエモンダに組めない(正確には組めますが、Di2は組むつもりがないのです。完全内装…できるかもですけど、当時のエモンダSLは普通に組むと完全内装にならず、ジャンクションが飛び出す納まりになるんだったっけな?なんせ、ちょっとアレなんですw)ので、それは残念ですけど。
機械式のデュラだったらちょっと無理してでも買ってたかもですね~。
まずはブレーキキャリパーを確保できたのがとってもラッキーでした。
この調子で、少しずつSTIやFDやRDも手に入れていこうと思います。
Posted at 2022/06/18 14:39:51 | |
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