
9月の消費者物価指数 3%上昇 消費増税影響除けば31年ぶり水準
2022年10月21日 11時42分 物価高騰
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家庭で消費するモノやサービスの値動きをみる9月の消費者物価指数は、天候による変動が大きい生鮮食品を除いた指数が、去年の同じ月を3%上回りました。
3%の上昇率は8年ぶり、消費税率引き上げの影響を除けば1991年8月以来、31年1か月ぶりの水準となります。
総務省によりますと、9月の消費者物価指数は、生鮮食品を除いた指数が去年9月の99.8から102.9に上昇しました。
主な要因は、原材料価格の上昇に急速な円安の影響が重なった食料品の値上がりで、「生鮮食品を除く食料」は去年の同じ月を4.6%上回り、1981年8月以来、41年1か月ぶりの水準となっています。
具体的には、去年の同じ月と比べて
▽「食用油」が37.6%
▽「食パン」が14.6%
▽「からあげ」が11.3%
上昇しています。
また「エネルギー」全体では去年の同じ月と比べて16.9%上昇していて
▽電気代が21.5%
▽ガス代が19.4%
それぞれ上がっています。
このほか、電化製品では
▽「ルームエアコン」が14.4%
▽「ドラム式電気洗濯機」が32.1%
上昇しています。
総務省は「急速な円安による原材料の輸入コストの増加が物価の上昇につながっていて、さらに円安が進んでいることから、今後も影響が続くとみられる。10月は食料品などの値上がりが相次いでいて、引き続き、物価の動向を注視していきたい」としています。
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Posted at
2022/10/21 12:41:02