ターボは廃止 ポルシェ マカン 改良モデル発表
マカンが二度目のマイナーチェンジを迎えました。
実にロングライフなモデルですね。
2014年からなので、早いものでもう七年にもなるんですね。
次期マカンがデビューするまでのつなぎ…というと言い方が悪いですが最終熟成がなされたモデルになるんでしょうね。
モデルグレードが整理されて、マカンターボが廃止。
これは結構衝撃受けましたw
そして、ベースモデルからS、GTSが全て更なるチューンナップ。
ベースモデルが244ps→265psにパワーアップ。
…?
日本の馬力表示だと、中期モデルとなるマカンベースグレードは256psだったような?
244だとbhp(英出力)表記?
と疑問を持ち、単位変換のページでpsとbhpで数値入力すると…
256ps=252.5bhpだそうで、単なる誤表記か?
それとも、どっかの記事で読んだマイナー後の中期ベースグレードが256psにパワーアップした。というのが私の勘違いだったのかな。
なんてぼんやり考えながら試乗記をググってみました。
ポルシェ マカン(4WD/7AT)
WebCGの記事を紹介しております。
Webページの見出しはAWDという表記じゃないんですねw
それはさておき、こちらの記事ではマイナー後の中期ベースグレードは252psとスペック表にも、文中にも記されています。
gooネットのモデル紹介では、245ps(惜しいw)とありますね。
もうググるの辞めましたw
たぶん、私がうろ覚えとは言え「256ps」という記事もどこかであったんですよ。きっと。
えらいベースグレードの馬力表示で長なってもたw
マカンSに至っては、354psから一気に380psに!!
マカンGTSに至っては一気に440psに!!(実質GTSがターボ相当に)
うーん…
ポルシェのことだから、馬力上がっても乗り味とか下からのトルクとかは大丈夫だろうけれど、全般的な雰囲気とかはやっぱり「速いクルマ」の雰囲気が出ちゃってるだろうなぁ。
乗ってみないとわからんけれどw
遅いよりは速い方が良いけれど…
とは良く言うけれど、最近のわたしはヘタに速いよりは遅くても良い。
しっかりとセッティングされた車の方がイイ。と思うフシがあります。
GT3は大好物なんですけれどねw
相反しているみたいですが、あれは別格。普通にも乗れるすんごい車。
マカンもどんどん進化していってるけれど、大事な良さを失って欲しくないな…
なんてちょっぴり考えてしまいました。
スポーツクロノをオプションで選ぶともれなく付いてくるダッシュボード上のストップウォッチ。
これが、オプションの有無関係なしに全車に標準装備するように変わったそうです。
オプションの有無関係なしに、部品代が多少嵩んでも取付ける。
…モロに大量生産に向けたコストダウン臭さを感じてしまう。
ポルシェユーザーとなった方の約半数?
もうちょっと少ない割合でしょうか。
そういった方たちは俗に言う「先祖返りする」と言われる行動を取られます。
現行モデルでその素晴らしさに触れ、過去のモデルを触れる事で過去のモデルにしかない魅力に捉われてそっちの世界へ行っちゃう方向性です。
私は、正直に言うと…
981を買ったばかりの頃はその素晴らしさに触れて「ポルシェってイイ!」と思うと同時に、スポーツカーモデルで最廉価なモデルでさえ他社のエボクラスと同等のパフォーマンスで、しかもNAのオープンカーで走りのオプション全く付いてない正に「素」のモデルでこんなに素晴らしい走りを披露するんだから、上位グレードやモデルなんてどんなにすげぇんだ!
古いモデルに興味を持って先祖返りする人の気が知れないぜ!(失礼w
と、考える節がありました。
しかし、981と付き合う月日が流れるに従って、目立った派手派手しいサーキットでのスポーツ走行方面のパフォーマンスだけでなく、普通にそろ~っと走ってる時にこそ感じる美点や、ただただ剛性が凄いとか強度が高いとか(実際、強度も剛性も確かなモノですが)だけでなく、乗って走っている時に「気持ちいい」と感じられる走行中の微細な振動や音などの「チューニング」が施されているとしか思えない素晴らしいボディ構成・設計・構造に痺れました。
評論家の方が言っていた「アコースティックな領域まできちんと作りこまれている」という表現が正にぴったりだと感心しました。
遮音材とか、レクサスどころか普通のトヨタ車より少ないんじゃないの?
というくらいの材料しか取付けられていないのに、不快な振動や騒音などはビシッと抑えられています。
それは、強固なフロアまわりの剛性とオープンカーという上方に抜けていく構成の妙もあるでしょうね。
そんな根本的なところの魅力再発見から、どんどんポルシェにハマっていきまして。
そんな時にお世話になっているショップさんが車検だったか、なんかの時にご厚意で代車として993のティプトロモデルを貸してくださったんですよね!
スポーツカーはMTに限る!(キリッ
と思わなくないですけれど、それがまるっきり180度考え方が反転するほど993のティプトロは気持ち良かった。
また、MTの964に乗せてもらう機会にも恵まれて空冷時代のスパルタンなモデルでも「連綿と受け継がれているポルシェの走り」は変わっていない!
という事に驚き、どの年代のポルシェに乗っても「スポーツカーとして優れているのは勿論だが、それ以前にまず乗用車としても優れている」という事実に感銘を受けます。
空冷みたいな1980年代や1990年代のクルマでも、初めて乗ってもまるで初めて乗ったんじゃないみたいに、最初から普通に運転できます。
そうなると、スペックだの何だのと視野が狭い選択肢から…
一気に全モデルが魅力的な選択肢として浮かび上がってきます。
私はいろいろ悩みました。
ここのブログでも散々記事書いてるのでご存知の方が多いと思いますw
最新モデルの華々しいスペックにも惹かれますが、やっぱり私も先祖返りする方向に惹かれますねw
なんだかとりとめのない長文となっちゃいましたが…
そんな事まで考えてしまう今回のマカンマイナーチェンジ。
そうです、同じ車種なのに少し一抹の寂しさを感じるマイナーチェンジでした。
車として、今売る新型車として一般受けするのはマイナー後のマカンなんでしょう。間違いなく。
でも、こういった記事を見て。
実際に乗り比べないと結論なんて出せませんが、私は前期のモデルを買えて良かったなぁ…。
今乗ってるマカンを大事に乗り続けたいな。
なんて考えちゃいました。
981も95Bも、偶然なんですがほぼOP付いてない個体と縁があって入手しております。
後からいろいろ知って、そう思うんですが偶然にも私好みの仕様なんですよね。
そういう幸運にも恵まれて、ラッキーだと思います。
さて、単身赴任が解けた時に
妻が許してくれたらですが…