県産モモ...低い購入意向 風評根強く影響、福島県が消費者調査
2022年10月13日 08時05分
県は販売力強化会議で、8月23~26日に全国1500人を対象に初めて行った県産モモの消費者意見調査の結果を公表した。本県は産地としての認知度が高い一方で、他県産に比べ消費者の購入意向が低く「風評の影響が根強く残っている」と分析した。
首都圏と中京圏、阪神圏、北海道、沖縄県、本県に住む20~69歳の女性のうち普段農産物を選んで購入している人を対象にウェブで実施した。「モモの産地として思い浮かぶ都道府県」の質問で本県(46.2%)は山梨、岡山両県に次いで3番目に高かった。一方で県内を除き、本県産を「買わない」「あまり買いたくない」と答えた人の割合は高く、特に首都圏では20.4%と、山形(11.0%)長野(10.5%)山梨(9.7%)と比べ高い傾向がみられた。農林水産省が継続的に行っている県産農産物の流通実態調査では、モモやコメ、牛肉など、風評被害で低下した市場価格が固定化している品目がある。こうした状況から、県は本年度、モモの価格向上と販売量の拡大に向けた調査に着手。今後、フェアを開催する量販店での消費者アンケートや関係者への意見聴取、他産地の取り組み事例などを調べていく。来年度以降は、コメや牛肉など他品目の調査も検討する。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2022/10/13 12:40:04