
JR常磐線 地震の発生から8日ぶりに全線で運転再開
2022年3月24日 11時56分 宮城 福島 震度6強
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今月16日に発生した地震の影響で福島県内の一部区間で運転ができなくなっていたJR常磐線は24日、8日ぶりに全線で運転を再開しました。地震の影響で東北新幹線の一部区間が不通となる中、仙台と首都圏の間を乗り換えせずに鉄道で移動できるようになり、利用客からは喜びの声があがっています。
地震の影響で、福島県内の一部区間で運転ができなくなっていたJR常磐線は運行の安全が確認されたため、地震の発生から8日ぶりに全線で運転を再開しました。
また仙台駅と品川駅を結ぶ特急「ひたち」の運転も再開しました。
東北新幹線は一部区間で不通となり、乗り換えが必要ですが、今回の常磐線の運転再開で、仙台と首都圏を乗り換えせずに移動できるようになりました。
24日、午前9時41分に仙台駅を出発し品川駅に向かう列車には、スーツを着た人などおよそ70人が乗り込んでいました。
愛知県の祖母の家に行くという仙台市の10代の男性は、「地震の影響で移動ができるか不安でした。全線再開して一安心です」と話していました。
仙台市にいる夫と会っていたときに被災し、東京の自宅に戻ることができなかったという60代の女性は、「犬と乗車するので、乗り換えなしで帰れるのが助かるし、一番うれしいです」と話していました。
JRによりますと、仙台駅と品川駅を乗り換えなしで結ぶ列車は、24日は上下線合わせて7本、25日からは8本の運行となります。
このうち列車によっては、仙台駅と福島県の原ノ町駅の間、または仙台駅と福島県のいわき駅の間で、それぞれ乗車券のみで利用できる「臨時快速」となります。
また、一部区間で速度を落として運転するため、仙台駅と品川駅の間の所要時間は通常より40分程度長くなり、およそ5時間半になるということです。
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Posted at
2022/03/24 18:46:07