
北朝鮮 “戦争終わっていない” 「戦勝記念日」に内部結束図る
2022年7月27日 12時11分 北朝鮮情勢
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北朝鮮では、朝鮮戦争でアメリカに勝利したと位置づける記念日に合わせて退役軍人の大会が開かれ、北朝鮮指導部が「この地で戦争はまだ終わっていない」と強調して、アメリカへの対抗を念頭に内部の結束を図りました。
北朝鮮では、27日が朝鮮戦争でアメリカに勝利したと位置づける「戦勝記念日」となっています。
国営の朝鮮中央通信によりますと、これに合わせて首都ピョンヤンで26日、退役軍人を集めた大会が開かれました。
この中で、朝鮮労働党中央委員会は祝賀文によって「この地で戦争はまだ終わっていない。私たちが選択した革命の道は帝国主義との鋭い対決が伴う」と強調し、アメリカへの対抗を念頭に内部の結束を図りました。
ただ、去年まで2年連続でこの大会で演説したキム・ジョンウン(金正恩)総書記の出席は伝えられませんでした。
キム総書記は7月9日以来、動静が伝えられていません。
7回目の核実験をめぐって実施の時期はキム総書記の判断次第だという見方が出ているだけに、その動向に一段と関心が集まっています。
一方、北朝鮮外務省は26日、ウェブサイトでアメリカ軍と韓国軍の合同軍事演習が8月予定される中「休むまもない戦争演習はいつ、いかなる時に第2の朝鮮戦争につながるか誰も予測できない」と批判し、アメリカへの対抗姿勢を強めています。
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2022/07/27 12:33:31