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伏木悦郎のブログ一覧

2009年05月22日 イイね!

PORSCHE

PORSCHEポルシェが東京モーターショー(TMS)出展を取り止めた。

昨年来からのポルシェ(持ち株会社のポルシェオートモビルホールディングSE。自動車メーカーのポルシェAGとは別)によるVWの子会社化は、今年の1月5日にポルシェのVW株式50.76%取得によって実現。ポルシェはさらにVWの持ち株比率を75%に高め、完全買収を目指していたが、金融危機による急激な業績悪化の影響でVW株取得のために抱えた負債が財務状況の悪化をもたらした。借り換えのために融資の獲得に動いたが必要額には届いていないという。

ここにきてポルシェ・VW双方の持株会社設立による統合の協議が検討されてきたが、ポルシェの財務状況がネックとなる中、ポルシェの株式操作の疑いなども浮上して先行きが不透明になってきた。

そんな中でのTMS不参加の報である。こりゃ上海で賑々しくワールドプレミアしたパナメーラも公式には展示される機会を失ったということ?

ということなら、ここでも少し気合を入れて紹介しないとね。せっかく上海まで足を運んだ甲斐もないということになる。詳細はフォトギャラリー

https://minkara.carview.co.jp/userid/286692/car/424731/1413326/photo.aspx
https://minkara.carview.co.jp/userid/286692/car/424731/1413555/photo.aspx
https://minkara.carview.co.jp/userid/286692/car/424731/1422128/photoedit.aspx

に貼ってあるので参照してほしい。実際に手にしたPANAMERAは『金持ちだったらなぁ……』思わずため息の出るポルシェオーラ溢れるクルマだったなあ。

リアシートは、大柄なDrヴェンデリン・ヴィーデキング ポルシェAG CEOが納得行くことを条件にデザインされたといい、事実178㎝の私でも居住性になんら不満は残らなかった。



Posted at 2009/05/22 16:08:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2009年05月21日 イイね!

Vspec

Vspec乗りませんか? 日産広報部から案内をもらったのは4月の上旬だった。

なんでも、高価なクルマ(1575万円)で1台しか広報車両として用意できない。よって、メディアへの貸出し以外に機会を設けることが難しい状態だ。それでも、そっち系のジャーナリストには乗っておいてほしいので、スケジュールを空けてください。

まだ走り屋系に入れてもらえて光栄とは思ったけれど、4月はNY、上海と予定が立て込んでいた。結果、連休明けの翌週末とあいなったわけです。

18日は亡母の三回忌。これで行くのも"らしく"ていいかと思ったけれど、Vスペはリアシートのクッションを省略した2シーター。結局この日は触れずだった。実質2日強の借用時間でどれだけ試すことができる?

でも、せっかくのチャンスなのでナイトドライブで東名~小田原厚木~箱根旧道~国道一号線……とほぼすべての走行条件を試すことにしたわけです。

そのインプレッションは、端的に言ってポリフォニーデジタル的。GT-Rそのものにはドイツでアウトバーンも経験している。右ハンドルで速度無制限に挑む感覚はかなりシュールなものだったけれど、100㎞/hの法定速度が施行されている東名で味わうVspecも現実感がないなあ。基準車よりもさらに……という触れ込みの1575万円をそれなりに試す行為は相当バーチャルな経験であるわけです。

近所の狭い路地をのしのしと押し出すVスペはどのように映ったか。もちろんふつうに走らせた時のGT-Rは、ふつうのクルマとして扱える。その点ではVスペもそう変わらない。

パワースペックは基準車と同じ。ただでさえ比較対象を見つけるのに苦労するスピードの持主だが、Vスペは過渡領域のトルクをより強くスムーズに提供するハイギャードブースト(+2kgf-mの最大トルク62kgf-m=608Nmを約80秒間作動)を装備する。その使用状況を公道上でイメージすることは現実的ではないだろう。

