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2014年10月17日 イイね!

ダイキン リコール

ダイキンリコール



ファンモーターが加熱して火が出る危険があるのだとか。




原因は電子部品の不具合(ひび割れてショート)だとニュースで言っていた。

”電子部品”だけではよく分からない。
半導体?抵抗?コンデンサー?コイルその他?

検索してみたら”チップコンデンサー”らしい。

”チップ”と聞いて”ポテトチップ”を連想した人は、食い意地が張っているかもしれません。
食べ過ぎに注意しましょう。



写真だと大きさが分かりにくいけど、チップコンデンサーの大きさは、容量にもよるけど大体、米粒~ゴマ粒くらいのもの。

レアメタルのタンタルを使ったコンデンサーなど一時期のレアメタルの価格高騰で値上げされたこともあるという、侮れない面もある部品です。

写真を見てチョコレートを連想した人は、私と同じです。
色も形も子供の頃食べたチョコそっくりです。


最近、チョコレートが”エボラ出血熱”騒動でチョコの原料のカカオが収穫期なのに人手が集まらず、チョコレートが値上がり中なのは、残念なお知らせかもしれません。

それにしてもこんな汎用部品で不具合って・・・部品自体の問題なら大問題になる。

ファンモーターや基盤の製造時の不具合なら物理的にダメージを受けた?

2006年~2010年の製品って、今頃言われてもねぇ・・・。

その頃の組み立てで、部品にダメージを与える工程があったの?
こんな小さなチップ部品に組立工程(小さいからロボットで実装)でぶつけるとかで損傷を与えるのは難しい。
半田付け工程でも熱によるダメージは、半田を半田ごてで手付けでわざとダメージを与えないと難しいと思える。
普通に考えると量産品は自動工程(レーザー光、雰囲気、リフロー等)で、コスト高になる手付けなんぞしない。

他にチップ部品がダメージを受けるのは基盤のそりなどで掛かる応力が怪しい。
長年掛けてジワジワかかるのなら、ファンの振動もあるか。

私が想像するにたぶんこんな感じかな。

「長年によるファンモーターの振動と熱変化のサイクルにより、基盤が歪み、その応力がパターン(配置)の向きで一番力が掛かった部品がチップコンデンサーだった。」

原因推測のひとつとしてはありでしょう。

メーカーにもよるだろうけど、毎月の生産数量が億単位のチップ部品で信頼性の確認もされているはずの部品なんだからよほどの悪条件でもない限り、部品単体の不具合は考えにくいと思う。
2014年04月15日 イイね!

とうとう LSI部門も

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富士通とパナソニックの半導体統合、新会社設立で大筋合意=関係筋  ロイター 4月15日(火)7時53分配信

富士通とパナソニックは、半導体システムLSI(大規模集積回路)の設計・開発部門を統合する計画について、今年秋に新会社を設立することで大筋合意した。
複数の関係筋によると、新会社の社長には、元京セラ社長の西口泰夫氏(70)が内定した。

両社は2013年2月に、システムLSIの設計・開発部門を切り出して統合すると発表していたが、出資比率や事業戦略の調整に時間がかかって合意が遅れていた。

関係筋によると、新会社には、日本政策投資銀行の出資を受けて、外部資金を確保する。
資本金は500億円で、政投銀が200億円、富士通が200億円、パナソニックが100億円を出資する。
両社から3000人程度の社員が転籍する予定。
富士通が約2200人、パナソニックが約700人の構成になる見込み。

システムLSIは無線通信や家電に使われる半導体で、両社が設立する新会社は、設計・開発に特化する。
工場を持たない「ファブレス」企業として、製造は「ファウンドリー(半導体受託製造)」の会社に委託する。
米クアルコム、米ブロードコム、米エヌビディア、台湾メディアテックなど海外ファブレス企業が、生産設備への巨額投資を回避しながら成長していることを参考にする。

一方で、富士通とパナソニックとも半導体事業では、巨額投資が必要になる生産設備の再編が課題。
すでに、パナソニックは、半導体の国内3工場を切り出して、イスラエルのタワージャズと合弁会社を設立するなど、半導体工場の構造改革に一定のめどをつけた。

富士通も、三重工場(三重県桑名市)を切り出して台湾のTSMCと新会社を設立する構想があったが、合意に至っていない。
三重工場は、ソニーのCMOSイメージセンサーを受託生産するなど稼働率が高く利益を確保しているが、すでに同社は半導体を中核事業から外した。
三重工場の外部資本の確保に向けては、TSMC以外と協議するなど、別の選択肢を模索している。
(村井令二 編集:吉瀬邦彦)
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ふーん。
去年の2月に発表してたのがやっと合意したということなのね。

