吾妻山で火山性微動発生 火山性地震が増加 火山活動に留意を
03月28日 11時28分
仙台管区気象台は、福島県と山形県にまたがる吾妻山で、28日朝6時すぎに火山性微動が発生し、その後一時的に火山性地震が増加したとして、今後の火山活動に留意するよう呼びかける情報を出しました。
気象台によりますと、吾妻山で、28日午前6時11分ごろからおよそ4分間、火山性微動が発生したということです。
吾妻山で火山性微動が観測されたのは、2019年5月14日以来です。
これまでに観測されたケースに比べ、継続時間は短く、最大振幅も大きなものではないということです。
また、火山性微動の発生に伴い、一時的に火山性地震が増加し、速報値で午前7時までに20回発生したということですが、その後は観測されていません。
震源は「大穴火口」付近の浅い部分と推定されています。
「大穴火口」の東南東およそ1キロに位置する「浄土平」に設置している傾斜計では、火口方向が上昇する変動がみられたものの、現在は停滞しているということです。
吾妻山の噴火警戒レベルは1で、気象台は、レベルを引き上げる段階にはないとしていて、今後の火山活動の推移に留意するよう呼びかけています。
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2022/03/28 19:54:02