
クルマ・ジャケコーナー第122回は、Olivia Newton-Johnの「You're the One That I Want(愛のデュエット)」(1978)です。
正しくは、
John Travolta and Olivia Newton-John
なんですが、オリビアをメインにしたいので、トラボルタはほんの少しだけ・・・(^-^;
Olivia Newton-John(オリビア・ニュートン=ジョン 1948 - 2022)、ご存知でしょうか?
8月8日に73歳で帰らぬ人となってしまいました。
何とか今月中にブログアップしたかったので、まとまってませんが(いつものこと?)ご冥福を祈り、オリビアの歌を聴きながらアップします。
オリビアはイギリス・ケンブリッジに生まれ、5歳でオーストラリア・メルボルンに移住。17歳で映画デビュー。まあ、女優で十分やっていける容姿。
イギリスに戻り、Cliff Richard(クリフ・リチャード)に見い出され、バック・コーラスなどを務めます。
1972年にはクリフの日本公演のバックコーラスとして初来日しています。
その後「Toomorrow」というバンドを経て、23歳でシンガーとしてデビュー。
オリビアの初期のアルバムリリースは複雑でよくわからず、違ってるところもあると思いますが・・・
シングル『Till You Say You'll Be Mine』(1966 ジャッキー・デシャノンのカバー)でデビュー。 ジャケはコレとは違う気もしますがよくわかりません~
映画「オリビア・ニュートン・ジョンのトゥモロー」(1970)で主演し、バンド「Toomorrow」としてサントラを初メジャーリリース。
そして1stソロアルバム「If Not For You」(1971)をリリース。
『If Not For You(イフ・ノット・フォー・ユー)』(1971 )がスマッシュヒットし人気急上昇!(全米25位) ジョージ・ハリスンのカバーですよ!
2ndシングル『Banks Of The Ohio』(1971)は全英6位、全豪1位。
2ndアルバム「Olivia」(1972)
この2ndはイギリスのみでのリリース??
George Harrisonの『What Is Life(美しき人生)』のカバー収録?
3rdアルバム「Let Me Be There」(1973 MCA-3012)
2ndと同じジャケに『Let Me Be There』のタイトルロゴ入り? 編集盤?
A1『Let Me Be There』、A5『If Not For You』、B1『Take Me Home, Country Roads』収録。
B2『Angel Of The Morning』は後にJuice Newtonも歌い(1981 『夜明けの天使』)、大ヒット(全米4位)。
3rdアルバム「Let Me Be There」(1973 ? EMS-80077)
A1『If Not For You』、A5『What is Life(美しき人生)』(G.ハリソンのカバー)、B1『Take Me Home, Country Roads』などを収録。
日本では4thアルバムの後に発売。次の4枚のアルバムからの初期ベスト盤とクレジットされてます。
「Olivia Newton-John」(1971)、「Olivia」(1972)、「Music Makes My Day」(1974)、「If You Love Me,Let Me Know」(1974)
シングル『Take Me Home, Country Roads(カントリー・ロード)(故郷へ帰りたい)』(1973)
ジョン・デンバーのカバーで、日本では1976年にシングルカットされ、オリコン洋楽チャートで15週連続1位!
映画「耳をすませば」(1995)のオープニング曲。
シングル『Let Me Be There(レット・ミー・ビー・ゼア)』(1973)
日本における6thシングル。全米6位、カナダ2位とヒット!
4thアルバム「Long Live Love(とこしえの愛)」(1974)
B3『I Honestly Love You(愛の告白)』(1974)が全米1位!
1975年のグラミー賞最優秀レコード賞と最優秀女性歌唱賞を受賞!
