
クルマ・ジャケコーナー第18回は、「Back to the Future(soundtrack)」(バック・トゥ・ザ・フューチャーのサントラ)です。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(BTTF)は、皆さんご存じ、スティーブン・スピルバーグ製作総指揮、ロバート・ゼメキス監督のアメリカ映画です。(1985年)
【映画のあらすじ】(注意)ネタバレあり
ロックとペプとスケボーが大好きで、トヨタ・ハイラックスに憧れる高校生マーティ・マクフライ(マイケル・J・フォックス)が、親友でもある科学者のエメット・ブラウン博士(通称ドク)が開発したタイムマシン(デロリアンDMC-12改)の実験で、30年前の1955年にタイムスリップしてしまう…。
とにかく、ハラハラドキドキおもしろい映画ですが、私が一番おもしろいと思ったのは、マーティの母となるロレインが、マーティに恋をしてしまったため、マーティが生まれないことになってしまい、マーティ自身の存在が消滅してしまうというタイムパラドックスネタ。
自身の存在が危うくなったマーティは、パーティで、父となるジョージとロレインがキスをする手助けをするが、このときのマーティの演奏を電話越しに聴いたチャック・ベリーが3年後に「ジョニー・B・グッド」をヒットさせるという、最高のタイムパラドックスネタ。
マーティが、バンドメンバーに「ブルースっぽく入りはBから合わせて、あとはなんとなくついてきて」と言って始まる演奏シーンはたまりませんねえ。
タイムマシン映画としてよくできているのはもちろん、音楽的にも1985年と1955年の違いをおもしろく伝えています。
このサントラ盤は,
A1 主題歌「The Power Of Love/Huey Lewis and the News」
A2 「Time Bomb Town/Lindsey Buckingham」
A3 「BACK TO THE FUTURE/The Outatime Orchestra」(映画のメインテーマ)
A4 「Heaven Is One Step Away/Eric Clapton」
B5 「JOHNNY B.GOODE/MARTY McFLY WITH THE STARLIGHTERS」(チャックベリーの名曲をマイケルJフォックスが口パク?)
などを収録。
主題歌を歌うヒューイ・ルイスが、映画にカメオ(チョイ役)出演してます。
オーディション審査員の役で、マーティーのバンド”The Pinheads”の演奏に対し,「音がデカすぎる 次!」の一言だけのセリフ。
なんでも、ヒューイ自身がウィー・アー・ザ・ワールドのレコーディング時にプロデューサーに「声が大きすぎる」と注意を受けたパロディだそうです。
主題歌「The Power Of Love」は全米1位を獲得。
翌1986年のアルバム「FORE!」からも2曲が全米シングルチャート1位となり、Huey Lewis and the Newsは人気絶頂でした。
さて、本題のクルマ・ジャケのクルマ「デロリアンDMC-12」ですが、、、
いつものようにWikipediaを参考にまとめると...
「1975年に、当時ゼネラルモーターズの副社長であったジョン・ザッカリー・デロリアンが、理想の車を作るためにGMを辞職し、デロリアン・モーター・カンパニーを設立。『DMC-12』が同社唯一のモデル。1982年に解散。」
『DMC-12』デザインはジウジアーロが手掛け、ガルウイングと無塗装ステンレスのボディが最大の特徴と思われます。
発売価格は2万5,000ドル(当時の日本円では約1600万円)と高額で,初年度は販売好調であったが、翌年以降はたちまち売り上げ不振に陥り、わずか2年(1981,82年)で生産終了。生産台数は約8000台。
映画が1985年ですから,すでに生産終了していたわけですね。
もし、映画公開時に発表・販売だったら、映画同様大ヒットしたカモ?!
今、ネットで中古のデロリアンを探すと,600~1000万円くらいですね。
【登場車両】
Delorean (デロリアン)DMC-12
【自己採点】
クルマ度 6点(映画同様、夢を感じさせるクルマ)
魅惑度 6点(大好きな映画)
音楽度 4点(サントラ)
Posted at 2020/05/31 09:10:05 | |
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