んで去年の2月にはこんなふうに言われていたのね。

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富士通とパナソニックを統合して成功するわけがない
津田 建二 | 国際技術ジャーナリスト・アナリスト 2013年2月5日 22時48分

またもや、富士通とパナソニックの半導体事業部門をくっつけようという乱暴な話が出てきた。なぜ、企業同士をくっつけるのだろうか。
どう考えても、世界の半導体産業がどのようにして成長を続けており、日本だけが成長していないのか、について理解しているとは思えない。

かつてのパナソニックは、古池進副社長が半導体ビジネスを率い、プラットフォーム戦略を打ち出し、低コストで高性能な製品を作りだしていた。
古池氏が掲げたプラットフォーム戦略は現在では世界の勝ちパターンとなっている素晴らしい戦略だった。
しかし、パナソニック経営陣は古池氏を追い出し、半導体事業を落ちぶれさせた。
散々ダメにした後でどこかとくっつけるという手法は、世界の半導体ビジネスから見ると30年も古い時代遅れのやり方だ。

一方、霞が関は民間企業1社のためには仕事しない、ということをモットーとしてきた。
世界各国が大統領や首相と民間企業がタッグを組み、インフラビジネスを攻略してきたが、日本の霞が関は1民間企業とタッグを組むことを拒否してきた。
中国やベトナムの通信網を構築するため、かつてドイツのコール首相はシーメンスと、フランスのミッテラン大統領はアルカテルと一緒になって中国やベトナムを訪問した。霞が関は、1民間企業のためには働けませんときっぱり断った。

ただし、複数社がまとまると仕事する。
1民間企業ではなく国民のためという名目が立つからだ。
特定1社ではないことが霞が関では重要だった。
しかし、それは世界の常識から見ると非常識なのである。さらに工業会などの業界団体も協力させようとする。
こうすることで自らの天下り先の確保につながるからだ。

半導体の世界の潮流は、大きくなりすぎた企業が意思決定を速め、グローバル競争に勝つために企業を分割してきた。
パソコン用プロセッサメーカーのAMDは、設計だけのファブレスと製造だけのファウンドリに会社を分割し、生き残りを図ってきた。
AMDはファブレスとなり、ファウンドリはグローバルファウンドリーズ社となってアラブの資本を導入した。
クアルコムはかつて社内にあった携帯電話事業を京セラに売却し、自らはファブレス半導体メーカーになり、大成功を収めた。
台湾のUMCやTSMCは当初、SRAMや玩具用半導体を自社ブランドで設計製造していたが、やがて自社ブランドを捨て、請負製造すなわちファウンドリ事業に徹することで成功した。
テキサスインスツルメンツ(TI)はDRAM部門をマイクロンに、防衛エレクトロニクスをレイセオンにそれぞれ売却し、アナログに特化した。
しかもこれら世界の企業は業績が悪化する前に手を打ったために買いたたかれずにすんだ。
国内企業でさえ日立製作所は分割を繰り返し復活させた。

しかも今回の富士通とパナの話は、少し奇妙である。
これまでも世界の半導体はファブレスとファウンドリに分けていることを、2010年に書いた「知らなきゃヤバイ! 半導体、この成長産業を手放すな」(日刊工業新聞社刊)でも述べたが、今朝の日経新聞によると、富士通+パナ連合をファウンドリとファブレスに分けると書いてある。
それなら、それぞれの企業が分ければよい話であり、くっつける必要は何もない。
責任は不明確になり、良くなる方向には全くない。
世界の半導体を見れば、くっつけることの方がよほど危険である。
だからこの話を推進する人たちは霞が関か、半導体の素人(例えば親会社)か、いずれかであろう。

パナソニックの半導体事業を立て直すのであれば、どの業績が悪く、しかもなぜダメなのか、良くなる要素はどこにあるのか、を調べることが先決であり、くっつけるだけが能ではない。
安易にコンサルティング企業に丸投げする半導体メーカーもあるが、コンサルティング企業はしょせん素人。
世界の潮流は見えていない上に、技術の問題点もわからない。
半導体企業の問題は技術、製品、ビジネストレンド、市場トレンド、を全て理解して初めて明らかになり、解決手段も打てるというものだ。
これまでコンサル企業に戦略立案を丸投げした半導体メーカーはみんな沈んでしまった。