シングル『Long Live Love(青空の天使)』(1974)
アルバム「とこしえの愛」からの唯一のシングルカット。
全英・全豪で11位のヒット。
5thアルバム「If You Love Me, Let Me Know」(1974)
A1『If You Love Me(Let Me Know)(愛しい貴方)』は全米5位まで上昇。
6thアルバム「Have You Never Been Mellow(そよ風の誘惑)」(1975)
シングル『Have You Never Been Mellow(そよ風の誘惑)』(1975)はアメリカ、カナダで1位。日本では26位(イギリスではチャートインせず)。
『Only Yesterday(オンリー・イエスタデイ)』/Carpenters(1975)、『Listen to What the Man Said(あの娘におせっかい)』/Wings(1975)などとともに、私の洋楽ポップスのベースにある曲。オリビアの透き通った歌声と容姿(どちらも清楚で色気あり)にやられましたね。
シングル『Let It Shine』(1975)
米国では“レット・イット・シャイン”が、そして英国では“兄弟の近い”が共にヒット・チャート急上昇!! 米英をファッショナブルに賑わすオリビアの豪華な両A面カップリング!!(ジャケより)
ジョン・デンバーとデュエットもしてます
『Fly Away(フライ・アウェイ)』(1975)
ジャケにオリビアの名はありません。
Youtube
John Denver with Olivia Newton John "Fly Away"
7thアルバム「Clearly Love」(1975)
『Summertime Blues』や『He Ain't Heavy』といったカバー曲を収録
シングル『秋風のバラード』(1975)
アルバム「Clearly Love」からのファースト・シングル
全米13位のヒット
「あの空に太陽が(A Window To The Sky)オリジナル・サントラ」(1975)
原題は「THE OTHER SIDE OF THE MOUNTAIN」ですが、なぜかイギリスでは「A Window to the Sky」
1956年冬季オリンピック出場を目前にしてスキー事故で車いす生活となった全米スキー チャンピオン、ジル キンモントの実話を元にした映画です
オリビアが主題歌『Richard's Window』を歌ってます
Youtube
Olivia Newton-John - Richard's Window (Other Side of the Mountain)
曲名も日英では『A Window to the Sky』?
Wikipediaでも『A Window to the Sky』(1976) ???
帯が付いてなかったら恐らくジャンク箱から掘り出してない貴重レコです
シングル『Jolene(ジョリーン)』(1976)
Dolly Parton(ドリー・パートン)のカバー。
全豪29位、日本では最高11位。アメリカではシングルカットされてないのかな?
日本では代表曲の一つになってますね。悪友が髭剃りや〇剃りなどのマネをしながら歌ってたので良くない印象が・・・(笑)
8thアルバム「Come on Over(水の中の妖精)」(1976)
『Jolene』収録
聖子ちゃんのアルバム「ユートピア」(1983)は当ジャケの影響大ですね。
もしかして髪型も!?
9thアルバム「Don't Stop Believin'(たそがれの恋)」(1976)
初アメリカ・レコーディング・アルバム
シングル『一人ぽっちの囁き』(1976)
ビー・ジーズの『Come On Over』のカバー
全米23位、イージーリスニング・チャート1位
シングル『恋する瞳(Compassionate Man)』(1976)
アルバム「Don't Stop Believin'(たそがれの恋)」から日本でのみシングルカット
原題の『Compassionate Man』には“情け深い人”みたいな意味があり、あなたは私を守ろうとしてがんばってくれるけど、最後には私から離れていく・・・という感じの歌のよう(無理して付き合ってくれてた❓)
Youtube
Olivia Newton-John - Compassionate Man - Lyrics
シングル『Sam(サム)』(1977)
日本では20thシングル? 全米1位!
