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2016年12月29日 イイね!

終のマイカーの条件 3)飽きないデザインとメンテし易さ

先の2つの条件を普通にクリアするのは欧州車のミニバン(MPV)?と言うことになります。日本車が2つの条件の両立に重きを置いてくれそうにないのが残念ですが、それを決定づけそうなのが3つ目の条件、飽きないデザインとメンテし易さ、です。

というのも、現代のクルマ、特に日本車の多くはハイテクによる利便性の向上を大前提としており、それは「ユーザーが自身の手で整備しながら長持ちさせるクルマ」とは対極にある価値観がベースになっていると感じるからです。なるべく短期サイクルで買い替えさせるという大量生産時代の価値観?私自身もクルマやカメラを喜んで買い替えて来たことの反省もありますが、それはさておき。笑

飽きないデザインとメンテし易さというのは、製品のライフサイクル・コストパフォーマンスという意味ではセットで考える必要がありますね。シアワセの減価償却期間が長いクルマ。笑
「ユーザーの手で」というのは身近な専門ショップの手ででも構いません。大きな点検整備などは特に。

要は、ユーザー自身がクルマの不調や劣化に気を配りながら、日々無理なく気持ちよく使えるとか、使いやすいように手を入れ易いとか、飽きずに眺めたくなるとか、そういうことをよく考えて設計されているか否か、です。

デザインは一義的には外形フォルムに現れますが、企画設計者の想いが根っこにある限り、製品のライフサイクル全体に目が届いていたはず。バイワイヤなど新たな技術を取り入れても、資源エネルギーを無駄遣いせずに長持ちさせるという価値観さえ共有されていれば。

今回の条件の説明がモドカシイのは、製品カタログで説明できることだけではなく、その時代の社会や産業を支配する価値観と不可分だからですね。

クルマという製品で考えると、例えばライトの電球は自分で簡単に交換できるか。
ディスカバリーのようなクルマでさえ、エンジンルームが詰まり過ぎで指が入らなかったのにはがっかりしました。

例えば同じクルマの大きさがモデルチェンジの度に変わるのは何の為なのか。人間の体も道路や駐車スペースも、その大きさが大きく変わっていないにもかかわらず、です。
絶対的に大きなディスカバリーは、(ドアの重さとエンジンルーム以外は)どこにも無理が掛かっていない自然さに使う度に感心させられました。大きい割りにハンドルがよく切れるとか。この目的で長く使うクルマのサイズはこうあるべきという設計者の思想がそこにあるように感じました。

つまり、歴史に残る名車のサイズやデザインには、それぞれに理由や思想がある。
ディスカバリー、ムルティプラ、デカングー、いずれも日本車に見慣れた眼には不恰好(笑)、いや不思議なディメンション(縦横高比)ですが、使うほどに使いやすさに気づくから飽きが来ないんじゃないかな?
Posted at 2016/12/29 16:35:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | カングー | 日記
2016年12月29日 イイね!

終のマイカーの条件 2)気持ちいい操縦性とシート

ふたつ目の条件は、気持ちのいい操縦性とシート。

気持ちいいというのは感覚的で数値化しにくいわけですが、ハンドリングで言えば不自然な動きでなく、かつ路面からの情報を的確に掴める安心感でもあります。

幼稚園〜小学校時代にデパートの屋上に10円でできるドライブゲーム(ミニドライブ)がありました。
繰り返されるくねくね道を脱輪しないようにハンドル操作するだけの単純なゲームでしたが、結構好きだった気がします。自分のセンスとテクニックだけでクルマを操作している充実感みたいなものを感じていたのかもしれません。

だからプジョー205の時にはMOMOの革巻きステアリングに交換し、砂利道や濡れたアスファルトなどでカウンターを当てながら曲がるなんてことも…。笑

同時にプジョーの柔らかいシートでは、お尻に伝わるロードインフォメーションの重要性にも気づきました。205の排気音は隣に並んだブルーバードのおじさまに「いい音だねー」と言われニンマリしたことも…。

絶対的なスピードよりも、ギアシフトでトルクの太いところを使いながら、そして窓も全開で音や振動を感じながら、クルマの挙動を把握し操作する楽しさ。

もちろんもっと複雑な技術要素の組み合わせで成立するのでしょうが、10円のドライブゲームでクルマに憧れていた私には、ハンドルとシートを通じてクルマと一体になれる感覚が嬉しくてしようがなかった。

それ以来、欲しいクルマを見つけると、ハンドルを握る手とシートに収まる尻とで、直観で品定めするようになりました。極端に言えば、動かさなくてもエンジンをかけてシートの位置を合わせてハンドルを握れば、気が合うクルマか否かが判断でき、買った後に裏切られることはなかった気がします。

プジョー505、ランチアテーマワゴン、シトロエンエグザンティア、そしてディスカバリー3。動力性能もキャラクターも違いますが、気持ちいい操縦性とシートだけは共通していたので、これを終のマイカーの条件その2にします。

追記1
ディスカバリー3に乗るまでは、速く走るクルマでないとこの条件は満たさないと思い込んでいましたが、豈図らんや、ディスカバリーはゆっくり走っても気持ちいいのでした。
もともとスピードを競うことに興味があまりない上に、反射神経が鈍るこれからの生活においては、むしろゆっくり走って気持ちいい方が都合が良い。直線の高速よりも、適度なアップダウンやカーブのある里山の道の方が好きなんだな。

追記2
シートはフランス車という定評には同意しますが、長時間運転して疲れないという意味ではランチアテーマワゴンやディスカバリー3のファブリックシートはたっぷりしていながらコシもあって出色だと思います。特にランチアテーマのそれはゼニアのライトグレーの生地にライトブルーのステッチが入り、車内を明るくもしてくれましたね。
Posted at 2016/12/29 01:49:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | カングー | 日記

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「@プリマヴェーラ さん、お気をつけて〜 by 熱中症搬送経験者w」
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