日立製作所とNECのDRAM部門をくっつけたエルピーダメモリは坂本幸雄氏を招へいしたことで10年は長生きしたが、昨年倒産した。
ルネサスは当初日立製作所と三菱電機の非メモリ部門をくっつけたが、うまく行かず、さらにNECエレクトロニクスもくっつけた。
しかし資金不足になり、国の援助を受ける羽目になった。

これからさらに富士通とパナソニックをくっつけようとしているのである。
誰がうまく行くといえるだろうか。
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古池さんが半導体社の社長だったときのあだ名は”将軍様”だった。
見た目もさることながら、開発出身のわりに豪快な性格という印象だったから言いえて妙だった。

半導体を技術の分からない文系に任せると終わってしまう。
霞ヶ関か本社のえらいさん主導だったんだろうなと私も思う。

パナのLSI関係者がまだ700人も残っていたのね。
リストラに次ぐリストラに次ぐリストラで残ってる人材は相当に優秀か相当にタフな神経の持ち主か縁故であろう。

なんだか パージして処分♪

という感じがしないでもない。

そんなことをするから人材が 国外に流出するのだ。
2014年03月14日 イイね!

十年以上前からあった話を週刊誌で再確認

噂で聞いたことがあるけど、仕方が無いなと思っていた。

誰だって、生活があるのだから。


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中国・韓国に「買われた」日本人技術者たち 給料5割増しで引き抜かれても、わずか3年でポイ捨て その哀れな末路パナソニック・ソニー・シャープの場合

 日本の先端技術を海外に売り渡す。「生活のため」と言われたら、それを止めることなどできるだろうか。
成長戦略を見失い、定見なきリストラを繰り返すだけ。国内の電機メーカーが招いた悲劇を描く。

最後に屈辱が待っている

「5年前ならパナソニックやソニー、シャープの技術者が、私たちの会社に登録して、転職を希望することはまずありませんでした。ところが、いまは大手家電メーカーに勤める技術者が毎日、しかも複数の方が登録をされています」

 こう話すのは、人材紹介会社『プロフェッショナルバンク』社長の児玉彰氏だ。
日本企業から韓国や中国のメーカーへの転職を希望する人材は増え続けている。

「今年これまでに転職をしたいと相談に来られた方は、大手電機メーカーだけで100名は超えています。20代や30代の若い技術者もおられますが、多いのはやはり50代。部長以上の役職者が中心です」

 彼らの転職先は、今や日本企業よりも海外企業のほうが圧倒的に多い。
多くの日本のメーカーが危機的な状態に陥り、大規模なリストラを進めているからだ。

 だが〝泥船〟と化した国内企業から、運よく成長著しい韓国や中国の企業に乗り移れたとしても、そこに待つのは〝哀れな末路〟しかないとしたら・・・・・・。

 実際、サムスンに「買われた」技術者がどういった末路を辿ったのか。

「自分の技術を活かせる職場と待遇に魅力を感じて、日本のメーカーからサムスンに移ったものの、理想と現実のギャップに失望する技術者は大勢います」

 ソニーに21年間勤めた技術者の小黒正樹氏はそう指摘する。'00年にサムスンに移り、のちに同社の常務まで務めた人物である。その小黒氏が、韓国メーカーの体質を語る。

「韓国人技術者は基礎的な理論より結果を欲しがります。彼らは韓国語で『急げ急げ』と言うのですが、それが意味するのは、基礎から学ぶより早く最終商品が欲しいということ。彼らの興味は、日本製品と同等のものを急いで量産することに集中しています。だから、日本人技術者が基礎をじっくり教えようとしても報われず、商品化に必要な技術さえ手に入れればいいという態度を取るのです」

 実際にサムスンであったケースを紹介しよう。

'03年頃、サムスンはAV機器の品質を改善するために、パナソニックの技術者をヘッドハンティングした。このとき、パナソニックとともに開発に携わっていた下請け会社の技術者もセットで、サムスンは開発チームごと引き抜いたという。
その結果、パナソニックの技術力を吸収し、サムスンのAV機器の性能は劇的に向上したが、問題はそのあとだ。
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2003年頃?もっと前からあった気がするが、例だし大体あってるからいいや。

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 それまでは一丸となって働いてきた日本人チームの空気に異変が生まれた。
サムスンでは不要になった社員は容赦なく切り捨てられる。
AV機器の品質が向上し、生産ラインに乗ってしまえば、その技術者たちは必要ではなくなる。

 そこで、パナソニック出身の技術者が下請けから連れてきたスタッフに、明らかに無理な仕事を押しつけはじめたのだ。そうやって彼らを辞めさせれば人件費を削減でき、その結果、パナソニック元社員だけは評価が上がる。
それを狙った、冷酷な仕打ちだった。

