随分と中断していましたが、1月中旬と今回4月下旬の作業状況です。
<<1月中旬の状況>>
今回も助っ人はガレージハウスのお隣さん、エアコン設置屋さんです。彼の指導の元作業を進めました。
屋外は寒いのでガレージ内で作業•••と言っても当方GT40が鎮座しているので彼のガレージを借用となりました。
先ずは<洗浄>
揮発性の強い洗浄液で系統内を洗浄します。
圧力源は窒素ボンベ
パッケージエアコン設置では常套作業だそうで、特に配管を再使用する際は必須とのこと。
次に<加圧テスト>
窒素ボンベから加圧します。
高圧側サービスバルブから単独で加圧するとエクスパンションバルブの解放圧閾値で圧力計指針が特異な動きを示しますので、低圧側サービスバルブからも同時に加圧します。
本当は20kg/cm2はかけたかったのですがボンベ圧が足らず8kg/cm2程でした。
スプレーを吹いて各所を観察すると室内機のエクスパンションバルブ部から盛大な泡！
増し締めで対処しました。
床下には燃料冷却用のエバポレーターもあるのでそこも泡テスト。
他あらゆるジョイント部をチェックし、圧力計指針に変化がないことを確認して次の作業です。
<真空引き>
この作業も高低圧両方のサービスバルブから引き、圧力計指針の動きから漏れを確認します。
順調に進めたら<冷媒の充填>です。
AMAZONで買ったR12です。
安全のためホースは低圧側だけ繋ぎホース内をガスパージして準備完了。
エンジンを始動しアイドリング状態でコンプレッサーを回しバルブを開け注入を始めると缶がどんどん冷えますので、40℃程のお湯を張ったバケツに浸し充填を続けます。
2本目でドライヤーのサイトグラスに泡が出始め、3本目でエキスパンションバルブ周りが充分冷えてきました。
サイトグラスの様子は2本目と大きな変化はないようです。
正確な、と言うか正式なR12充填量計算方法が解らなかったのでネットを探ったところ、
非常に解りやすい解説 がありましたのでそれに従う事にしました。
次の動画が4本目を充填する前後の
サイトグラス の様子です。
サイトグラスの奥がちょっと見えるようになり、ほんの僅かに液相領域へと移行した状態にも見えます。
外気温10℃で冷気が-3℃でした。
これで手持ちの250g缶4本を使い切りましたので作業終了です。
<<4月下旬の状況>>
本業多忙のため日中の作業がままならず、今年2回目の作業です。
もう夏日になってしまいました。(笑)
ガス漏れはなさそうなので、室内機で発生する結露水の受けとドレーン周りの再組み立てです。
トランクルーム内の室内機から滴下する結露水の受けとしてレストア時にビーチャムが作ったトタン板金の箱です。
これを室内機を覆うように組み付けます。ビーチャムオリジナルに戻すだけなので容易な作業です。
最後に内装パネルを取り付け終了です。
ここまで進めておかないと、結露水でトランク内が濡れてしまうので連続運転試験が出来ません。
さて準備が整ったので、昨日真夏日の中愛妻殿と都下〜東京までデートと洒落込みました。
サイトグラスの様子から冷媒不足と思われますが、効き過ぎて頭が痛くなるほどです。
もう充分な冷え方です。
クーラー修理も終焉を迎えた様です。
めでたしめでたし
Posted at 2022/04/28 14:10:36 | |
トラックバック(0)
随分と中断していましたが、1月中旬と今回4月下旬の作業状況です。
