
3年ぶりに「チャグチャグ馬コ」 60頭が14キロを練り歩く
06月11日 16時35分
岩手県の初夏の風物詩「チャグチャグ馬コ」が3年ぶりに開催され、およそ60頭の馬が、子どもを背に乗せて14キロほどを練り歩きました。
「チャグチャグ馬コ」は、田植えが終わった時期に農作業を手伝った馬に感謝しようと、江戸時代から続く伝統行事で、馬に飾りつけた鈴の音が「チャグチャグ」と聞こえることから、この名がついたと言われています。
新型コロナの影響で、2年連続中止となっていましたが、ことしはルートを一部変更して、3年ぶりに開催され、滝沢市の神社では、60頭ほどの馬が、五色帯と呼ばれる色鮮やかな布や鈴などで飾り付けされました。
そして、背に子どもを乗せて、滝沢市から盛岡市の盛岡八幡宮までの14キロほどの道のりを4時間以上かけて練り歩くと、「しゃらんしゃらん」という鈴の音が響いていました。
沿道に詰めかけた人たちは、写真を撮ったり、馬に乗る子どもたちに手を振ったりして、初夏の風物詩を楽しんでいました。
おととし、盛岡市に引っ越してきたという30代の男性は「初めて見ました。1歳の息子も手を振って楽しんでいたので将来、馬の背に乗せられたらいいなと思います」と話していました。
また、1歳から参加している高校1年の女子生徒は「馬に乗るのではなく、初めて引き手をしました。馬がじっとしてくれず大変でしたが、楽しかったです」と話していました。
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2022/06/11 19:35:16