「自己保身のために日本人が日本人を切り捨てようとする神経には唖然としましたが、自分たちが生き残るためには背に腹はかえられない。言い換えれば、日本人も非情にならなければ生き残れないのがサムスンという会社なのです」(日本人の元サムスン部長)

 そのときはサムスンに残ることのできた元パナソニックの技術者も、結局、その後サムスンを追われている。
遅いか早いかの違いだけで、不要になってクビを切られるのは同じなのだ。

えげつないノルマ

 同じ頃、サムスンはまた、パソコン用ディスクドライブの性能を上げるために日本人技術者を数名引き抜いたことがあった。
そのなかには、サムスンに骨を埋めるつもりで国内の自宅を売却し、家族を連れて韓国に移った人もいた。ところがその3ヵ月後、サムスンは東芝と合弁企業をつくり、そこでディスクドライブを製造することになった。

「日本から引き抜いた技術者はどうなったか。
『君たちは必要なくなったから解雇します』---これで終わりです。
技術者は会社を訴えようかと思いましたが、どうしたらいいかわからない。
相手は一流の弁護士を抱えているサムスンですから、簡単に勝てるとも思えない。
裁判費用も必要ですし、いつ終わるかもわからない。
現実に訴える人はいませんから、サムスンはやりたい放題です」(同前)

 前出の小黒氏は8年間サムスンにいたが、これは異例の長さだ。
ほとんどは3年ほどでお払い箱になるという。
長くいただけあって、小黒氏はサムスンの容赦ない厳しさを味わっている。
たとえば、ノルマのきつさだ。小黒氏が話す。

「今年の売り上げ目標を仮に10億円として事業計画を提出すると『もっとストレッチしろ』と言ってきます。限界まで伸ばせ、というわけです。そこで目標を12億円にして、それをなんとか達成しても及第点しかもらえない。もし目標に届かなければ会社の見る目が厳しくなり、さらに成績が悪いと『使えない奴』といわれ、翌年の契約はなくなってしまう。目標を超える13億円を達成すれば事業部全員に大きなプロフィットシェアリング(業績に応じた賞与)が与えられますが、翌年のノルマが14億円になる。

 私自身の例でも、年収はソニーに勤めていたときより5割増しになりましたし、運転手付き自動車や高級マンションを提供されましたが、仕事では甘えは一切許されない組織でした」
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コピー天国の国だから、最新技術がほしいだけで、最初から使い捨てするつもりなのは分かりそうなものだけど、年棒を○倍出すとか将来のポストとか美味しい言葉にひっかっかったんでしょうね。
そうでなければ、骨をうずめるつもりで家を売って家族を連れてK国まで行かないでしょう。

そういえばカン流ドラマとかカン流ブームとか言い出したのもこの頃か。
職場でも何人か嫁がドラマにはまってるとか嬉しそうに話している人が出だした頃だわ。
私はドラマを見る時間に帰宅できなかったしドラマに興味も無かったので見ていない。
水戸黄門も子供の頃数回見ただけで、働き出してからは見ていない。

冬ソナは偶然、再放送らしいのを一回だけ見たが、5分で飽きてchを変えた。

仕事で三星、LGなどK国の企業と関わった事があったが、彼らは契約を守ったためしがなかった。
当時は何故か分からなかったのでたまたまだろうと思っていたが、後に反日教育のことや朝鮮日報の内容を知ったら、確信した。
彼らは、そもそも日本人、企業に対しては特に契約を守る気など無かったのだと。

直接の担当者は半分ノイローゼになってたし、製造部門も無理を通り越した物理的に無茶な要求に呆れていたっけ。

きついノルマに関しては、日本の企業も似たようなもの。
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中国に個人情報が流れている

 サムスンによる日本の最先端技術の獲得方法は年々巧妙になっている。

 '09年には、パナソニックの子会社でこんなことが起きた。
九州で工業用ロボットを製造していた事業所を閉鎖するにあたり、従業員を別の事業所に配転しようとしたところ、数十人の元技術者がそれを辞退した。
そのうちの一部が独立して会社を作ったという。
当初は各自の技術を生かしたビジネスを始めると目されていたが、まもなくその事業を知ったパナソニック関係者は思わず唇を噛んだ。

「その独立した会社がサムスンと業務委託契約を結んで仕事をし始めたのです。
海外のライバル企業に転職すると、あいつは日本の技術を売ったと後ろ指をさされますが、会社と会社の商取引なら個人名は出ないうえに、相手企業から堂々と報酬を受け取ることができるというわけです」

