東邦銀行と福島銀行 3月期の決算は2年ぶり黒字に
05月13日 17時51分
県内に本店がある3つの地方銀行のことし3月期の決算が出そろい、福島市に本店のある東邦銀行と福島銀行は2年ぶりに黒字となりました。
このうち東邦銀行は、グループ全体で最終的な利益が67億5300万円となり、2年ぶりに黒字となりました。
中小企業の経営を支援するコンサルティング業務の収益が増えたほか、経営が悪化した融資先への貸し倒れに備えた費用が減ったことなどが要因です。
また、福島銀行もグループ全体の最終的な利益が8億2600万円となり、2年ぶりの黒字となりました。
新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ち込んだ中小企業に対して、自治体による利子分の負担で実質無利子・無担保となる融資が増えたことなどが要因だということです。
郡山市に本店のある大東銀行は、最終的な利益が前の年度を21.3%上回る12億100万円となり、2016年3月期以来、6年ぶりの増益となりました。
今後の業績の見通しについて、東邦銀行の佐藤稔頭取は「本来は『増収増益』で臨みたいところだが、今後の物価上昇やエネルギー価格の上昇など各企業の影響を想定するのは難しい」と述べました。
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2022/05/13 18:51:47