県内の日本酒の出来栄え審査する「秋の鑑評会」会津若松市
09月08日 16時11分
福島県内の酒蔵が、冬に絞って熟成させた日本酒の出来栄えを審査する「秋の鑑評会」が8日、会津若松市で開かれました。
福島県酒造組合は、県産の日本酒の製造技術を向上させるため、昭和30年代から毎年春と秋の2回、鑑評会を開いていて、秋は、冬に絞って夏場に熟成させた酒がどのような味わいになったかが審査されます。
ことしは、県内39の蔵元などから150の酒が出品され、3つの部門に分けて審査が行われました。
会場で、審査員らは、おちょこに注がれた日本酒を蔵元や銘柄の名前が伏せられたまま、香りを確かめたり口に含んだりして5段階で評価していきました。
その結果、最も評価が高い県知事賞に選ばれたのは、「吟醸酒の部」が南会津町の国権酒造の「國権」、「純米酒の部」が古殿町の豊国酒造の「超」、そして、県が独自に開発した「煌酵母」を使った部が会津若松市の山口の「儀兵衛」でした。
審査にあたった福島県酒造組合特別顧問の鈴木賢二さんは「夏を越して適度に味がやわらかくなっていますが、鑑評会で課題が出たものについては、次の年の酒造りに生かしてほしい」と話していました。
8日の審査結果や改善点は、後日、各酒蔵に伝えられ、酒を絞るタイミングや熟成時の温度管理などに役立てられるということです。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2022/09/08 22:33:09