今年のモモの出荷量 前年比2割増 果実を守る意識の高まりも
10月26日 07時49分
ことし県内でJAを通して出荷されたモモの量は、シーズンを通して天候に恵まれたことなどから、去年に比べて2割ほど多い、1万トン余りとなったことがJA全農福島のまとめで分かりました。
JA全農福島によりますと、ことし県内でJAを通して出荷されたモモの量は1万174トンで、去年に比べて1891トン、率にして23%多くなったということです。
ことしの生育状況については、5月と6月に降ったひょうによる被害は福島市など一部の地域にとどまり、収穫量に大きく影響する、花が咲く4月中旬から下旬にかけて天候に恵まれ、実がつく量が多くなったとしています。
一方、おととし、県北地域を中心に広がったモモの葉や実に斑点ができる「モモせん孔細菌病」や、去年大きかった霜の被害については、ことしは、国や県が被害を防ぐネットなどの費用補助を行って、多くの農家が制度を利用して対策を取ったため、こうした被害は少なかったということです。
福島県園芸課は「農家の果実を守るという意識の高まりもあり、出荷量の回復につながったと思う。来年はことし以上の出荷を目指し、引き続き、県産のモモのブランドを守っていきたい」としています。
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2022/10/26 11:25:18