2023年09月13日
私がまだ20代だった頃の思い出話しを少し…
BNR32に初めて乗せてもらった時は、クルマに対して経験自体が浅くて(今でもそんな経験積んでるワケじゃないですけれど)とにかくスゲー!スゲー!でした。
それから初代RAV4を購入して、友人たちとBBQ行ったり海へ山へと楽しんでいるうちに気付くとオフロード走ってましたw
河内長野の方に、今もあるのかまでは知りませんけど一日1500円だったかな?
リーズナブルなお値段で走れるオフロードコースがあったんですよ。
初めて訪れた時、入口横のフラットダート場でランエボが練習走行していたのが懐かしいですw
当時は…エボ1かエボ2でしょうか。
エボ3だったっけな?
エボ2だった気がする…。
クルマに乗って遊びに行く
から
クルマを使って遊ぶ
に変わった瞬間でした。
オートマのRAV4でオフロード走ってどうすんねんw
という意見はごもっともですけれど、楽しむ分には楽しめるんですよ。
オフロード走る事からクルマの楽しみ方が変わっていき、徐々に舗装路(身近に存在しますしねw)メインで遊ぶようになっていきます。
そして、WGNC34ステージアに買い替えました。
この時も言うても、ほとんどレジャーで使うのみでクルマ改造してまで遊びだすのはもうちょっと後の話し。
WGNC34を購入して二年ほど経った時に、今もとてもお世話になっている先輩と出会い、何度か日本一にもなった某有名店を紹介していただき、そこからさらに珠玉の体験をしていく事になります。
そうこうしているうちに、BCNR33に乗ります。
BCNR33はとても良いクルマでした。
RB26を良い時代に経験できて、本当に良かったと思います。
恵まれた時期でしたね~。
ハイオクも今からだと信じられないくらい安かったですしw
BCNR33の時に、初めて「空力良いな」というのを体験します。
今のクルマほど洗練されているワケじゃないんですけれど、それでも今まで乗せてもらったり乗ったクルマ達と比較して「空気と友達」という体験をします。
風切り音が少ないんですよね。
BCNR33を体験した後で、改めてBNR32に乗る機会があったんですけれどその時に強くそれを感じましたね。
BNR32も発売年次を考えたら、十分以上に空力に配慮された車で変な揚力が出て不安になる…という事はなかったんですけれど、フロントウィンドウの上部だったかな~…もう記憶が遠い昔なんでうろ覚えで申し訳ないんですけれど、BCNR33と比較してちょこっと風切り音が出ていたんですよね。
そこは32と33の発売年次の年数分だけの差かな!
と妙に納得した記憶があります。
…ドアミラーのあたりからだったかなw
BCNR33の後、HCR32に乗って先祖返り。
HCR32でジムカーナにハマるw
あの頃はとにかく数も距離も乗りましたね~。
楽しかったなぁ~。
結婚を機に、ずっと重量級(今となっては軽い部類になっちゃいますけれど)のターボ車ばかり乗っていたんで、軽くて経済的なNAモデルに興味があったのと
貯金したかったのもあってAK12マーチを買います。
MTで注文したんスよねぇ~
納車の時、妻の要望とディーラーのはからいでATになってましたねぇw
ATでサーキット走らんわ!…と思っていたんですけれど、不利なのは百も承知でATで何故かジムカーナ走ってましたねぇw
タイムは推して知るべしでしたけれど。
それでも、いろいろ工夫して走っていて楽しかったです。
AK12マーチも、そんなに空力悪くなかったですね。
ダウンフォースとかそっち方面の話しではなくて。
AK12マーチのあと、GDBのF型に乗ります。
GDBに初めて乗った時に驚きましたよ。
高速の轍に反応するw
いろいろダイレクト。
洗練性という意味では、WGNC34やBCNR33の方が一枚か二枚上手でした。
やっぱスカイラインは高級車なんだなと。(当時の国産車のお値段の割には…アッパーミドルっていうんでしょうか)
GDBはその辺の洗練性が足りない。
もうちょっとなんとかならんかい?
って思ったのは最初の数日だけで。
実際に乗って驚いたボディ剛性の高さ。
洗練性が足りないと感じるのは、そのままダイレクトさでもありました。
純正デフのまんまでも、四輪ドリフトやろうと思えばできるんですよね!
