
「境内にも春が…」世界遺産の輪王寺でこも外し 栃木 日光
2022年3月14日 12時21分
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世界遺産に登録されている栃木県日光市の輪王寺で、冬の間、境内の松に巻かれていた「こも」を取り外す作業が行われました。
日光市にある日光山輪王寺の境内には、アカマツやクロマツなどおよそ45本の松の木が植えられていて、冬の間、害虫から守るため、10月の二十四節気の「霜降」の日に合わせて、わらで編んだこもを巻いています。
日光は冬の冷え込みが厳しいため、輪王寺では、こもを外す作業を「啓ちつ」の1週間から10日後に行う習わしになっています。
境内の松の中には樹齢が200年を超えるものもあり、14日は、5人の作業員がこもを固定している縄を切って害虫がいないか確認しながら丁寧に外していました。
輪王寺の菅原道信教化部長は「こも外しが終わると境内にも春が来るという感じがします。松は維持するのが大変な樹木ですが、皆さんの目を和ませられるよう管理していきたい」と話していました。
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Posted at
2022/03/14 12:39:26