復興と新たなまちづくりへ 富岡町で移住促進施設の開所式
03月15日 16時23分
富岡町は震災と原発事故からの復興と新たなまちづくりに向けて移住者の呼び込みを進めるため、町内での生活を無料で体験できる新たな施設を設け、15日開所式を行いました。
富岡町は、町外に避難している住民の帰還を進めるとともに、今年度からは移住者の呼び込みを本格的に進めていて、この取り組みの拠点となる施設、「とみおかくらし情報館」を新たに設けました。
15日はJR常磐線の富岡駅の近くにある施設で開所式が行われ、山本育男町長ら関係者がテープカットをして開所を祝いました。
施設は震災当時、写真館だった店舗兼住宅を町が借り受けて改修したもので、店舗部分を事務所にして移住のための支援制度や町の生活情報などを紹介します。
また、住宅部分は町での生活を体験できる「お試し住宅」として家電製品なども取りそろえ、移住を検討している人に最大4泊5日まで無料で貸し出すことにしています。
富岡町では5年前に町の面積のおよそ9割で避難指示が解除されましたが、今月1日現在で町に住民登録している人のうち町内で暮らしている人は1800人余りと、全体の15%ほどにとどまっています。
山本町長は「移住してきた方々にも協力してもらいながら新たなまちづくりを進めていきたい」と話していました。
お試し住宅の利用はまちづくり会社「とみおかプラス」のホームページから申し込むことができます。
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2022/03/15 21:05:10