国道121号通行止め...生活直撃 宿泊キャンセル、運送大幅な迂回
2022年07月06日 08時50分
国道121号の斜面が崩落した現場=山形県米沢市入田沢(山形県提供)
山形県米沢市入田沢の国道121号で4日発生した斜面の崩落による通行止めで、本県内では宿泊施設にキャンセルが出たり、運送業者は大幅な迂回(うかい)を強いられるなど影響が広がっている。
国道121号の米沢市入田沢―喜多方市熱塩加納町熱塩字弥平沢間で通行止めが続いている。喜多方市で宿泊業を営む熱塩温泉山形屋には、6日に予約を入れていた山形市の宿泊客からキャンセルの連絡があった。瓜生真吾専務(37)は「山形から喜多方に来る人は国道121号を利用する人が多い。通行止めが続くと経営に大きなダメージが出るかもしれない」と不安を口にする。
同市の会津通商は山形方面への運送で国道を利用していた。福島市経由で米沢市に行く迂回路は、通常より1時間半ほど所要時間が増えるという。本社営業所の春日部昌一副所長(62)は「原油高で経費を抑えたいところなのに、この通行止めはきつい。ドライバーの負担も大きい。山形方面の仕事は毎日あるが、この状況はいつまで続くのか」と不安を口にする。
山形県によると、6月末に降った大雨の影響で地盤が緩くなり、崩落したとみられる。被害の調査や状況の把握などに当たっているが、復旧の見通しは立っていないという。
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2022/07/06 12:40:16