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言わずと知れた伝説のレーサーにしてコンストラクター、ブルース•マクラーレンの伝記映画です。

残された当時の動画と再現映像、そして家族やチーム当事者へのインタビューを交えた構成で、個人的に傑作と信じる作品です。

ブルース•マクラーレンが初めてハンドルを握ってからヨーロッパへレーサー留学し、クーパー社で腕を磨きそして独立、勝利を目指しチーム一丸となって邁進するドキュメンタリーです。

先般封切られた”Ford vs Ferrari”でも触れられているようにGT40にもブルース•マクラーレンが乗っていましたが、これは劇中でケン•マイルズがギャラの良さを語っていた様にチームの軍資金を得るためのアルバイトだった様です。

勝てるレースで勝って賞金を得て、勝てるレーサー販売で資金を得て次の目標に投資する。黄金の方程式とも言える様な手法で成功した運営能力に脱帽です。

ブルース•マクラーレンも事故で早逝してしまいましたが、彼が独立した当初事故死した若きチームドライバー ティミーの葬儀での弔辞が印象的です。
「人生の価値は足跡で決まる　長さじゃない」

そしてチームスタッフが誇らしげに語った言葉が重みを増します。「F1とインディ500を2回同時制覇したのは我々だけだ、ブルースの遺産は今も生きている」

このドキュメンタリー最後のテロップではインタビューに登場し制作中に亡くなった関係者の名前が流れ、こみ上げるものを感じたのは私だけではないでしょう。

3年前の”Octane”
特集は「憧れの車」、近年一番のお気に入り記事

中でも「道行くためのローラを一台」
ずいぶんと前から公道を走るレーサーに憧れてきたものです。


GT40が走れる様になったらこんな写真を撮りたいものです。
これがモチベーション

今日は頼まれ工作です。
20年来注文をいただいている工作で、もう100台目の納品になります。


上手く出来た道具もそうでなかったモノも箱の中に収まっています。

アマチュアが作った物を人様から対価をいただいて買っていただくというのは大きな励みになります。

さて続きを頑張って作ろう•••

フルード漏れで GT40のペダルボックスを全解体•組み直しを行なったのでペダル踏み代のイニシャルの位置調整が必要となりました。


今まで気にも留めたことがなかったのですが、改めて「普通に売っている完成車」のペダルのイニシャル位置や遊びなどを認識する必要に迫られました。(笑)

誰もが何の違和感も感じずにすぐに普通に運転出来るという事は、メーカーが痛い思いをしながら積み上げてきた膨大なノウハウの上に成り立っているのだと思い知ることとなりました。