
うちの奥様が、キャンセル待ちで申し込んでた会社の保養所の予約がとれたので、12月初めの金曜日から二泊三日で箱根方面へドライブ旅行に。
到着は昼過ぎ予定で天気もあまり良くなさそうなので、初日の観光は一つだけにし箱根からも近いので、富士スピードウェイホテルに併設され今年の10月にOPENした「富士モータースポーツミュージアム」へ行く事に。
入場チケットは、途中で昼食休憩した新東名の浜松SAで、公式Webサイトから14:00でオンライン予約を。
前に食べた時に旨かったので、浜松SAでは今回も昼食に餃子をf(^_^)
ミュージアムがある、富士スピードウェイホテル近くに到着。
予約時間には少し早かったので、すぐ横にある富士スピードウェイ西ゲートの前でC-HRの記念撮影を(^-^)
その後、ホテルの奥にある駐車場に車を停めミュージアムへ。
エントランスに飾ってあった「トヨタ7」
展示下の床には、黒いボルト・ナットが一杯。
空いてるからか?まだ少しだけ時間は早かったけどスマホの予約画面を見せOKもらい、各フロアとエレベーター等の館内移動の説明を受けゲートを通って入館。
展示車両は40台ほどで、とりあえず各フロアを写真を撮りながら見て回ってると、館内放送で15:00からの"ガイドツアー"の案内が。
無料だしせっかくなのでガイドツアーに参加しようと、時間近くに3Fから集合場所の1F入館ゲート付近へ。
ところが、初めにフロア移動の注意説明を受けてたのにその事を忘れ、3Fからエスカレーターを下りた場所はゲートの外…という事で事情を話して再入場f(^_^;
時間になったが、この時の来場者は少なく集合した参加者は、うちの夫婦二人だけ…
という事で、案内の方とうちの夫婦マンツーマン状態でガイドツアーはスタート。
なんか申し訳ない気分だったけど、おかげで少し質問をしたりで勉強になったし色々楽しかった♪f(^_^)
このブログでは、その案内に沿っての"富士モータースポーツミュージアム"での写真やお話を。
『まぁ、記憶違いや調べ間違いあってもご勘弁を(^人^)』
自動車の動力は、蒸気を使った蒸気自動車が始まり。
その後、蒸気・電気・ガソリンを使った内燃機関を動力とする時代に。
走る自動車として、蒸気・電気・ガソリンの"どの動力が一番優れているのか?"を競い合う事になったのが自動車レースの始まり。
そして、走行を競い合う場所として使われたのは、競走馬が走る競馬場。
オーバルコースで、これがサーキットの始まり。
それぞれが競い合った結果はガソリン自動車が最も優れているとなり、その後はガソリンでの内燃機関を動力とした"ガソリン自動車"の時代へ。
フランス最古の自動車メーカー、パナール・エ・ルヴァッソールの「タイプB2」
ニューヨーク・パリ世界一周ロードレースで優勝した、トーマスの「フライヤー・モデルL」
スタッツの「ベア・キャット・シリーズF」
フォードの「999」
ここで、ガイドツアー案内の方からクイズが…『このフォード999の排気量は?』
あんちょこに"999"と答えたが大ハズレf(^_^;…そして答えを聞いてビックリ!(>_<)
馬力は現在のリッターカー程度らしいが、その排気量はトンデモ排気量だった(^_^;
車両の前に置いてあるのは、そのピストン。
自動車メーカー創業者のブースでは…
当初の自動車は裕福な者達だけのモノだったのを、もっと庶民の手に届くモノへと考えてた"フォード"や、当時のガソリン車にあったデメリット等を考え、この頃から電気とガソリンとのハイブリッドを創案してた"ポルシェ"の事が。
昔のレーシングカーが展示されてるブース。
当時、国別でチーム車両のカラーが決まっていたそう。
手前は、英国のサンビーム「グランプリ」で緑色。
フランスのブガッティ「タイプ35B」は青色。
そしてドイツは白色だけど、なぜかメルセデス・ベンツの「W25」はシルバーカラー…
当時、レース車両の重量は決められていたそうで、この車両はレース前に1㎏の重量オーバーが判明…
そこで急遽、重量減の為に白の塗装を全部落とし金属むき出しの色に。
そして規定をクリア、そのレースを優勝で終えたそう。
それが今のメルセデスカラー、"シルバーアロー"の始まりだそう(^o^)ホ〜
日本メーカー創業者のブース。
レースで使用される事はなかったが、トヨタ自動車創業者"豊田喜一郎"の熱い想いに応えるべく、現在の若いトヨタの技術者達が昔の資料を元にプロジェクトで復元させた、トヨタの「トヨペットレーサー」。
ホンダの…
左が「RC162」右が「RA272」
日本車がF1で初めて勝った「RA272」
高橋国光が乗って、世界選手権で日本人が初優勝した「RC162」
飾ってある兜は、ホンダ創業者の本田宗一郎がホンダのマシンに乗り優勝した外国人ライダーに送ったモノだが、それがその友人の手に渡り巡りめぐってココにあるらしい(^_^)
アジアのモータースポーツのブースでは…
日本で初めて出来たサーキットは多摩川の河川敷に作ったオーバルコースだったそうで、昔の資料とかを展示。
オーストラリアラリーに参戦、世界に挑戦した「ダットサン210型」の…
「桜号」
サクラカラーにボンネットには桜の絵。
