
本の街のランドマーク 三省堂書店本店 現在の建物で最後の営業
2022年5月8日 19時13分
本の街、東京 神田のランドマークとして長年親しまれてきた「三省堂書店」の本店が、施設の老朽化に伴い建て替えられることになり、現在の建物での最後の営業日となる8日、別れを惜しむ人たちでにぎわいました。
「三省堂書店」は、創業141年の歴史を持つ東京 神田の老舗書店で、1981年に完成した現在の神保町本店ビルは売り場面積がおよそ1000坪、取り扱い書籍は140万冊に上り、本の街のランドマークとして親しまれてきましたが、施設の老朽化を理由に建て替えが決まり、店舗を一時閉店することになりました。
現在の店舗での最後の営業日となる8日、利用客が次々と店を訪れ、建物を背景に写真を撮るなど別れを惜しむ姿が見られました。
埼玉県の40代の男性は、「学生時代から利用し、社会人になってからも近くに来れば立ち寄っていた思い出のある場所で、本の街らしい昭和の雰囲気が好きでした」と話していました。
小学5年生の息子と訪れた女性は、「子どもの本はいつもこの店に来て買っていたので、慣れ親しんだ空間がなくなってしまうことに寂しさがあります。最後の日に子どもと来ることができてよかったです」と話していました。
三省堂の神保町本店は、来月1日から場所を移して仮店舗での営業を行い、ビルの建て替え後の新店舗での営業再開は2025年を予定しています。
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2022/05/08 19:37:13