昨日は雨だったし、なんだか疲れちゃったので午後はお昼寝(笑)。
珍しく昼食後から(中途覚醒は繰り返していましたが)17時半位まで寝ちゃいました(笑)。
こりゃ、夜、寝られんかなぁ、、、と思いましたが、
いつもより遅めに床に就いて、若干寝付きは悪かったような気はしましたけど、
一応寝られたので、一寸ビックリでした(笑)。
今日も午前中の天気が少々荒れるっぽい話だったので、
少なくとも午前中はお籠りを続行しようと思っております。
さてさて、ここからが本題ですが、3月1日、2日にマイアミで行われる、
RMサザビーズのオークションにこの車が出品されるそうです。
540KのスペシャルカブリオレAだそうです。
スペシャルカブリオレAの定義がよく判らないのですが、
現状この2枚の画像しかアップされていない中で見る限り、
シュペツィアールロードスターのようなVスクリーンが採用されている所が
大きな違いなのかなぁという所ですね。
で、私が違和感を感じるのはこの車のデザイン上の年式の話でして。
RMサザビーズではこの車を1939年式と言っていて、
説明文にも5速MTが装備されていると書かれているので
少なくともシャシーが1939年式であるのは間違いなさそうに思う所なのですが、
フェンダーのデザイン的には1937年以前のそれっぽい感じなのですよねぇ。
その中でも特にフロントのフェンダーは
その時代のシュペツィアールロードスターのそれを思わせるものがあるのですよね。
Gassmannという会社が売りに出している、1938年式の
スペシャルではない普通のカブリオレAを以下に例として挙げますけれども、
1938年頃からはフェンダーがより丸みを帯びたデザインに変更されるのですよね。
どうです?違いが判るでしょうか?
フロントフェンダーはより丸みを帯びるのと共に前方と側面の裾が深くなっていますし、
リアフェンダーも同様な傾向にあるのに合わせて、
トランクリッドもより丸みを帯びているように見えますよね。
確かにこのオークションの車両のフェンダーのデザインは
ジンデルフィンゲンを出たボディのそれだとは思えるものだし、
540Kは存在自体がそもそも特注車両なようなものだったでしょうから、
顧客の希望でいかようにも対応された物だとは思うのですけど、
現代の眼で1939年頃より1936~7年頃のデザインの方の評価がいくら高いとは言っても、
当時新車を注文した人の感覚として、古い方のデザインの方が良かったよ、と
それをあえて選択するって事がありえた話だったのかなぁと思う所もあるのですよね。
誰でも大枚叩いて新車を買ったのに、人から中古だと思われるのはイヤな筈ですからねぇ。
説明文ではこの車が1939年の4月29日にパリに納車されたとあって、
戦後の早い時期にアメリカに渡って
ジェームス・メルトンという歌手のコレクションになったとあるのですが、
私にはどういう風に取っていいのか判らないのですけど、
文章のその辺りに『with its fenders lightly modified』と書かれているのですよねぇ。
これが私の違和感に関係あるのか判りませんけれども、
仮に後から何らかの変更が行われたという意味だったとして
これが『lightly』なの?って感じですね。
私に言わせると、トランクのラインまで年代があっていないので、
仮に何らかの変更をしたというならば、リボディに近いものがあるような気がしますがねぇ。
この車、過去にペブルビーチ・コンクール・デレガンスで
ベスト・オブ・ショーを受賞しているらしく、
その選定基準は私には判りませんけれども、
とりあえず世界的に高度の評価を得られる状態の車である事は間違いないですし、
私みたいなどこの馬の骨か判らんような者が持つ違和感など、当てにならんものなので、
まぁ、その程度にこのお話を読んで頂くようにしておいてくださいませ(笑)。
んで、気になるESTIMATEの方ですけど、200万~240万ドル、
今のレートでざっくり3億~3億5千万円ってところのようですね。
近年、戦後の車両の相場はバカ上がりしている感じですけど、
戦前車は車種にも依りますけど、あまり変化が無い感じですね。
2007年にドイツに行った時にクラシックセンターにあった1937年頃のカブリオレAも
記憶違いでなければ3億円位(当時も確か1ユーロ=160円位だったと思う)でしたからねぇ。
反面、昨日見掛けた、私の大好きなブガッティのタイプ40GSなんか、
1億円を超えてきていましたから(汗)、
やっぱり戦前車でもクラシックカーラリーに出場しやすい車両が
高騰する傾向にあるって事なんでしょうねぇ。