相馬野馬追で神事「野馬懸」3年ぶりの通常開催祭り締めくくる
07月25日 17時22分
3年ぶりに通常の規模で開催された相馬地方伝統の夏祭り相馬野馬追は、最終日の25日、南相馬市の神社で、馬を捕らえて奉納する「野馬懸」という神事が行われました。
1000年以上続くとされ、国の重要無形民俗文化財にも指定されている相馬野馬追は、去年とおととし、新型コロナウイルスの影響で主要行事を中止していましたが、ことしは例年と同じ規模で開催されてきました。
最終日となる3日目の25日は、南相馬市小高区の相馬小高神社で裸馬を素手で捕らえて奉納する「野馬懸」という神事が行われました。
はじめに、35騎の騎馬武者が坂を駆け上りながら3頭の馬を神社の境内に追い込んだあと、白装束に身を包んだ御小人と呼ばれる10人の男たちが走り回る馬に飛びついたり、手で押さえたりして捕らえ、神前に奉納していました。
境内には多くの見物客が訪れ、熱気あふれる様子を写真に収めたり、拍手を送ったりしていました。
これで、3日間にわたった相馬野馬追の行事がすべて終わり、3年ぶりの通常開催の祭りが締めくくられました。
相馬小高神社の宮司の相馬胤茂さんは「3年ぶりだったので思い出しながら神事を行いました。皆様の応援を受けながら滞りなく3日間の通常開催の野馬追が終わって、うれしく思います」と話していました。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2022/07/25 19:49:08