
2013年の6月ごろに良い本だと聞いたので図書館に予約し、7ヶ月後の1月に借りられた。
「この後も予約者がいるから早く返却してね♪」と言う意味の言葉がレシートに書いてある。(延長不可って)
~子供たちに伝えたい~
と書いてあるように小学生高学年~中学、高校生向けに書いてあるが、大人が読んでも興味深い内容だった。
そういえば、もっといろいろ日本の良いところがあるって自分の中からも出てきたし。
今思えば、私が大阪の高槻市で受けた教育は、高校はともかく、小中学校で教わった日本は、反日教育だったし、自虐史観に染まってしまうのが当然だと思える。
音楽の授業でも「君が代」は教科書に載っていたのに一度も歌ったことが無かった。
その代わり?何のためか分からない「平壌・・・」を何度も何度も歌わされた。
中学高校のころは意味不明だったけど、これ北朝鮮のことだったんだね。
平壌(へいじょう)ってピョンアンだもの。
日本人の学校なのになんで朝鮮の歌をイヤになるほど歌わせられたんだろね!
親に音楽の時間にどの歌を歌わせられたとか、日本の国歌「君が代」を小中高の12年間で一度も歌わなかったこととか、言わなかったけど、もし伝えていたらどうなったんだろうか?
平壌で検索してみた。うんたしかにこんな歌だった↓
平壌は心のふるさと
【作詞】ハツ・セイヨン
【作曲】モー・ヨンイル
【訳詞】関鑑子
1.流れとうとう 水豊かに 飛び散るしぶき 玉とひかる
岸辺を歩む 若者たち 明るい明日を語らいながら
希望に燃える
*ああ 心のふるさとよ
平壌 われらの行く手見守る
2.モランボンのふもと 花咲き乱れ 草青々と 鳥は歌う
若き力 国にささげ 今日のしあわせみんなで歌う
希望に満ちて
*(くりかえし)
3.国のさかえよ そびゆるまち 行く手広がる道よ
苦しみ乗り越え進むわれら 若き力すべてささげ
希望にもえる
*(くりかえし)
ほかにも労働者の歌!みたいのを歌わされたなぁ。
まだ子供だから、課題の歌まで、疑うことを知らなかった。
なんだか重苦しい歌だなぁとは思っていたけどねぇ。
会社に入って、研修のときに会社の綱領、信条、遵奉すべき精神と社歌を教わり、毎朝唱和することになったので、それは困らなかったが、年に数回の式典などの際、「君が代」斉唱!となった際には全く分からずに口パクするしかなかったのには困った。(恥ずかしかった)
せめて、社会に出て困らないように学校でわけの分からない平壌の歌をしつこく歌わせるよりも日本の国歌の君が代を教えてほしかったわ。いやホンマ
学校の校歌の練習の十分の一でも日本の国歌を練習していたら困らなかったのにと思う。
個人的な印象で歌った頻度をいえば北朝鮮の歌60:その他30:校歌10:日本の国歌0(ゼロ)だもの。
高槻市の義務教育の音楽は、日本の教育ではなかったのだろう。
話を戻して本の内容は
日本は世界に比べるものがない奇跡の国だということ。
自分の国を愛せない、歴史も文化も知らない人間が国際人として通用するはずがないのだから、きわめて当たり前のことが書いてある。
・国として一番長い歴史を持つのは日本で2000年以上(2600年以上だよね)で、二位がスェーデンの600年。(米国は1776年~で約240年、中国は1949年~で65年)
・国際儀礼のしきたりでの席順は、皇帝、天皇>国王、法王>大統領>首相
なので、天皇が一番上席。
・江戸は当時の世界一の都市だった。
人口は江戸100万人>ロンドン、パリは40万人
江戸はゴミ一つ落ちていなかったらしい(くずは回収、糞も肥料として回収)
ヨーロッパは、糞は道に溢れ、ハイヒールはそれを踏まないように出来たとか。
そりゃ、不衛生ゆえ伝染病(ペストなど)も流行るわけだわ。
・・・そういえば、最近のTVで21世紀の今でもヨーロッパの古い建物には、配水管がなくて、洗濯や掃除の排水は夜中にベランダから流すとか(道を歩いている人に注意して)日本人妻の番組でみたわ。
・江戸末期の教育水準も世界一(識字率)
江戸70%以上>ロンドン>20%>パリ10%以下
・・・まぁ昔から読み書きそろばんは基本とと言いますからね。
コンビニを出す際に日本人がアメリカに教わりにいったそうですが、基本的なこと(掃除とかレジ打ち)しか教われなかったという話を聞いたことがありますが、当たり前ですね。日本人には当たり前なことが、アメリカでは当たり前ではないのですから。
他民族国家で識字率も低いし、文化も雑多なのだから最低限度のルール、マニュアルを守るようなレベルでしょう。
・イギリスの博物館の人類の進化の順
「サル→類人猿→黒人→黄色人種→白人」
・・・まぁ、イギリス人が有色人種を動物だと思っているという話は聞いたことがあるけど、博物館でも展示されている教育による刷り込みだったのね。
イギリスの国教はキリスト教で、イエス・キリストは白人じゃないんだけど都合の悪いことは無視ですか、そうですか。
・日露戦争、大東亜戦争は、白色人種による有色人種の差別、奴隷化、植民地化政策に対抗したものだった。
・・・その通りですよね。
結果は、日本は戦争に負けましたが、アジアの植民地は独立して、見かけ上は、ほぼなくなりましたからね。
・その後、アメリカの洗脳が日本に対して行われた。(東京裁判)
・・・日本が一方的に悪いという責任の押し付けですね。
白色人種の世界征服を阻止したのが許せないのでしょう。
歴史認識の見直しをアメリカが認めないのは、アメリカが自分の非を認められないという事情ですね。
日本は生き残りをかけて戦った。
負けた結果、今は洗脳されて、働き者だから生かさず殺さず、奴隷のように働かされて、経済的に搾取されている。
見えないところで、経済的には植民地化されているわけだが。
・武士道の紹介、災害時の暴動や略奪がないことは日本人として当たり前だが、世界では驚異。
・老舗、世界一古い企業が金剛組で創業1400年(聖徳太子の時代~)
・自然、エネルギー関係(略)
<読後感想>
子供向けの日本を好きになるための取っ掛かりとしては、良い本だと思う。
右に偏っていると非難されないように配慮されているように思える。
また、自然やエネルギーに関しては、内容が薄いと感じた。
それこそ洗脳が解けていない感じ。
取っ掛かりとしての本だからそこまで求めなくても良いのかもしれないが、残念。
また、子供向けだから、実際に社会で働いたときに欧米人、中国人、韓国人とその企業と仕事をしたときの注意点までは書いていない。
そこまでいくと大人の本になるんだろうけど、高校生向けくらいの面白い本があればいいのにと思った。