ゴミ商材の見分け方

　巷に溢れる驚異的な勝率を宣伝するサギ商材に騙されない為にトレードルールの期待値と勝率について書いてみます。

＜トレードルールの期待値＞

「たかが5Pipsされど5Pips、勝率80％で億万長者へ」という感じのいかにも儲かりそうな手法、セミナーの場合。（損切りのSTOPは-50Pipsということだった）

利益の期待値を計算するとそのルールで資金が増えるか減るか分かります。

一回当たりのトレードの期待値は
（勝ったときの利益×勝率）＋（損失×負け率）
＝（+5Pips×0.8）+（-50Pips×0.2）＝4-10＝-6Pips

期待値がマイナスなので、トレードすればするほど損！
よって、使い物にならない！（逆指標としては使えるかもね）

勝ち幅が+10Pipsでも8-10＝-2だからダメ。
STOPにヒットした瞬間にスリッページが発生するかもしれないので、その分も考慮すると勝ったときの幅は+20～25Pは欲しいところ。
（+25×0.8＝20P）+（-50×0.2＝-10P）＝20-10＝10P…これが最低ライン？

でもね。
相場の動きって、基本的に上か下の２つ（金利は無視、動かないのは損得なしなので、やはり無視）だから確率は1/2、50％を基準に考えるべきだと思う。

勝率50％で資金が増えるルールを自分で作ったほうが確実でしょ？

例えば、勝つときは２、負けるときは１というルールなら勝率50％で１トレードあたりの期待値は
（2×0.5）+（-1×0.5）＝1-0.5＝+0.5
　期待値がプラスなので、資金は増えていくルールです。

　勝率50％の場合は、期待値はプラスであることが絶対条件！

　利益と損失が１：１の場合は、勝率が50％だと期待値はゼロなので、勝率＞50％が必要。

　ダウ理論や移動平均線の意味を知るだけでも勝率は50％を軽く超えると思います。

　まして、マーフィーさんのスパンモデル、スーパーボリンジャーバンドの見方、使い方を学び相場と友達になれば、怖いものなしだと思う（取引業者リスクは別として＾＾；）。

　というわけで、高確率の勝率を宣伝する商材ほど、本当に使い物（もし、デイトレ用の手法なのに数日間サインが出ないとかだったら、使い物になりませんよね）になるかどうかは怪しいわけです。

　そもそも宣伝通り、すぐに億万長者になれる手法が数万円～数十万円で本当に一般公開されると思いますか？（商材を販売する時点で儲からない手法だと白状しているようなものです）

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