若者のクルマ離れと言われて久しいですが、最近の人たちの価値観からこんな話題があがっています。
免許取得しても車を買わない若者たち「これは身分証」「車は贅沢品」
確かに、こういった価値観は一理あります。
間違ってはいません。
しかし、記事の締めくくりが良くないと思います。
「若者の車離れ」ではなく「お金の若者離れ」だと締めくくっています。
要するに、ライフスタイルの表れなんじゃなく若者が得るべき報酬を得られていない。
車が現実問題として贅沢品となってしまっていて、費用面でハードルが高いと。
価値観として「車は無駄」
「たまにしか乗らないのに、メンテナンスや車検などが面倒。維持費がもったいない」
というライフスタイルで「クルマを買わない。クルマを買うくらいなら別な事にお金を使う」という価値観なら問題ありません。
しかし、記事の締めくくりのように収入が少ないから費用面でのハードルが高いので若者は車を買わないという選択肢を取っている。
かのような記事の締めくくりかたをしています。
もし、お金に余裕があれば車を買うという選択肢を持つ若い人が、収入に余裕がないから車を買わない。
というのであれば、それは個人的にはダメだと思います。
収入が低いのであれば、努力すれば良いだけの事です。
会社の給与システム的に多くは望めないのであれば、なぜとりあえずでその会社に入ったのか。
就職難だから、そんな贅沢言えない。
というのであれば、本当に納得いくまで努力したのか。
きちんと良い会社に就職できた人でも、その会社の大皿の上であぐらをかいて仕事ができない人が現実多いです。
本人はあぐらをかいているつもりもなければ、認識していないにも関わらずです。
結果的にあぐらをかいている。
なぜそんな事を言うのかというと、ここ10数年の間にそんな人が身近に増えているからです。
わかりやすく例えると、仕事をしている上でわたしのような技術職の場合は初めて触れる技術や納め方や構造に出会う事が多いです。
何年経験を積もうとも、様々な分野の進歩などで10年前と現在とでは似たような構造や納まりでも実際には違うモノに変わっていることなどザラです。
初めてだから「解らない。」「知りませんでした」では仕事になりません。
そのような背景もあるから余計にそう思うのかも知れませんが、わたしがここ10数年の間にたくさん出会った同業者の方を通じて思うことがあります。
・失敗したが、まだ経験が浅いのでしょうがない。
そのうち(経験を積めば)大丈夫だろう。
という安直な考えのもと、何故失敗したのかなどを考察もせずに本人は自覚がありませんが手を変え品を変えて同じような失敗を繰り返す。
年齢と共に役職は上がっていき、責任と業務が増えるが「ずっと初めてなので」失敗を繰り返すし、本来役職があがる事でやらないといけない業務をこなせていないのに「気付かない」
理解できてない事を理解していない。
わかってない事をわかっていない。
そんな人が増えました。
そして、最近の業界は~と愚痴をこぼします。
わたしから言わすと(# ゚Д゚)ハァ!?
社会人 一年生だろうが二年生だろうが十年生だろうがこういう人種は何も変わりません。
一年生だろうが仕事をする上でわからない事があれば、その場で調べてその内容を本質からきちんと理解をし、今は担当じゃなくても将来担当になる事なんて当たり前なんだから、仕事を任された時にきちんとこなせるように勉強するのが「当たり前」だと思うのです。
プロなんですから。
お金貰って仕事しているんですから「知らぬは罪」なんです。
元の話題に戻りますが、こういう人たちは表立っての役職はあがっていきますが、会社もバカじゃないので給料はそんなに上がっていません。
なので立場は得ているけれど、いまだに軽に乗っているし、住居も賃貸だったりします。
それがイカンとは言いませんが、私が言いたい事はそういう事です。
今の待遇がこうだから、こういうのは贅沢。
と生活を質素にして足元をきちんと見ながら生活をするのは大前提として正しいですが、そのままその状況に甘んじることなく貪欲に自分の仕事の範疇外でも知識や知恵を取り込んでいき、将来のためのスキルアップに勤しまない限りは、延々と贅沢できない状況が続くのみです。
年齢を重ねる事で多少の収入アップはあるでしょうけれど、そんなんで良いんですか?
せっかく親にお金を出してもらい…中にはそんな恵まれた人たちだけではないでしょうけれど、苦労して学校に行き、勉学に勤しみ、厳しい就職活動に打ち勝って収入を得ている。
生活できるベースは築けている。
そこで甘んじるのではなく、もっと上を目指して頑張れないのか?
頑張っているけれど、日の目をみれないのか。
どちらにしても、頑張っていれば必ず誰かが見てくれています。
いつか認められます。
お金の若者離れなんて安易な言葉を書くのではなく、そういう啓蒙的な記事を記者も書けないんですかね。
若い人をクサす為に書いているんではありません。
若いというだけで「可能性の連続」です。
今の状況に甘んじるのではなく、何かひとつ。
小さな事からでも始めませんか。
日々の業務をこなすだけではなく、何かひとつ。
その努力の積み重ねが将来の幸せな生活を導くんだと思います。
Posted at 2020/12/17 15:53:23 | |
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