スバルの開発者の人たちアホやん(褒め言葉)
STIのトップガンと言われている辰巳さん、アホやん!(超褒め言葉)
ルノーのウルゴンさんにも通じるアツい人がGDBを作ってたんだ…。
という満足感が後からにじみ出てきました。
BCNR33を代表とする、当時の日産のトップガンの人たちもアツい人たちなんですけれどね。
GDBは、なんかそういう人たちがより身近に感じられる…というと語弊があるかもですけれど、なんかそういうプロダクトでした。
そんなクルマに乗った後だからこそ?かも知れません。
その次に選んだクルマがメガーヌ3RSだったというのは、潜在意識でそういうのを求めていたのかも知れません。
久しぶりのFF。
しかも、FFでは個人的にご法度だと思っていた大パワーターボのFF。
FFでターボってアホちゃうんw(褒め言葉)
とかなんとか言って、5年9か月くらいだったでしょうか。
乗ったGDBから乗り替えるのは、GDBを大変気に入っていたからちょっと後ろ髪惹かれていたんですけれど
なんとなく…
正確にはルノーにも惹かれていたんですよね。
最初に興味を持ったのが、ルーテシアRSでした。
ルノーのディーラーに初めて訪れました。
当初、大変興味を持っていたのがルーテシアRSだったので、試乗させていただきました。
痛快の一言でしたね~。
シリアスな速さという意味では、シビックタイプRに敵うところではないのだろうと思いますが、高回転型NAの割に中低速が割とあって(それでもK20Aの方が中低速も太いでしょうけれど…直接比較した事がないのにしても、そう思います)私のような人間でも乗りやすい。
古典的な「すぽーつかー」な排気音にも惹かれるw
私は完全に目がハートマークになったんですけれど、身長の低い妻が乗るとフロントウィンドウの下端付近で視界が歪んで目が疲れる。
長距離は厳しいかも。
と、珍しく率直な感想を私に言います。
諦めた最大の要因は、買いに行った時期が悪くて
ルーテシアRSは…なんだったでしょうかw
なんかの規制をクリアできないんで、もう正規モデルは入って来ないそうなんですよね。
欲しいボディカラーの在庫車はもうなかったか、日本国内の在庫車をあたってみます(`・ω・´)ゞという状況だったような記憶があります。
そして「即決してください!」の一言。
私は十分に欲しい。
それだけの魅力があるクルマでしたが、妻の一言が気になる。
私の一存で選んで妻がしんどい想いをするのは本望ではないです。
くぅ~…
気に入ったクルマを買えないってのは辛いけれど…
という時に、入ってきて間もないメガーヌ3RS展示車のお尻が気になります。
そう、私はクルマのお尻フェチ。
魅力的なヒップに惹かれながらも、当日はそのまま退散。
そう、GDB気に入っていたのに何故、ルノーに惹かれたのか。
ターボAWD率が高い私が、単純な二輪駆動に惹かれるという理由があったのもひとつ。
その場合はFRなどの後輪駆動に行きたい気持ちもありましたが、当時気楽に手に入る後輪駆動で「4座」で、そこそこの予算で入手できる車で魅力的なクルマがなかったように思います。
800~1000万円とか出せば話しは別ですが(具体的にはM3)。
450万円までの手頃な価格で新車で…となると、なかったんですよね。確か。
フェアレディZは2座ですし、同じシャシーのV35やV36スカイラインは当時の私が求めているクルマ像ではなかったんですよね。
今思えばV35クーペとか魅力的ですけれどね~w
なんかちょっと、フレッシュな感じが欲しかったんですよね。
あと、「燃費」
そう、「燃費」
GDBの唯一と言って良い欠点ではないでしょうか。
燃費が多少悪くたって良いんですよ。
タンク容量が小さいw
妻の実家へ帰省する際に、重度の渋滞とかない限りは途中で給油せずとも燃料計の1/4は残した状態で帰省できるんで良いんですけど、事故渋滞などなんかあったらヒヤヒヤするんですよ。
サーキットから足洗うんだったら(当時はここでもサーキットをいったん辞める方向でした)、そういう悩みから完全に解放されたい。
そういう欲求があったんですね。
そういう欲求がある癖に、走り方面の気持ち良さや楽しさは捨てたくないな~…
という考えから、ルノーに白羽の矢がたったワケです。
そうやん!
ルノーが面白そうなクルマを売ってるやん!!
当時の雑誌で、頻繁に後ろ表紙とかでルノーの広告が全面にドバーンと掲載されていたりしていたのもありました。
とにかく、気付けたんですよね。
そして、古い友人が時々ルノーの普通のモデルとか乗ってきてくれて、乗せてもらったりしいたのも大きかったです。
実に普通。
良い意味で普通。
普通なのに、普通に乗っているだけでちょっと楽しい。
なんか良いよね、ルノー。
というイメージ。
それのRS(ルノースポール)ってどんなだ!?
