足がつるのは塩分不足の警告という話

　ルリマツリさんのブログに「足がつる」話が出たので、「そりゃ塩分不足じゃないの？」ってかいたのでその根拠を書いてみた。

1996/8/5発行　ＰＬＡＹ　ＢＯＯＫＳ　
「塩と水の聖なる話」　ＦＬＩ食と生活情報センター所長　八藤　眞　著　より、関係する部分だけ適当に要約して紹介してみる。

＜Ｐ78～80より抜粋＞
　夏場のゴルフ場でよく足がつる汗っかきの友人に持参の熟成塩（食塩、塩化Ｎａではない海水から作った昔ながらのミネラルたっぷりの塩）をなめさせたら大抵その場であっさり治ってしまう。
　ナトリウムが不足すると筋肉の収縮と仕官の連携がうまく行かなくなり収縮しっぱなしという状態に陥る。　これが足がつるという現象。

　筋肉が弛緩状態のときは、筋肉細胞の外液にはナトリウムが多く、カルシウム、マグネシウムは少なく、逆に内液には、カルシウムやマグネシウムが多くナトリウムが少ない状態。
　脳や脊髄から「筋肉収縮」の信号でくると外液中のナトリウムは細胞膜を経て内液に入り込み代わりに内液中のカルシウムやマグネシウムは外液へ出て行く。
　こうなると筋肉細胞は硬く緊張し結果として筋肉がグッと収縮する。

　逆の信号がくると逆のアクションで筋肉は弛緩する。

歩行も動作も肺の呼吸も心臓の鼓動も人体の筋肉運動は全てこの繰り返しで行われている。
大量に汗をかいて塩分を失った体が塩分を欲しがり、細胞内に入ってきたナトリウムイオンを放そうとしなくなり、結果的に筋肉が収縮したまま硬直した状態が続き、筋肉の収縮と弛緩がうまく行かなくなっているわけです。

　言い換えれば、多量の汗で失われた塩分不足を脳に知らせようとする身体からのＳＯＳ信号なのです。
---引用終わり---

つーことで、昔の釜焚きの人や炎天下で働く人が塩をなめないと塩気が抜けて、最悪、死ぬってのは、痙攣が心臓の筋肉で起きたら心臓麻痺で一発で逝ってしまうっつーことですな。

ポカリスエットの原型も塩水だ。
塩分不足は命に関わるのだ。
上杉→武田へ塩を送った美談「敵に塩を送る」の例があるのに塩は健康に悪いっていうマスゴミの洗脳がまだ残っている世の中なんだろう。
元になったであろうダールレポートのでたらめについて次回かいてみる。

この記事を読んだ人には、出来れば1ｋｇ100円程度の安価な工業塩（ＮａＣｌ99％）ではなく、海水を天日干しして作った自然のミネラルを含んだ良い塩（ＮａＣｌ60％で他はＣａその他のミネラルとかいうのもあった）を選ばれたいと思う今日この頃なのだ。