エリザベス女王即位25周年の祭典でも歌われた曲で、初来日公演(11/30~12/8)でも歌われました。
シングル『きらめく光のように』(1977)
全米87位
ベストアルバム「Olivia Newton-John's Greatest Hits(詩小説~オリビア・ベスト・コレクション)」(1977)
『カントリー・ロード』から『ジョリーン』『サム』までを収録。
10thアルバム「Making a Good Thing Better(きらめく光のように)」(1977)
A1『Making A Good Thing Better』は、杏里の『オリビアを聴きながら』の「♪Making Good Things Better」として使われますが、曲を書いた尾崎亜美が、杏里がオリビア N-Jが好きだと聞いたから。
オリビアの『MAKING A GOOD THING BETTER』は、2人の愛をもっと育てようという明るい歌詞ですが、『オリビアを聴きながら』では、そうした愛が終り「♪ いいえ、済んだこと」と歌われています。
杏里は「SUMMER FAREWELLS(サマーフェアウェルズ)」で取り上げてて、同じこと書いてます。
B5『Don't Cry For Me Argentina(泣かないでアージェンティーナ)』はオペラ「Evita(エヴィータ)」の歌ですが、同年のカーペンターズのアルバム「パッセージ」(1977 8thアルバム)にも入ってます。後にマドンナなども歌ってますね。
サントラ「Grease(グリース): The Original Soundtrack from the Motion Picture」(1978)
John Travolta(ジョン・トラボルタ 1954 - )と共演したミュージカル映画『グリース』(1978)のサウンドトラック。
29才で女子高生を演じるんですからネ~(;^_^A)
A4『You're the One That I Want(愛のデュエット)』のシングルが本日ご紹介のクルマ・ジャケ・レコ。
トラボルタ主演の「Saturday Night Fever: The Original Movie Sound Track(サタデー・ナイト・フィーバー)」(1977)に次いで、1978年のアメリカで2番目に売れたアルバム。
いやあ~、この頃のトラボルタの勢いは凄かった~
↓ コッチもヒット! かな?
「Urban Cowboy(アーバン・カウボーイ) Original Motion Picture Soundtrack」』(1980)
カントリー・ロック? ちょっぴりAOR?
シングル『愛は魔術師(マジシャン)(A Little More Love)』(1978)
アルバム「Totally Hot(さよならは一度だけ)」の先行シングル
全米3位、全英4位
11thアルバム「Totally Hot(さよならは一度だけ)」(1978)
ジャケは革ジャン・オリビア
シングル『愛の炎(Deeper Than The Night)』(1979)
アルバム「Totally Hot(さよならは一度だけ)」からの2ndシングル
全米11位
「The Music for UNICEF Concert / A Gift of Song」(1979)
国際児童年を記念し、国連総会で開催されたチャリティーコンサートのライブ盤
オリビアは『The Key(愛の鍵)』と、アンディ・ギブとデュエット曲『Rest Your Love on Me』の2曲が入ってます。
他には、ABBA、Bee Gees、Rod Stewart、Donna Summerらの歌が収録されてます
サントラ「Xanadu(ザナドゥ)soundtrack」(1980)
後に夫となるマット・ラッタンジーと共演したミュージカル映画のサントラ。
映画は不発に終わるも、サントラは全米4位と成功を収め、A1『Magic』が全米1位となるなど5枚のシングルもヒット!
A2『Suddenly(恋の予感)』は育ての親ともいうべきクリフ・リチャードとのデュエット。
シングル『Magic(マジック)』(1980)
作詞曲:ジョン・ファーラー 全米4週連続1位!
シングル『Xanadu(ザナドゥ)』with Electric Light Orchestra(1980)
なんと言っても当時、世界的な人気を誇った「Electric Light Orchestra」(ELO)と組んだことが大きな話題となりました。
「ELO」は1972~86年の間に、米国で最も多くのヒット曲(ビルボード40位以内)を放ったバンドなんだそうです。
「Out Of The Blue(アウト・オブ・ザ・ブルー)」/Electric Light Orchestra(1977 8th)
ジェフ・リンの類稀なる才能がわかる2枚組LP。英米ともに4位を記録する大ヒット!
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だいぶ長くなりそうなので、とりあえずここまでをPart 1 といたします💦
いつも長文駄文ブログ、お付き合いいただきありがとうございます。m(__)m