その古き友人はクリオV6(並行モデルなので、本国ネームのクリオでした)にも乗っていたんですよね。
ジムカーナでお互い競いました。
その頃の私はHCR32に乗っていたんですよ。
あんな変態車作るメーカーが、実車の方でも鉄とゴムという当たり前のマテリアルしか使ってないのに良い乗り味の車を作る。
見た目ちょっとだけちゃっちぃところもあるのに、意外にもボディがガッシリしていたのも好印象でした。
そんなイメージにも助けられて、ルーテシアRSは諦めざるを得なかったんですけれど、ショールームで展示車で見かけた「お尻」
雑誌などの記事や写真で見るよりも魅力的な「お尻」
お尻に惹かれて、再びルノーディーラーに行きます。
メガーヌ3RSに乗って、びっくり。
フツー。
恐ろしいほど、フツー。
試乗車で飛ばさないから余計にフツー。
あまりにもフツー。
ルーテシアRSほどの楽しさがない。
でも、ターボエンジンの割にフケが良いなwとか、感心するところはあるにせよ。
レブリミットもターボエンジンよろしく低いですし、なんかあまりにもフツー。
お礼を伝えて帰路につくも、なんだかルーテシアRSに乗った後以上にメガーヌ3RSの乗り味が妙に頭に残ります。
後で気付きます。
FFで250馬力って、何かの雑誌で見たけど(当時でも古い記事です)
FFで普通に走れるかもしれない限界点がその出力。
それより馬力上げてもFFはまともに走れない。
そんな記事を読んだのを思い出す。
そして、そんなクソ馬力…というより、最高出力よりも驚くべきドライバビリティを誇る、あんなにも「フツー」って感じさせる中低速トルクを発揮しているにも関わらず「フツー」だったっていうのは、案外凄い事なんじゃないか?!
再び、ルノーディーラーさんにお邪魔します。
もう買う気マンマンで。
今一度、確かめるように試乗させていただく。
ルノーさんは、営業マンさんが同乗しないこともあります。
すっかり我々夫婦を信頼しきってくださっていたので、夫婦だけでゆっくりどうぞ!と試乗させてくれます。
このアットホームな感じも良い。
このディーラーさんと営業さんにお世話になりたいなぁという気持ちも自然とわいてきます。
そして、ちょっと確かめるような走りをします。
無茶な運転じゃないですよw
タイヤが鳴いたりもしません。
安全運転の範囲で試させてもらいます。
その領域だと、なんて素直に曲がるFFなんだと。
ていうか、FFっぽくない旋回性能も感じられるぞ!?
車側から急かされることもないんで、のんびりと走っていても癒しを感じられる。
落ち着いて乗る事で、やっと感じられた「癒し」
これ、長距離乗っても疲れないんじゃないか?
やっぱり、乗ってインパクトはなかったけれど
後からずんずんやってくる。
後から後からズンズンやってくる。
この後、ボクスターに乗る事でより深く実感する「普通じゃない普遍性」をこの時に「認識します」
ルノー、良いじゃないか!
という事で契約印をポンと押しました。
今でも、あのタイミングでGDBに乗って市販車両なのに、競技ベースのSpec.Cでもないのにあの乗り味を体験できたこと。
そのあと、メガーヌ3RSに乗れたこと。
メガーヌ3RSは、最新と古典的な魅力の良い意味で良い塩梅でミックスされた、良いクルマだったと今でも思います。
最新型のメガーヌRSは間違いなくメガーヌ3RSよりも速いでしょうけれど、メガーヌ3RSにはメガーヌ3RSにしかない魅力があると思います。
それを言うと、メガーヌ2RSの方がより「鉄の味」がして魅力だぜ!
という沼にハマっていくそのものな話題が出てくるでしょうけれどw
メガーヌ3RSは、その狭間で良い塩梅だったように思います。
その後、偶然にも良い出会いがあって
当時の左ハンドル、MT車両の981の中でも日本全国で出自がしっかりとした個体の中では最安値だったんじゃないでしょうか。
その981に乗って、幌屋根なのに…
馬力はメガーヌ3RSと、そう大して変わらないのに…
トルクではターボとNAで10kg・mは981の方が小さいのに…
150km/h以上の車速の伸び方の違いに、「空力の差」をまさかオープンカーで体感することになるとは…
という驚きの体験が後に控えているんですけれど、何やら長くなっちゃったので今日はこの辺で…(いつもこのパターンw、で、続き書いたためしの方が少ないw)
Posted at 2023/09/13 17:18:44 | |
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