
東京「環状2号線」来月18日全線開通へ 工事の最終区間が公開
2022年11月2日 14時52分
東京・築地市場の移転が延期された影響で遅れていた東京の都心部と臨海部を結ぶ「環状2号線」が来月全線開通するのを前に、工事の最終区間となるトンネル部分が公開されました。
「環状2号線」は、東京の千代田区神田佐久間町から江東区有明を結ぶおよそ14キロの都道です。
当初、築地市場が移転したあとの跡地の地下にトンネルを開通させ、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの主要なアクセス道路として利用される計画でしたが、移転が延期された影響で整備が遅れ、来月18日に全線開通する予定です。
開通を1か月後に控え、2日、工事の最終区間となる築地から新橋までのおよそ1.4キロのトンネルの内部が報道陣に公開され、作業員たちは道路の舗装などを行っていました。
また、トンネル内の排ガスや「ちり」などを除去した空気を地上に排出する換気システムも公開されました。
都によりますと、環状2号線の全線開通によって晴海通りなど周辺の道路の渋滞緩和や災害時の新たな避難ルートとしての活用が期待されるということです。
都の道路建設部の山本諭課長は「交通量の増える年末年始を前に開通できることになりよかった。高いポテンシャルをもつ臨海部と都心部のアクセスが向上し、利便性を実感してもらえると思う」と話していました。
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2022/11/03 01:43:02