
福島県オリジナルイチゴ誕生 23年度以降本格栽培、名称募集へ
2022年02月19日 09時00分
県が開発したイチゴの新品種
県は18日、本年度に新たに開発した、イチゴの県オリジナル品種を発表した。従来よりも収穫時期が早く、クリスマスシーズンの需要に対応できるほか、大ぶりな果実を収穫しやすい特徴があるという。今年から数十アールで先行栽培を行い、2023年度以降、本格栽培に移行する方針。
県は2012(平成24)年から「かおり野」と「とちおとめ」を交配し、新品種の開発に取り組んできた。新品種はとちおとめと比較し、大ぶりの果実の収量が多く、1株当たり4割以上が3Lサイズ(25グラム以上)以上の大きさ。また、比較的、栽培管理がしやすいという。
新品種は「福島ST14号」として、種苗登録を申請している。
県オリジナルのイチゴは「ふくあや香」と「ふくはる香」に続き3件目。県は今後、新品種の名称を募集する方針。
県庁で新品種について発表した県農業総合センターの武田信敏所長は「全国的にイチゴの競争は戦国時代。まずは県内でより多くの人に食べてもらい、全国での知名度向上も目指したい」と述べた。
3月に試験研究発表会
県農業総合センターは3月1~9日にかけ、新品種の開発など、農業振興に向けて取り組む試験研究の成果発表会を開く。テレビ会議システムによるオンライン参加や動画投稿サイトユーチューブでの配信も予定している。詳細は同センターホームページに掲載する。
日程、会場(かっこ内は地域・分野)
1日(果樹)=JA福島ビル▽2日(本部)=県農業総合センター▽3日(浜通り)=linkる大熊▽7日(会津)=県農業総合センター会津地域研究所▽9日(畜産)=県農業総合センター
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2022/02/19 07:21:34