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なんだか随分と古いエンジンのオーバーホールです。

メタルを流し込んで切削するのは初めて見ました。
メタルが入手できないなんて泣き言は通用しませんね。

こんな古いSVを淀みなくオーバーホールする人達がいて、生業として成立していることに底力を感じました。

GT40のベルハウジングをエンジンに締結するボルトを2本入手するためにebayでまとめ買いしました。

タイトル画像が1/2届いた様子です。
重量が約30kg程です。
これが2箱、ガムテープで強度を維持して崩壊しない様にして届きました。

伝票は９枚、とにかく凄い量です。
UNC&F Grade8のボルト•ナット•ワッシャーが 1/4”から1/2”まで総数3400個という能書きです。


検品の為並べてみました。
比較用に中央に置いたのはウォーターポンププライヤー

一生掛かっても使い切れない量です。

さてどうやって整理保管しようか•••？

ここのところ盛り沢山でした。

先月現場で遭遇したスズメバチ
全滅させました。


月初めには店の物置軒下にスズメバチの巣
子供の頭部大の巣でした。

全滅させました。

そして今朝は子タヌキ

店の軽トラ下に潜り込んでいたので捕獲
害獣ではないので山に放ちました。


次は何が出てくるのかな？(笑)

フレーム、足回り、外装のPart 2です。

当時ロングタンクに憧れてHONDA CR93のタンクを狙っていたのですが、フトコロ事情で入手は断念、代わりと言ってはなんですがHXの一つ上AX-125のタンクが手に入りました。

入手したタンクを載せてみるとHXのタンクと異なり幅が大き過ぎます。

そこでHXタンクの後ろにAXタンク後半を切断してロウ付けするダミー作戦としました。

結果してシリンダーヘッド幅とほぼ一致したタンクとなり、エンジンの大きさが際立つスタイルになりました。
図中黄色箇所が延長したダミー部分です。

タンクをいじってしまったのでシートはアルミ板を曲げラバーを貼り、工事用キャップ型ヘルメットを切ってテールをまとめました。


つづく

次はエンジン編です。

先ずはエキスパンションチャンバーですが、この当時既にRD-125用のチューニングパーツ自体旧型になっていたので雑誌等への掲載は無く、古い雑誌に掲載されていた横浜のノグチに電話をして製作を依頼しました。実車を持ち込んで2週間ほどで出来上がった様に記憶しています。

排気音は少々湿った、パルスの高周波域が抑制された音色です。

ここまでお膳立てが揃ったので、キャブも大口径化することにしました。


キャブはRZ-250用をリードバルブとゴムのインマニ共に移植です。当時のYAMAHAでは350迄ボルト間隔が共通なので移植自体に特別な工作は必要なかったと記憶しています。
唯一そのままではキャブのフロートチャンバーがクランクケースに接触するので、5mmtのスペーサーを作ったのみです。

併せて排気ポートタイミングをシリンダー上方へ1.8mm削り上げました。
結果してこの加工でエンジンの特性は激変しました。


つづく