2011年06月10日
あこぎな商売 無料ゲーム 心が問題だったのだと気が付いた
去年、モバイル用のゲームのCMが昔のサラ金並みに流れていた。
うたい文句は”無料”で、小さい字で”一部コンテンツは有料”と書いてあった。
その一部有料なものを利用しないとゲーム内で快適に遊べないのは、容易に想像がつく。
溢れかえっているCMの広告料をゲーム内の広告収入だけで賄えるとは思えないし、膨大な利益を上げられるとは考えにくいから、課金サービスが利益の源泉だろう。
DeNAの決算を見ると
2010年1~3月期連結決算は、売上高が前年同期比81%増の190億円、営業利益が2.4倍の98 億円。
平成23年3月期の連結業績(平成22年4月1日~平成23年3月31日)は
売上高 1,127億円(前期比134.3%増) ←うちソーシャル事業の売上高が972億円
営業利益 560億円(同163.8%増)
経常利益 562億円(同161.4%増)
当期純利益 316億円(同177.9%増)
グリーのほうは 2011.6月期 第3四半期(累積9ヶ月)
売上高 430億円
営業利益 213億円
経常利益 211億円
当期純利益 125億円
↑やっぱりぼろ儲けしている。
ゲーム内の課金サービス、アイテムの集金は、携帯のキャリア各社が通信料と一緒にやってくれるから取り損ないはない。
子供がゲーム内のアイテム欲しさに有料サービスを利用して、何万円も請求されて問題にもなった。
子供は、課金の上限が設定されたそうだが、親名義の携帯ならその制限も関係ない。
”無料”で誘い込んだゲームの中にそれを使わないとなかなか勝てないというか有利になる”有料サービス”の誘惑が一杯ある。
子供がそれらの誘惑に勝てるとは思えない。(分別のつくはずの大人でも誘惑には弱いのだから)
歓楽街にある”ボッタクリバー”や”キャバクラ”とシステムは、同じだ。
しかも携帯電話だから、実際の作業は クリックだけ。
コレは、クリックサギみたいなもんだ。
実際には、サービスがあるので、架空ではないが、ボッタクリみたいなもんだ。
売り上げの約3割が純利益なんだから、今回の震災への義捐金は、最大限して欲しいものだと思う。
ゲーム内の通貨、アイテムの相場を勝手に変更した話も話題になっていた。
ユーザーを無視して勝手にレートを変えるなど、頭が悪すぎる。
そんなレベルのゲームが面白いとは思えないし、そんなことに費やす時間が勿体無いから、そんなゲームには興味が無い。
どう考えてもまともじゃない。
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「モバゲー」に排除命令 グリーの取引妨害 公取委 2011年6月9日23時22分
公取委によると、DeNAは昨年7~8月、モバゲータウンにオンラインゲームを提供している制作会社約40社に対し、グリーのサイトにはゲームを提供しないように要請。ゲームを提供した場合には、モバゲータウンからゲームのリンクを削除することを伝えたという。
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↑やっぱりまともじゃない。
WBSでアナウンスされたDeNAのコメント「命令を真摯に受け止め コンプライアンス体制を強化する」
コンプライアンス (英語: compliance) 法令遵守………まともな企業なら独占禁止法を知らないはずが無いし、法を守らない企業は、無法企業ってことだからそれだけで社会的にはダーク(社員にとってブラックかどうかは知らんが)企業だろう。
なのでDeNAのコメントは「今後は、表ざたにならないように ばれない様に上手くやるような体制に強化する」ようにしか聞こえない。
去年の7~8月の話を今まで一年弱も法令違反を放置してきた企業の体質が急に変るわけが無い。
まともな企業や経営者なら、独禁法は知っているし、違法行為を知ったら、すぐに全社に法令順守を徹底するだろう。
再教育しても従わない社員がいたら、それは、企業としても社会の構成員としても不適格なので、リストラなどで対外的に迷惑にならないように配置換えするなり、転退職を勧めれば良い話。
「今後は法令順守します」という意味にとったら「それが本当なら、なぜ1年弱の間にその体制にしなかったのか?」という疑問が生じる。
本当に法令順守をする気があるのなら「この一年の間に再発防止策を徹底しました。全社員への教育も完了しました」というのが本当だろう。
まぁ、しかし、開発会社40社に対して行った以上、当たり前にやってきたんだろう。
開発会社を縛ったり抱え込むなら、それなりに保護するなり、対等な契約を結び、相互利益を図るべきだろうし、それが出来ていたら問題にはならなかっただろう。
問題になったのだから、契約が一方的だったのか、不利益をこうむった会社があったのだろう。
マインド(心、精神)としては、奪うタイプ。
この略奪タイプの経営者、管理職、社員は、本来協力してもらうパートナーの開発会社とユーザーを搾取する対象としてしか見られないのだろう。
心が貧しいから他者から奪うという発想しか出来ないのだろう。
心が豊かだったら、世の中を便利に豊かにする新しいゲームやサービスを提供して、社会を豊かにした結果、自分も経済的に潤うのだという発想になるはずだから。
経営の神様と呼ばれた松下幸之助さんは、経営哲学を持っていた。
世の中を豊かで便利にするのが使命で、役に立たなくなった会社は、世の中に必要とされなくなりつぶれると。
でも創業者が亡くなった後のP社グループは、心が豊かな経営者が少なかった。
残ったグループ会社が、吸収、合併、リストラを繰り返していることからもそれは分かる。
なるほど!
心が豊か(与える) か 貧しいか(奪う)? で世の中を見れば、分かりやすい話だと 今頃気が付いた(笑)
この世の99%が、ペテンや悪に満ちているのは、心が貧しい人が多いように教育(洗脳)されているからなんだろう。
この世を創ったのは神でも人間界の仕組みを作ったのは悪魔だと考えると納得できることが多いのもそういう教育の成果なんだろう。
今の政府が国民を守らないのも重大な情報を隠蔽するのも国民を搾取する対象だと思っている人間が多い集団だと考えると分かりやすい。
今の教育では 国家百年の計とか、命を張ってでも国民を守る 位の器の大きな政治家が出てこないようになっているように思えるんは、気のせいではないと思う今日この頃
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サギ暴露、迷惑勧誘 | 日記
Posted at
2011/06/10 18:12:20
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