第1回日本グランプリでクラス優勝した、日野自動車「コンデッサ900」
壁のサインはホテルで行われたレセプションに集まった関係者達のサイン。
"モリゾウ"のサインも(^.^)
一階の一番奥のブースには…
「トヨタ7」と「ニッサンR382」
日本グランプリに参戦した「R382」
エントランスの「トヨタ7」はターボで、こちらはNA。
一階から…
エレベーターで二階フロアに。
アメリカのレース関係のブース。
2002年のCARTチャンピオン車両、ローラ「B02/00」
NASCAR最高峰シリーズで日本車初優勝した、トヨタの「カムリ」
NASCARは激しいレースでクラッシュとかの修理も大変…なので、ライトもサーキットの照明が明るく必要無しでペイント、ドアも必要無しで窓部分からの乗車だそう(^_^;
IMSA GTPのチャンピオン車両、オール・アメリカン・レーサーズの「イーグルMk.Ⅲ」
現在のラリーに通じるレースに関するブース。
2Fのエレベーター前に展示してある、1964年のタルガ・フローリオで優勝した、ポルシェ「904 カレラGTS」
アルファロメオの「6C 1750 グランスポルト」
1948年ミッレ・ミリアに参戦した、チシタリアの「202C」
デザインは、あの"ピニンファリーナ"だそう。
世界のラリーに関するブース。
三菱にWRC初優勝をもたらした、三菱の「ランサー1600GSR」
1974年サファリラリーの優勝車両。
1981年のサファリラリーを優勝した、日産の「バイオレットGT」
ここでガイドツアー案内の方から2つ目のクイズ。
『このバイオレットGTの、リアバンパー少し上の左右に付いてる、出っ張った金具は何に使う?』に…うちの奥様が即答して正解!(>_<)
案内の方から「ヒントも無くすぐ正解出たのは初めて」と言われて、喜ぶ♪うちの奥様f(^_^)
日本車で初めてWRCにおいてメーカー・ドライバーの両タイトルを獲得した、トヨタ「セリカGT-FOUR(ST185)」
1993年オーストラリアラリーの優勝車両。
1996年のアクロポリスラリーを優勝した、スバル「インプレッサ555」
1995年のオーストラリアラリーを優勝した、三菱「ランサーエボリューションⅢ」
ル・マン24時間耐久レースに関するブース。
ルマン24時間レースで4連勝した、ベントレー「4 1/2 リットル」
マツダ「787B」とトヨタ「GT-One(TS020)」
1999年のル・マンに参戦した「TS020」
1991年のル・マンで優勝した「787B」のレプリカ。
ル・マンで日本車が初優勝したマツダ「787B」
24時間で夜も走るのをイメージした、ライトONでの展示だそう(^.^)
「787B」に搭載されル・マンを制覇した、最強のロータリーエンジン。
「787B」の横に立つと走行時のロータリーサウンドが。
「787B」のデモ走行では回転数を抑えた走行が多いが、ここで聞けるのは全開走行の許可が出た際のデモ走行時の音だそう。
カン高い独特のロータリーサウンド、イイ音です♪(*^-^*)
トヨタのF1マシン「TF109」
2009年のアブダビグランプリに参戦した車両。
その年の最終戦アブダビグランプリで、小林可夢偉が6位入賞。
1987年の富士グランチャンピオンレースに参戦した、ムーンクラフトの「スペシャル7(マーチ85J・ヤマハ)」
ドライバーは鈴木亜久里。
1990年の全日本ツーリングカー選手権に参戦した、トヨタ「スープラ・ターボA」
ドライバーは小河等…そして関谷・黒澤・館。
1998年のJGTCでチャンピオンを獲得した、日産「ペンズオイル・ニスモ・スカイラインGT-R」
ドライバーは影山正美とエリック・コマス。
1999年のル・マン富士1000㎞で優勝した、日産「R391」
トヨタの「2000GT スピードトライアル」
谷田部で最高速の国際記録樹立の為、スピードトライアルに挑戦したプロトタイプの2000GT。
この車両はそのレプリカ。
今ではニュルブルクリンクのコースを走らせ開発する国産車も増えてきたけど、そのニュルで鍛え上げられたピュアスポーツの市販車、ホンダ「NSX-R」
ドリフト競技用に作られた、HKS製・トヨタ「GRスープラ」
ドライバーは谷口信輝。
これで、ミュージアム展示車両についての事は終了(^_^ゞ
【展示車両についての内容は、現地で見たり聞いたりした情報とネットからです(^人^)】
最後に、マツダのバイオディーゼルのDEMIO、トヨタの水素エンジンのカローラの写真の前で、今はフォーミュラEと言う電気を動力とするレースや、自動車も環境問題に取り組んで行く事が必要な時代というお話を。
今後のモータースポーツはどうなって行くのか?…
ミュージアムのエレベーターを三階に上がると、そこにあるのはホテルのロビー,ショップ,富士スピードウェイが見えるカフェテラス。
ショップのウインドウから見えた富士スピードウェイ。
3Fから下りるエスカレーターで。
富士モータースポーツミュージアム。
ただ見るだけでも楽しいが、今回の色んな話を聞きながらのガイドツアーでの見学は、勉強にもなるし記憶にも残り易く、より楽しい見学が出来て良かった♪(*^-^*)