 こうしてサムスンは、日本企業が長い時間をかけて積み上げてきた技術をわが物にしていっている。

 事情は中国の家電メーカーでも同じだ。

「実際、彼らの情報収集能力はすごいなと感じました。人を見る目も情報も持っているし、侮れません」

 と話すのは、元ソニーの技術者・原田節雄氏だ。

 原田氏は'10年のある日、中国のハイアールから突然のメールを受け取った。
それは退職する4ヵ月前のことだった。
メールには「CTO(最高技術責任者)との面談をセッティングするので時間をとってほしい」と書かれていた。

「それまで多数の中国政府関係者と仕事をしてきましたし、信頼もされていました。おそらく私のメールアドレスは、中国政府経由で知ったのでしょう。私の心には迷いがありましたが、『とにかく当社に来て話をしてほしい』と熱心に誘われました」

 原田氏の興味が勝り、「行って話をするだけなら」と返答すると、すぐに飛行機のチケットが送られてきた。
中国・青島にあるハイアールの本社に出向き、現地に4日間滞在。
最終日の夜には豪勢な食事の接待を受け、その席で幹部の一人が、「年俸はいくら欲しいですか?」と尋ねてきたという。

「私は控えめに20万ドル(当時約2000万円)を提示してみました。相手はニヤリとして、即座に『OKです』と言いましたね。想定していた金額より安かったのでしょう。

 仕事については自分の専門のほかに、LEDテレビの設計から完成までの各工程の専門家を日本から10人単位で引き抜いてほしいと言われました。できない話ではなかったのですが、片手間の仕事ではないし、この話はお断りしました」

 日本の最先端技術は、何も技術者から流出していくだけではない。

 社長の奥田隆司氏が「オンリーワン技術」と胸を張り、シャープが社運を賭けて売り出している高性能ディスプレイ「IGZO」。

 だが、この技術はもともと東京工業大学の細野秀雄教授によって開発されたもので、実は'11年にサムスンにもライセンス供与されているのだ。

 開発者である細野教授に話を聞いたところ、IGZOの技術を発表したとき、興味を示した日本メーカーは皆無で、手を挙げたのはサムスンだけだったという。

「私も日本企業だけにこの技術を使ってほしいという思いはあります。しかし技術をオープンにして、どこへでもライセンス供与することにしたところ、最初がサムスンで、次がシャープでした。特許料を支払ってくれるなら、海外企業であろうとも、技術を供与するのは自然なことです。シャープが契約を決断したのは、サムスンが先に手を挙げたから、それに対抗するためでしょう」

 今のところIGZOの量産技術を持つのはシャープだけだが、細野教授は、

「1~2年後には韓国メーカーも商品化してくるでしょう。シャープが優位性を維持できるのはそう長くない。かつては新しい商品を開発するとトラック1周分くらいはリードできましたが、いまは鼻の差程度でしかありません。厳しいが、それが現実です。だからこそ、新しいものを生み出し続ける必要があるのです」

 長い年月をかけて先達が築きあげてきた〝虎の子〟技術の流出は、技術者のみならず、日本の製造業そのものを壊滅させてしまう。

 パナソニックやソニー、シャープという巨大企業であろうとも、その経営者は・サラリーマン社長・でしかない。
自分の在任期間にリストラをして、見かけ上の業績を改善させれば、目先の利益を重視する投資家やアナリストからは評価されるだろう。

 しかし、安易なリストラがこの国の形を根底から変えてしまうことを、経営者たちは肝に銘じるべきではないだろうか。

「週刊現代」2012年12月22日・29日号より


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中国に行ったら、先生と呼ばれてお金もお姉さんも付いて天国状態だと聞いたことがある。

IGZOの技術はすごいと思っていたけど、シャープが自社開発したものではなかったのね。
納得。

最後のまとめは、ちょっと不満。

民間企業がリストラを余儀なくされ、世界の工場(将来の市場)といわれた中国に工場を移して、国内製造業の空洞化を招いた原因の行き過ぎた円高の責任は無視ですか?

与党が民主党時代は勿論、その前の自民党時代から政府・日銀は無策だったんじゃないですか?

デフレが20年も続いてましたよね。
円高は緩やかなら企業努力で対応できるけど、急な円高、ウォン安とかで日本の製造業、特に中小零細は大企業からのしわ寄せで壊滅状態では?