だってそのままでも100㎞/h巡行からフルスロットルを与えると、イチ、ニィ、サンぐらいの呼吸でリミッター作動領域に飛び込んでしまうんだから。

ビルシュタインのモノチューブダンパーに換装されたサスはガッチリ固められている。60㎏の軽量化の効果をリアルに実感することは難しい。世界最強と豪語するカーボン・セラミック(ディスクローター)ブレーキは強力だが、比較対象となるクルマとシチュエーション選びに苦労する。

今走らせている状況はリアルなのだが、それを評価するこっちの頭と身体がバーチャルにならざるを得ない。

去る4月23日に09モデル(標準車)がニュルブルクリンクで7分26秒70のレコードを樹立したというリリースが5月14日付けで配布された。このことを具体的なイメージとして捉えられる日本人は多分100人に満たないと思うが、多くの人がそれは凄いことだと頭から信じている。

たしかに凄いことではあるんだけど、わざわざ他国の人々が育んできた聖域に乗り込んで、ホームコースのアイツよりも俺のほうが速いと言うことで、やっと自らのポジションを見つけ出す。ポルシェがいなかったら何て言う? 自前のホームコースで鍛え上げて、これでどうだ!!というなら分かるけれど、自分では何も決められない。

中国メーカーが日本に足繁く通って、西仙台あたり(日産のホームコース?)でGT-Rより何秒速いなどと言いだしたら、どう思うだろう。

GT-Rが素晴らしいパフォーマンスを持ったスーパースポーツであることは誰でも知っている。楽しそうに開発に取り組む技術陣の活きいきとした姿の映像を目にするたびに、充実しているだろうなあ。現代のお伽話にも似た境遇を提供した開発責任者のロマンティックな取り組みには敬意を表したい。

でも、クルマの進む方向はこっちかね? 月産30台しかできません。平気で言うことを許されたマスプロメーカーのエンジニアはそうはいない。

GT-RもVspecもある意味で非常に魅力的なクルマだ。否定することが難しい。しかし、魅力的であるという事実が、それに変わり得る有力な価値観の提示を困難にしている。ここは重要なポイントだろう。

走らせると物凄く刺激的で、優越感が得られて、乗りこなした達成感の充実を覚えるのだが、うっかりすると片手の燃費がやっと。200㎞走って40ℓに迫る燃料を呑み込む現実は、プリウスが生活の一部に加わって6年近い身体には受け入れがたいものがあった。

折しも、返却の日はお台場のMEGA WEBで3代目プリウスの発表の日。Vspecの対極にいるプリウスの晴れの舞台にオラオラ感で乗り込む状況設定がおかしかったが、果たしてこのような幅広のブックエンド状況がいつまで続けられる?

答を持っている人、いますか。


撮影しながら何か唄ってますねぇ(笑い)↓


Posted at 2009/05/22 10:34:15 | コメント(10) | トラックバック(0) | 日記
2009年05月20日 イイね!

終わりの始まり (下書き解除を忘れてました)

終わりの始まり   (下書き解除を忘れてました)誰のためにクルマは作られるのだろうか?

5代目レガシィのコンセプトが現れたNAIAS(デトロイトショー)でその姿を見、デザイン担当者の話を聞いて、これは駄目だと思った。

生産量の7割強が海外市場であるという事実を踏まえれば、全長4775㎜、全幅1780㎜、ホイールベース2750㎜というディメンションも理解できないではない。

しかし、レガシィはそういうクルマだろうか? どんなサイズにしようと、それはメーカーの勝手だが、いくらなんでも日本の自動車メーカーであることを忘れるような商品企画、日本本来の持ち味を見失い、欧米の価値観に全面的に依存したようなクルマ作りには、敢然と違うと言いたい。

アメリカのバブルが弾けた後づけで言うのではなく、そもそも時代がどっちに動いているかを考えたら、たとえバブル真っ只中の4年前でも違う答えが出てきたはずだ。

ワールドプレミアとなったNYIAS(ニューヨークショー)では開発責任者に「ダウンサイジングなんてない、あるのはダウンカテゴリー。下のクラスへ降りることはあるけれど、現行モデルよりも小さいクルマを想定するのは考えにくい」と聞いて呆れた。

