![Jag MK2のクーラー10 Jag MK2のクーラー10](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/045/404/718/45404718/p1m.jpg?ct=c7859bba3fe2)
いよいよエバポレータ側です。
全てを進めて最後に冷媒を充填したところでエキスパンションバルブが詰まっていたなんて冗談にもならないので、状況確認のためエバポレーターが収納されたトタン板で作られた箱を開けます。
‘90年代にビーチャムでレストアした際、ダッシュボード周りにクーラーの吹き出し口があるのは美しくないと考えトランクルーム内にエバポレータを設置したと聞きます。
しばし七転八倒、なんとか箱を外せました。
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赤枠内にコーキング剤を土手盛りして結露水の防波堤を作ってあります。
早速エキスパンションバルブ周りを見るとシール剤らしきゴム状のベトベトが高低圧両側に付着しています。
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よくよく観察すると人為的になびって塗った様には見えません。冷媒に漏れ封止剤を混入しここから漏れてゴム状に固まったと思われます。
あまりにひどい状態なので、パーツクリーナーを吹いてウエスで可能な限り拭き取りました。
ちょうど良いタイミングでお隣のエアコン屋さんA氏が帰って来ました。
「赤枠内の銅パイプが不自然に潰されている」とのご指摘。
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確かにそうです。ここで漏れていることを見つけた誰かがプライヤーか何かでカシメようとしたのかもしれません。
このまま眺めていても進めませんので取り外します。ルーバーを外し
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トランクルーム側で本体を外し抜き取ります。
ルーバーには”SANDEN”のプレートが貼ってありました。
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もぬけの空になりました。
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ユニットを眺めていたお隣さんA氏
「この温度センサーの先端どこにもつながっていませんね。独立したモノなんですね。」
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確かにそうです。ということは、電気式にしてしまえば室内で温度調節できます。これは大きな発見でした。今まではトランク内のエバポレータ脇に取り付けられたツマミで調整するだけでしたが、室内で操作できれば大改善です。
漏れ箇所からすると修理は手間が過大になりそうなので、似た形状の中華製に交換する方法が楽そうです。高低圧接続箇所の方向が同じ製品を探すことにします
以上本日の作業、状況確認と方向性の検討でした。
Posted at 2021/08/25 19:29:13 | |
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