建設業も復興需要があっても人手が、職人さんがいなくなっているために工事が出来ないとか。

あげくに少子高齢化で労働人口が足りなくなってきたから、移民とか、政治家がバカでないなら、始めから日本を弱体化させる方向で来たとしか思えない。

35年以上前に中学の社会科の先生が言った。
「団塊の世代が年金を貰うころには、いまより支える人数が減るけど君たちが我々団塊の世代を支えてくれたまえ!」
30年も40年も前から分かっていたのに少子化対策を出来ずに放置してきたのはわざとだとしか思えない。

日本人を減らしたり、日本企業の体力を奪ったり、最新技術を流出させやすい環境にしたのは、政府の責任だと思う。(狙い通りというべきか)

得をしたのは、中国、韓国の国営企業と債権を買わせてくる米国政府か。

国民から搾取する政府ってホント腐ってると思う。
国民がいなくなったら、政府も倒れるのにね。

幸福な国民ってどこにいるのかしらね?


2014年03月13日 イイね!

東芝メモリー技術韓国メーカーへ流出ですかそうですか

なぜ今? 2008年の話が?
時効が5年だからかしら?

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東芝データ“流出”で元技術者に逮捕状

日本テレビ系(NNN) 3月13日(木)7時42分配信
 大手電機メーカー「東芝」のフラッシュメモリーについての研究データを、韓国企業に不正に渡したとして、警視庁は元技術者の50代の男の逮捕状をとった。

 捜査関係者によると、福岡県に住む元技術者の男は、2008年に、東芝と業務提携していた半導体メーカーで働いていた際、フラッシュメモリーの研究データをコピーした。
そして、転職先の韓国の半導体メーカー「SKハイニックス」に、このデータを不正に渡した疑いが持たれている。
警視庁は、不正競争防止法違反の疑いで男の逮捕状をとっていて、13日にも強制捜査に乗り出す方針。
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・・・T社といえば、10年ほど昔、こんな話があった。

もうT社も含めて日本のメーカーでブラウン管のテレビを作っていないし、10年経ってるし時効だろう。

某家電メーカーのテレビ部門からT社製のトランジスタの内部解析依頼があった。

半導体の内部解析は、電気特性の計測以外にX線写真を撮ったり、樹脂を発煙硝酸など薬品で溶かすので、特別な環境と熟練者がいるためいつでもどこでも誰でも出来るものではないためだ。
自前でやるより専門業者(メーカー)に頼むほうが安い。

T社から買っているブラウン管の水平偏向用の部品(電子銃から飛ぶ電子をブラウン管の画面サイズに振る部品で垂直方向は専用のIC、水平方向は高電圧のTr)でそのうちの水平用のトランジスタがあるときから急に壊れるようになったとのこと。

勿論出荷前までの途中の検査で壊れるので市場には出荷されないが、寿命が短くなったり、市場での故障率が上がる危険性はあるし不良率の急上昇はメーカーとしても見過ごせない事態。

通常はセットメーカーと部品メーカーで協力して原因究明に当たるのだが、どうもT社の様子がおかしいらしい。

T社に壊れた部品を送って、解析依頼して原因究明、対策を協議するのだが、やる気がまったく感じられなかったらしい。

回答書面も「過電流、過電圧、異常なサージによる破壊」の一点張りで毎回テンプレで、「こんなもんですよ」という感じで、全く誠意が感じられなかったので、同じ水平石を作っている競合メーカーであるこちらに解析を依頼してきたのだった。

不審な点は
・以前から継続して使用中で何も変更していないのに急に不良率が上がった。
・T社のTrの組み立てを国内工場から中国工場に変更してから不良率が上がった。
・T社からの回答は、材料も半導体チップも検査条件も何も変えていないの一点張り。

T社と話しても埒が明かないので、不審を抱いてセカンドオピニオンみたいな感じでこちらに調査依頼をしてきたのだった。

その結果、トランジスタのチップは、別物だった!
一言で言うと材料を削った安物、ローコスト版ともいうけど、一回りサイズの小さなチップが入っていた。
しかもチップ表面のパターン(電極の模様)までも違っていた。

1500Vとか2000Vとか掛かる部品なので、チップサイズ(面積)が小さくなるとその分、単位面積当たりのエネルギーストレス(電圧)が多くなるので、負荷が大きくなる。
端的に言えば従来品と比較して壊れやすく、寿命も短くなる。


去年、食品の表示偽装(羊頭狗肉)で騒いでいたが、T社半導体でもいつの間にか中身がすり替わっていたということで、それを組織ぐるみで隠蔽していたということになる。
不良解析の回答書はT社が書いていたし、中身の写真も解析結果も別のチップだということを隠していたのだから。

仮に耐圧2000Vの表示(保証値)で中身が1800Vや1500Vだと、実力はマージン上乗せで造ってあっても組み立て後の検査で本当に2000V掛かったら壊れるものも出るわな。(バラツキの範囲)

T社の返答の「そんなもんだ」というのも”バラツキの範囲”と考えたら分かる。

でもそれは、産業人(製造業)の考え方じゃない。
故障率を少しでも下げつつ、品質を上げつつコストを下げようと考えるのが産業人ではないのか?