率直に言って、欧米市場で堅調なセールスを祈ってやまない。

クルマとしての出来ということでは抜群だし、性能的に納得できるところは多い。しかし、1989年以来ずっと右肩上がりを指向してきた開発姿勢は、すでに時代に合っていない。2年後にハイブリッドを追加しても遅きに失している。

企業風土というものはつくづく面白いものだと思う。



Posted at 2009/05/22 01:50:18 | コメント(3) | トラックバック(1) | 日記
2009年05月18日 イイね!

大政奉還?王政復古?

大政奉還?王政復古?プリウスの発表会場に当てられたのは、お台場にあるトヨタの『見て乗って感じるクルマのテーマパーク』MEGA WEB。いまや世界的なブランドに成長したハイブリッドカーのアイコンであり、トヨタの命運を握る存在。

通常なら都心のグランドホテルで賑々しくというのが通例だが、自前のイベントスペースで慎ましやかに。昨年の9月15日以来、奈落の底に落ちるような急転直下、未曾有の業績悪化を受けた経費節減の一環? それもあるようだが、内外に向けた危機意識の徹底という狙いのほうが大きい。

諸説入り乱れだが、以前のトヨタらしさが戻ったということもできそうだ。

年初のNAIAS(デトロイト)以来ずっとwatchしてきて、すでにプロトタイプの試乗をはじめ正式発表の前にお腹一杯の状態にあった。ここでの興味は、どのようなお披露目をするか。

NAIASでは、INSIGHTと合わせて世紀のハイブリッド揃い踏みが実現したのに、双方ともに社長の列席をキャンセル。その後福井威夫ホンダ社長も渡辺捷昭社長もこの6月で降板という波瀾の事態を迎えている。

誰が仕切る? 固唾を飲んでプレゼンテーションの進行を見守っていると、大塚明彦CEの商品説明videoに続いて、プリウスのステアリングを握った豊田章男副社長が登場。数分間にわたって新型プリウスの概要を説明した。

初めて聞く肉声は甲高く、育ちの良さとともに線の細い印象をもたらしたが、澱みない語り口には次代を担う使命の重さを腹に納めた覚悟を感じさせた。

トヨタが直面している状況は楽観の許せないものだと推測しているが、かねてから言われていた大政奉還は危機の中ですんなり事が運んだように見えますね。

Posted at 2009/05/22 12:45:44 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2009年05月17日 イイね!

三回忌

三回忌母親が逝って2年が過ぎた。早いなあ、と思う。過ぎた700日余りはまさに落日の如く。時代の変化を目の当たりにしながら、有効打がうてない己がかなしいといったところですねぇ。

一年ぶりに会う静岡を中心とする母方の親戚は相変わらず元気で、私よりふた回りは上の世代なのにくたびれ加減では当方に分があるくらい。

去年とは打って変わっての土砂降り模様に、墓参も早々に切り上げて富士市の岩本山公園にあるレストランへ。ここは大当たり。手頃なフレンチは年寄りの多いメンバー構成という不安を打ち消す内容。ここはお薦めだ。激しい雨で向こうに見えるはずの駿河湾も富士山も霧の中。また来ましょう。

帰路はひどく疲れ眠気に襲われたので、娘にステアリングを任せる。横浜ICあたりまで来ると雨はなかった。晩飯は娘ふたりの発案で六本木までうどんを啜りに行くことに。女優が経営して評判の店の味は、まあ普通。娘たちも落胆することなく納得しておった。旨いものは足で探しましょう。
Posted at 2009/05/22 13:07:17 | コメント(0) | 日記
スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

プロフィール

「撤収!! http://cvw.jp/b/286692/42651196/
何シテル?   03/24 18:25
運転免許取得は1970年4月。レースデビューは1975年10月富士スピードウェイ。ジャーナリスト(フリーライター)専業は1978年9月から。クルマ歴は45年目、...
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