![Jag. MK2 SUキャブのオーバーホール Jag. MK2 SUキャブのオーバーホール](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/046/966/471/46966471/p1m.jpg?ct=e2c83d1ccf2e)
来月中旬に愛妻殿と軽井沢へ出かける計画を立てたので、MK2の整備に取り掛かりました。
最近、空燃比調整(ジェットの上下)を行っても空燃比計表示が変わらないことがあり、2016年にHD6からHIF44にコンバートして以来全く手付かずでしたのでこれを機にオーバーホールすることにしました。
オーバーホールキットがBurlen Fuelで在庫切れで途方に暮れたのですが、最近HIF44がハーレーに多用されていることを思い出し,国内で検索したら案の定ハーレ屋さんに在庫がありました。
材料が届いたので作業開始です。
バラします。
先ずは現状の撮影
SUキャブを弄る時はBAスパナを用意しておくと大変便利です。
ホース類を引き抜く際はこんな道具を使うと楽です。
キャブ本体を外したところ
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/065/306/694/9c447396cc.jpg?ct=c12ff69b38f5)
スペーサーは断熱効果の期待とリンケージ動作に支障無いよう極厚ベークライトブロックからCNCフライスで削り出したものです。
https://youtu.be/LOrHqaiz0Eg
ガスケットが固着した箇所はスタッドボルトを外し、スクレイパーで仕上げました。
取り外したキャブはバラす前にジェットの位置を計測しておきます。これが重要なデータになります。
フロートバルブのニードルが真鍮でした。
段付摩耗はありませんが、痕跡は出始めています。
新しいバルブはゴムになっています。
洗浄はsekiaiさんお勧めの「ヤマルーブ スーパーキャブレタークリーナー(泡タイプ)」、ものすごい洗浄力ですっかりキレイになりました。
なお今回のオーバーホールキットにはスロットルバルブをディスクを固定する先割れネジが同梱されていないのでバルブシャフトのシールは未交換です。
フロートチャンバー油面高をマニュアル通りに設定します。
これで1個終わり
続いて2個目に取り掛かりましたが…
なんと、キットのジェット吸引ノズルの向きが逆です! 黒が当初ついていたもの,白が気付かず取り付けてしまったもの
蓋ができないので元のジェット(黒)をそのまま付け直しました。
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/065/307/750/3e9ac10bd5.jpg?ct=16ab939c63d6)
このツインキャブは構造が鏡像になっているのですね。初めて知りました。仕方ないので特に劣化も見当たらない当初品を付け直しました。
そんなこんなで2個のオーバーホールを終え、試走結果も良好でした。
Posted at 2023/05/18 12:00:12 | |
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