福島県警 震災不明者捜索 日常の活動の中で行う形に見直しへ
03月15日 17時11分
福島県警察本部は、東日本大震災のあと続けている行方不明者の捜索を、来年度から、特定の日に大規模な態勢をとる形ではなく、日常の警察活動の中で柔軟に行う形に改めることになりました。
福島県では、震災から11年がたった今も196人の行方がわかっていません。
福島県警は、去年の震災10年を機に、それまで毎月沿岸の全ての警察署で行っていた行方不明者の一斉捜索を、天候や潮の流れを考慮しより捜索の効果が見込める日程に行う形に改めていました。
県警によりますと、その後1年間の実施状況や、沿岸部の復旧工事がほぼ終わり大規模な捜索ができる場所が限られていることなどを考慮し、来年度からは、特定の日に大規模な態勢はとる形ではなく、日常の警察活動の中で柔軟に捜索を続ける形に移行することになりました。
今後も、各所属や警察署の判断で、必要に応じて大規模な捜索を行う可能性があるということです。
震災の行方不明者の捜索に携わった警察官は、延べ16万5000人余りに上るということで、県警察本部災害対策課は、「不明者を発見するため、捜索現場にあわせて機動的かつ臨機応変に対応し、きめ細かく捜索してきたい」としています。
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2022/03/15 21:06:32