しかも契約を守らないというのは、とても日本人の感覚とは思えない。
今にして思えば、東芝側の人間は、日本人じゃなかったのかもしれない。

恐るべしT社!


その後、どうなったかは知らない。

仕事上、そのTVメーカーの担当でもなかったし、T社とのやり取りにも興味が湧かなかったし、修羅場に興味も無かったから聞かなかった。

私が想像するにたぶん、こんな感じだろう。

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T社の考えていそうなこと(想像)

メチャクチャなコストダウン要求に耐えかねて、今後水平用Trの販売が無くなってもやむなし。
いや、むしろ商売を止めたくてやった!

バレたらバレたで、中国工場の責任にするとか、品質管理(解析担当)の担当か責任者の責任にしてリストラをかねたシッポ切りすればいい。

みーたーいーなー
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TVメーカーのいいそうなこと(想像)

ことを公にされたくなければ、他の部品も含めて、もっと値下げしろ!
値下げが無理なら、何か特許の使用権をよこせ!
まぁ、いろいろと交渉のネタにつかおうぜ!

みーたーいーなー
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テレビの薄型化が進む中、ブラウン管用の部品から撤退したい電子部品メーカーと今までさんざん価格を叩いてきて無理を強いてきて心が離れているのにそれを悟らないTVメーカー。

まるで定年離婚前夜の夫婦みたいな感じだった。

これじゃ家電業界も傾くはずだわ。


パナも外国人採用を増やす(2010年で8割)といってたけど日本人の採用を減らすと、目に見えない情報流出のリスクも増えると思うのだが・・・。

データは持ち出せないとしても(抜け道はいっぱいあるけど)個人の頭の中やプライベートでの行動や会話までは規制できないのだから。
2014年02月17日 イイね!

反日デモで松下工場破壊そして半導体工場は閉鎖へ・・・

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パナソニック、半導体の海外3工場をUTACに売却へ 2014年 01月 17日
[東京 17日 ロイター] - パナソニックは、東南アジアの半導体3工場をシンガポールの半導体メーカー、UTAC(ユナイテッド・テスト・アンド・アッセンブリ・センター)UTAC.ULに売却する方向で調整に入ったことがわかった。

複数の関係筋によると、UTACに売却するのは、半導体の組み立て工程で、インドネシア、マレーシア、シンガポールの3工場。
来年度中の売却を目指して金額など条件の詰めに入っており、2月初めにも合意したい考え。

パナソニックの海外半導体工場は5拠点(インドネシア、マレーシア、シンガポール、中国上海、中国蘇州)で、残る中国の2工場は閉鎖を含めて検討に入っている。

不採算の半導体事業は、主力の国内3工場(富山県魚津市、同県砺波市、新潟県妙高市)を別会社化して、イスラエルの半導体受託製造会社タワーセミコンダクタ(タワージャズ)と来年4月1日付で合弁会社を設立することが決定。

さらに、国内の後工程2工場も、今年3月末で岡山県備前市の拠点は閉鎖し、鹿児島県日置市の拠点はほとんどの生産を終了する。

半導体事業の従業員は国内外で約1万3500人。
国内の7500人は、タワージャズとの合弁会社への移管やグループ内の再配置で約4500人に圧縮される見通し。
海外5工場の従業員は約6000人で、今回売却の対象になった3工場が大半を占める。
これにより、不振の半導体事業の人員は2014年度末までに半分以下に減少する見通しで、13年3月期に205億円の赤字を計上した同事業の構造改革は最終段階に入る。
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 国内の従業員7500人を4500人に圧縮なら3000人が配置転換か解雇(退職、転職)か、4割減は厳しいリストラに見える。

 半導体では90年代から製造現場から技術、間接職(営業、事務)への転換や早期退職、転職支援などを強力に推進していたから、よほどの事情がない限り正社員は製造部門に残っていないはず。
約10年前でも前工程のチップの製造も派遣社員(非正社員)になっていた工場があったから今ではほとんどが派遣社員か期間工だと想像できる。

