久々の投稿です・・・
すぺお号の脚の減衰やらセッティングを色々イジっている中で面白い?ことを忘れていた・ふと思い出したので久々に投稿しようかなと。
すペお号は現在オーリンズPCVのF8キロ、R6キロのレートのサスにJFSpeedハーフピロと調整式スタビリンクの仕様にJoyfastトシ君のセッティング(アライメントセッティングと脚の車高・減衰アドバイス含む)+BBS-RSにミシュランパイロットスポーツ3 15インチ。
それにマツスピの2Wayデフ、それとボディ補強っていう補強はブレースバーくらい。(ブレースバーが無いとトラクションかからないので必須)
この仕様は街乗りから峠が主目的のストリートセッティング。イメージで言うと、40km - 130km/h くらいの速度域までが特に気持ちイイ面白い領域っていうのがいいのでしょうかね。
オーリンズPCVはショック動き出しの初期段階の突っ張るような硬さ(渋さ)と全長調整ができないセッティング幅の狭さからトシくんからは超低速域から高速域までのスイートスポットが広くて調整幅も大きくとれるJFSアラゴスタ Type-Sに変更しろ!と言われていますが(笑)とりあえずは今のあり物オーリンズベースで色々セッティングの勉強やってみようぜ、突き詰めてみようよっていうのが今のすペお号。
そういう状況で改めて減衰やらタイヤの空気圧等をちょこちょこイジっているんですが・・・今日はタイヤの空気圧の話。
今タイヤは上記にも書きましたが、ミシュランのパイロットスポーツ3。
このタイヤは特段鬼グリップでもなければ見た目も大人しい感じですが・・・
超イイ!!
ドライ/ウェットグリップも良し!乗り心地も良し!ライフも良し!さらにジムカーナ場で広場練習等するにあたってもタイヤケース全体で剛性を出している感じがあり、急に腰砕けたり挙動が変わらない直巻スプリング的なバネのような動きでコントロール性も最高、流れてもとっ散らかるようなブレイクせず挙動も分かりやすい!!腕を磨く上でタイヤに頼らないような運転スキルが学べるタイヤです。
もちろんサーキット等を主目的にする場合は磨いた腕でそれ相応のセッティングにBS-71RSやYH-052、DP-Z3、GYイーグル等が正解でしょうが。
過去使っていたのはダンロップディレッツァ。サイズは195/50R15 82Vです。
で、ミシュランパイロットスポーツですが・・・サイズは同じく195/50R15 82V
無論違うタイヤ銘柄ですが、ロードインデックスは共に82。
トシくんからセッティングの出し方のレクチャー等受けてちゃんとモノにしようとしている中で(自分の物差し)心がけているのは、物差しのゼロ値。タイヤもバネだし、サスのバネレートだけでセッティングが決まるものでもないし。バネとしての役割だけではなく、タイヤが車両重量のすべてを受け止めるには必要な負荷能力も気にしないとね。
ということで、パイロットスポーツを使って前と同じ空気圧をベースにセッティングを始めようかな!!と思ったんですがちょっと待てよ。
ここで過去乗っていたMINIや現在乗っているVWの知恵を思い出した...
あれ?ダンロップ→ミシュランこれもしかして空気圧の規格が違ったんじゃなかったっけ?
タイヤは日本国内の基準(JATMA)と欧州基準(ETRTO)があるんだった。
ディレッツァの時はセッティング出ししていてその際の空気圧冷間時は1.8bar(180kPa)
ちなみにあくまで参考でNAロードスターの185/60R14 82Hの指定空気圧は前後共に1.8kgf/cm2 (26p.s.i) = 約180kPaでディレッツァと同じ値
これの負荷能力は・・・400kgですね。ロードインデックスは純正もディレッツァも82で負荷能力は同じ。
ということは400kgx4本なんで1,600Kgの負荷能力を1トンちょいのNAロードスターに指定されている感じですか。
でもこれって、JATMA基準であって、もしETRTO基準であったら同じ82ロードインデックスでも400kgの負荷能力を考慮すると空気圧は200kPa必要になる・・・
でもミシュランタイヤのHPでその旨探しても出てこない。
なので日本ミシュランタイヤにTELして確認しました。
結論
ミシュランタイヤとしてはタイヤはETRTOで見ているが、JATMAで指定されている圧=負荷能力も見越してタイヤを設計販売しているため、JATMA指定圧で空気圧設定されても問題ない。ロードスターでの使用は180kPaで構わない。
意外だった(笑)そうなの?メーカーがそう言ってるし。
更に良く調べると・・・ミシュランタイヤ(日本ミシュランタイヤ株式会社)はJATMAの準会員企業としてカウントされていますね。(グッドイヤーも)
ですのでワタシなりの結論・・・
ミシュランパイロットスポーツ3はタイヤ自体はETRTOで作られているため、厳密に言えばNAロードスターに使う場合(ロードインデックス82)空気圧は20kPa上げて200kPaを物差しとすべき。
しかしながらJATMA基準となる180kPaまで下げて運用しても全く問題はない=調整幅が広いタイヤ!!ということになって今に至ります。
ま、タイヤではこういう話になりますが、他の世界で日本基準のJISが国際基準のISOと統合されたりみたいなことと根っこは同じなんだろうと。
ただこれはミシュランタイヤを使っているワタシの話であって、他のアジアンタイヤ等は本当にETRTO仕様のものもあるんだと思います。そういう場合はETRTOでの指定圧を互換して調べる必要はあると思います・・・
また逆にダンロップやブリジストンのタイヤでもグローバル展開するモデルはJATMA規格もETRTO規格も満たしているものもあると思います。(目印はEマーク Eに○がついているマーク)そうすると今回と同じような考え方でもいいんだろうなと。
あ、ただエクストラロードタイヤは全く違います。必ずETRTO XL互換確認の上使用で!非エクストラロードからエクストラロードタイヤに交換する際は空気圧を同等にすると絶対的に空気圧が足りない=要求負荷能力が足りないことになります。そうすると最悪乗り心地、ハンドリングの悪化みたいなことだけならずバースト等にも繋がりかねないし。
この話はあくまでも非エクストラロードタイヤの話です。
以上マニアックなタイヤ空気圧の話でした。