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イイね!
2011年01月29日

ドーハの悲劇から18年

あと何秒? 固唾を飲んで、レフェリーの試合終了の笛を待っていた。イラク最後の攻撃は右コーナーキックから。そのまま大きく蹴ると思ったところが、ショートコーナー。ひと呼吸置いてセンタリングを挙げる。慌てて応対したフォワードのカズ(三浦知良)が足を伸ばすも届かず、相手がセンタリング……消耗し切ったDFに相手のヘディングに合せる者もなく、緩い弧を描いてGK松永の右側にボールが吸い込まれた。バカヤロー!! 俺は思わず部屋の壁を蹴り上げた。長女がうろたえたように「しようがないじゃない」と呟いた。あ~あの2対2ドロー。1993年10月28日。俺は当時まだ血気の残る41歳だった。

あれからもう18年か。あまり自覚はないのだけれど、あと1年と2ヶ月ほどで還暦になる。我ながら「ウッソー!?」という感じですが、身体は思いの外正直です。そんなことはどうでもよくて、アジアカップ決勝であります。延長後半、長友のセンタリングを李忠成が鮮やかに左足でボレーを決めた。アジアカップの上のワールドカップの存在を考えると一瞬冷めるけれど、アジアの頂点を経ずして世界もない。工業製品では世界を制覇した感のある日本だけど、国政基準が問われるスポーツではまだまだ発展途上段階。道半ばではあるけれど、頂点に向かうプロセスを同時代感覚で過ごせている気分は悪くないなあ。

今週は試乗会が目白押しで、それぞれ思うところの多い一週間でした。サッカーよりこっちをちゃんと書かないと駄目ですかね。クルマもまだまだ捨てたもんじゃありませんが、サッカーに興奮するのは俺の場合DNAの範疇。クルマより先に燃えた存在なので、許して下さい。
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Posted at 2011/01/30 03:53:56

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この記事へのコメント

2011年1月30日 7:54
おはようございます。

あのドーハの悲劇の時は、あまりのショックに、
固まったまましばらく動けませんでした。

あれから18年、ワールドカップの常連となり
決勝トーナメントで、ベスト8を狙うようになったんですから、
すごい、躍進ですよね。
でも、ひとつクリアすると、ドンドン、ハードルがあがって、
周りに期待されてしまうのは、日本代表の宿命なんでしょうか。
コメントへの返答
2011年1月30日 12:40
カズのくだりが重なっていて冷や汗をかきました。昨夜のラブレターと一緒で、深夜(未明)の文章は要チェックですね(笑)。

批評に晒されるのは、秀でた者の宿命であり逆の意味での特権だと思います。それを打ち破ってこその代表であり、そこに尊敬の念が生まれる。

世界で闘うには村社会やめだかの学校では駄目で、一人で世界を渡り歩ける者がそれこそチームワークのために力を合わせる。そういう迫力が必要となっています。

サッカー日本代表は93年のプロリーグ発足にともなう国際化によって経験に学び、歴史とともに成長してきました。

日本の自動車産業も1980年代に本格的な国際化の端緒につき、日本車は世界生産の30%に迫る存在感を確立しています。

翻って日本のメディアは……と書くと、完全なる天唾モノになりますが、日本語の壁に守られて国際競争の荒波に揉まれることもなく、世界からの情報の受信ばかりで世界に向けての発信能力が決定的に欠けている。

僕は、自動車ライターとしては代表クラスの実力にはほど遠いですが、斯くありたいと常々思っています。まず一人で動ける実力を身につけた上で、日本をはじめ世界の自動車の世のため人のために貢献したいな、と。

我田引水でちょっと気が引けますが、自動車メーカーを広告のクライアント(スポンサーか?)として位置づける既存メディアの腰の引けた依存体質が現在の不透明感の原因であるようです。

鶏と卵的な難しくデリケートな問題ですが、そこを乗り越えないことにはその存在感が小さく縮んでしまう瀬戸際に来ている。ちょっと話を広げすぎですかね。
2011年1月30日 11:02
李はサンフレッチェでも、佐藤寿人の控えで一年半出場出来ず
それでも腐らず、地道に練習を重ね昨年後半出場し、11試合で10得点の結果を出し

代表に初選出、今回も1試合途中出場だけでしたが、腐らず地道に練習した
ご褒美だと思います。

勿論 長友のパーフェクトなセンタリングがあってこそのゴールですが
今回は、細貝、伊野波、吉田等新しい若い選手が結果を残し

劇的な幕切れでしたが、浮かれずに頑張ってほしいですね!

コメントへの返答
2011年1月30日 12:05
スポーツの世界では、最近の若者は……なんてまったく言えなくて、ただひたすら若さの可能性の大きさに溜息が出るほどです。

1970年頃の正月元旦の天皇杯決勝を国立競技場で見ていますが、芝生(最近ピッチですね)は青々ではなく枯れた茶色で、向う正面のスタンド席は天地の薄いカマボコ状にパラパラの状態でした。

あと何回W杯を見ることができるか? そういう歳の数え方もあるようです。

それにしても気分の良い勝ち方でした。
2011年1月31日 1:01
お友達にお誘い頂き
初めてコメント致します(^O^)
あの試合は、私にとって色々な意味で
『勝てて良かった』と思う試合でしたね

アジアからならW杯に出場できると
オセアニアからアジアに鞍替えした
オーストラリアを見返す事が出来た事

フィジカルを全面に出し徹底的にロングボールを入れてくる
アジアのサッカーを馬鹿にした様なサッカーに勝った事(単に私がクライフ提唱のワンタッチプレー信者なのもありますがf^_^;)

勝負を決めた李忠成は
韓国や日本で『在日』と差別を受けたが、今回の勝利で両国のファンから認められた事

…等々、単に『アジアNo.1』になった事以上に、私の中では重たい勝利でしたね(~~~)
2011年1月31日 1:25
もう18年も前のことなんですね~
私は当時「超」血気盛んな高校生、現役フットボーラー!!でした。
悔しくて悔しくて…その夜は眠れなかったのを覚えています。
しばらくは「オフト・ジャパン」が史上最強、と信じて疑わなかったのは、悔しさの裏返しだったんでしょうね。

でも、今の日本代表は色んな面で「強く」なったと実感します。
昔は「個」(カズとかヒデとか)が目立ってて、周りがそれに付いていく…といった印象があった代表も、今は全体が一つになって、ホントの意味で代表になりつつある過程を感じます。私は先の南アW杯の経験が大きかった、と思います。成績は同じでも、日韓W杯とはワケが違う。
耐えて耐えて、勝利をもぎ取るタフさ、精神的強さが身に付いたかな、と。

ま、サッカー先進国に比べればまだまだ及ばない点は多いんでしょうけどね。

次に日本でW杯が開催されるのがいつになるか分かりませんが、そのときは「目標はベスト4」なんて言ってないで、是非「優勝候補」と呼ばれる存在になっていることを願って…

何はともあれ、アジア杯優勝おめでとう!!

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