地価公示 調査地点の平均で去年を上回り2年ぶりに上昇
03月22日 19時22分
土地の価格の動きを示すことしの「地価公示」が発表され、福島県では、住宅地や商業地などすべての調査地点の平均で去年を0.3%上回り、2年ぶりに上昇に転じました。
「地価公示」は、国土交通省がことし1月1日の時点で調べた土地の価格で、県内では、42の市町村の440地点が対象となりました。
それによりますと住宅地や商業地、工業地などをあわせたすべての調査地点の地価の平均は、去年を0.3%上回り、2年ぶりに上昇しました。
このうち住宅地は去年を0.3%上回りました。
最も上昇率が高かったのは、郡山市神明町の地点でJR郡山駅から比較的近い立地を背景に去年より8.8%上昇しました。
これに対して、令和元年の東日本台風などによる浸水被害を受けた地域は下落が続いており、いわき市平下平窪の地点は去年より8.1%下落し、全国の住宅地で最も大きい下落率となりました。
一方、商業地の平均は去年から横ばいとなりました。
最も上昇率が高かったのは、中心市街地に近い郡山市細沼町の地点で、去年より7.9%上昇しました。
下落率が最も高かったのは、浅川町浅川の地点で去年を4.9%下回りました。
調査を担当した福島県不動産鑑定士協会の佐藤栄一副会長は、「去年は新型コロナへの警戒感で、住宅市場が停滞していたが、それが落ち着き、市場が冷静さを取り戻した結果、プラスに転じたのではないか」と分析しています。
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2022/03/22 19:55:31