大阪へ転勤後、S社担当者に話したら 思いっきり笑われた。(以下、あくまでイメージです)
S担当「当たり前やん!どんなけ安い部品を使こてると思てんのん!」
私「へ? いや そんなん知りまへんがな。そんなに安いんでっか?でもまぁ、二度と買いませんから。S○○YのVHS機はよく故障すると知ってましたが、こっちのS社もでっか。ほーでっかー難儀なwww」
昔は機器の設計もマージン(余裕)を多めにとってたし、部品もマージンを取って設計し、検査をしてたから普通の環境で使ってたら20年くらい平気で使えた。
実際に初めての冬の賞与で買ったブラウン菅のTVは25年以上もった。
その後買い換えた液晶TVは5年くらいで不具合が出始めた。
同じメーカーだったけどブラウン管と液晶ではモノが(設計も部品も)違うから仕方がないとあきらめた。
確かにS社の価格相場は、他のメーカーの相場より数段低かった。
東も西もS社は別格だなと思った。
確かに取引数量も他社と比べて一桁、二桁~多かったけど、品質よりもコスト優先になっていったのは悲しかった。
一度トラブルになったらライン止めて対策して信用回復まで考えたら目先の利益を追いかけるのが損だというのは、明らかなのに。
大手が良くやるのが、下請けへの搾取。
材料費が上がっても値上げに応じない。
材料費が下がるとすぐに値下げ要求、何もなくても定期で値下げ要求。
カスタム品の開発強要、開発費を出す条件で低価格設定、その後市場価格の下落を理由に赤字転落だ倒産するだと言って開発費用を踏み倒すか値切る。
なんかこの手口 韓国のメーカーも同じだったなぁ。
いざ決算のフタをあけたら大幅黒字!
大幅黒字だったんなら、開発費をちゃんと払いましょうよ。
こっちはそれで賞与削られたし(;_;)
「働けど働けど、収入減る一方
じっと給与明細を見る。」
やがてリストラに継ぐリストラ
それでは 愛社精神も票田も消えるのが当然。
正社員が減り、派遣社員は組合員じゃないから 組合の票も減る一方。
みんな怒っていた。
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愛されていなかったシャープ 下請け業者から恨み節噴出も
堅調な株式相場の陰で積み残したまま、棚ざらしになっている問題がある。
このところ信用調査会社が相次いでシャープやパナソニックといった大手電機メーカーの取引先について調査リポートを発表している。
業種別、あるいは地域別に取引業者がどのような分布になっていて、その従業員数がどれほどに膨らむか、そしてリストラが本格化するとどのような影響が広がるのかといった内容だ。こうしたリポートには書かれていないが、実は数字にならなかった調査結果があるという。シャープの下請け調査だ。
シャープの下請け業者は、よほど部品を安く買いたたかれたり、無理な納期を強いられたりしたようだ。
その恨み骨髄で、聞き取り調査に対して「商売だから付き合ってきたが、(経営危機に陥った今)積極的に取引したいとは思わない」「正直言って、ザマミロ」といった、下請け業者の声にならない声が方々で噴出した。調査会社によると「こうした声は驚くほど多かった」。早い話が、愛されていないのである。
中にはシャープからすでに離れていった下請けもあると聞くから、首尾よく資本を調達できても再建は困難を伴うだろう。
愛されていない以上、取引先が率先して増資の引き受けに回るはずもない。増資交渉も海外勢頼みにならざるを得ず、本格的な資本提携はまとまる様子がない。産業革新機構を中心にトヨタ自動車なども加わり、官民挙げての支援が決まったルネサスエレクトロニクスとは対照的な展開を余儀なくされている。
「自動車に欠かせないカスタムICを供給しているルネサスと、テレビなど他社でも作れる最終製品を手掛けているシャープとは違う」という理屈はわかる。しかしこうした芳しくない評判が下請け業者に限らず、金融機関の間からも漏れてくるのはどうしたことか。
かつて、シャープを含めて大手電機メーカーから、証券会社の事業法人担当者は無理難題を吹っ掛けられ、泣かされることも少なくなかった。
率先して「増資の段取りを致しましょう」という金融機関が出てこないのは、事業の展望が開けないことが大きな要因なのだろうが、本格的な再建が遅々として進まないのは困ったときの味方を作らずに目先の利益を最優先したツケが回ってきているからではないか。
部品を安く調達したり、資金繰りや在庫を徹底的に管理したりするのは、経済合理性を突き詰めるうえで重要だ。しかし利益や成長を追い求めた結果、いざというときに誰も助け舟を出してくれないどころか、敵に回りかねない経済合理性とは何だろうか。
クビを切った社員が中国企業や韓国企業にさらわれて技術がダダ漏れになり、自らの首を絞めてしまうのと通じている。シャープに限った話ではない。(ジャーナリスト 山口義正)
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たしかに会社が今年つぶれてしまったら、来年の話はないんだけど、本当に世の中に必要な”社会の公器”であれば社会がつぶさないでしょうに
間違った経営をして傾いたなら経営者は反省し、その責任を取ってから再生すべき。
上ばかり見て顧客を見ない管理職、イエスマンばかり重用するような無責任経営者達が方向を誤りつぶれるならそれはそれで自然の摂理何だと思う。
協力会社からも従業員からも愛されなくなっていたのなら、滅んで当然だと思う。
会社が”社会の公器”なら、社会のものであり、従業員のものであり、株主のものでもあるのだから。
結局、お金儲けを目的にしたから、儲からなくなってしまったということのように思える。
松下幸之助さんの言葉だったかな たしかこんな意味だったと思う。
「世の中の役に立ったお役立ち料が利益であって 利益が出ないのは世の中の役にたってないからだ」
つまり、儲からないのは、ナニカが間違ってるということ。
世の中への貢献の結果が利益であるのに目先の利益を目的にしたらうまくいかなくて当然
本来の目的を見失って間違った集団ならつぶれてしまうのがいいんだと思える。
いっかいつぶれて再生したほうが世の中のためになるでしょう。
目的と手段が入れ替わったら、そのときから間違うということなんだろうな思う。
社員のため、世の中のために働いているはずが、いつの間にか社員や世の中を省みないでお金に使われていないか、働いていないか?(お金のドレイ状態)
個人なら家族のために働いていたはずが、いつの間にか仕事優先で家族を犠牲にしてたら定年離婚されるかもね。