数年前に見た尼崎のPDP工場の従業員募集広告も2年間の期間工(更新なし)でその2年後に見事に閉鎖された(当初から社員はラインの責任者以上で他は契約社員)ことも併せてみると約3000人の圧縮人員の大半は派遣社員の可能性が高い。

「海外5工場の従業員は約6000人で、今回売却の対象になった3工場が大半を占める」←中国の工場は2012年9月の暴動で設備が被害を受けたから稼動率も高くないか休業か半解雇状態?と想像できる。

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反日デモでパナソニック工場破壊 松下翁の恩を仇で返した中国の品格   2012.9.22 07:15

嵐のような1週間だった。日本政府による沖縄県・尖閣諸島の国有化に抗議し、中国全土に吹き荒れた反日デモ。現地に進出する日本企業が標的となり、パナソニックの工場も設備などが壊され、一時休業を余儀なくされた。

 中国では改革開放路線の黎明期、トウ小平氏の求めに応じ、日本の製造業では戦後初めて中国進出を決めた同社創業者の松下幸之助氏は「井戸を掘った人」とたたえられてきた。
その恩人の工場を襲った反日デモは、かつての最高実力者の顔に泥を塗ったことにもなる。

 歴史を知らない暴徒

 「歴史を知らない一部の方が被害をもたらしており、非常に残念だ」。
幸之助氏の孫で、パナソニック副会長の松下正幸氏は落胆の表情を浮かべた。

 中国と同社の歴史は、まだ松下電器産業だった昭和53年10月にさかのぼる。

 日中平和友好条約の批准書交換のため来日したトウ氏が大阪府茨木市の同社のテレビ工場を見学したのが原点だ。
ときあたかも、中国が改革開放路線を宣言する2カ月前。
当時副首相のトウ小平氏はホスト役の幸之助氏にこう切り出した。

 「あなたは“経営の神様”と呼ばれていますね。中国の近代化を手伝ってくれませんか」

 幸之助氏は「できる限りのお手伝いをします」と応じ、交流がスタート。
翌54年には幸之助氏が訪中してトウ氏と懇談し、北京駐在員事務所を開設した。
62年にはブラウン管製造の合弁会社を北京に設立し、日本企業で戦後初の中国への工場進出となった。

 感謝を述べる胡主席

 中国が外資を誘致し、外国の資金と技術ノウハウを使って中国経済を成長へと導いた時代。
同社も次々と現地で合弁会社の設立を進めるなど経済成長の功労者と位置づけられ、幸之助氏は「井戸を掘った人」とされてきた。
パナソニックと社名変更した後も中国だけは現地統括会社の中文(漢字表記)社名として「松下電器(中国)有限公司」を使用しているのも現地での認知度と好印象が浸透していたからだ。

 幸之助氏とトウ氏の最初の出会いから30年後の平成20年5月。
来日した胡錦濤国家主席が大阪府門真市の松下の本社を訪れた。


このとき胡主席は、出迎えた松下正治氏(当時名誉会長)に歩み寄ると、「幸之助氏の“支持”は永遠に忘れることができない。
中国の発展に尽くしていだたき、ありがとうございます」と感謝の言葉を語った。
2代目社長の正治氏は幸之助氏とともにトウ氏を出迎えた1人。
胡氏の振る舞いは「井戸を掘った人を忘れない中国」をあらためて印象づけた。

 恩を仇で返す中国

 中国は今、トウ氏が主導した経済政策の結果、国内総生産(GDP)世界2位を実現した。
日中の立場は逆転しつつあり、中国側には「もう日本に配慮しなくてもいい」という態度が目立つ。

 反日デモでは見境なく日本企業を襲い、襲撃された同社の工場では「松下は出ていけ」と叫ばれたという。
大国になり、経済では手のひらを返すように自国企業を優先する「愛国主義」を強める。
それだけでなく、かつての恩を仇で返した中国の品格は国際社会にどう写っているのだろうか。(松岡達郎)
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↑中国自身の富裕層は逃げ出しているし、外資も逃げ出しているし日系企業も逃げ出している。
中国が世界の工場(売り手)だというのならお客様(買い手)である世界をもっと大事にしないとね。

プロフィール

「年末になると思い出すうどんとそばの話 http://cvw.jp/b/267137/45747112/
何シテル?   12/29 22:38
 38年式 関西人です。 環境を住めなくする危険をはらむ原発より、LNG、光合成(食料以外のバイオマス、廃材や藻の油)を利用すべきだと思いませんか?
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