福島市の道の駅で大地震想定し訓練 防災拠点に位置づけ
11月02日 13時34分
地域の防災拠点に位置づけられた福島市の道の駅で、大地震を想定して、支援活動などの手順を確認する訓練が行われました。
福島市郊外の大笹生地区にある「道の駅ふくしま」は、高速道路のインターチェンジに近く、敷地が広いことなどから、災害時の広域防災拠点に位置づけられ、市が毛布や非常食を備蓄する防災倉庫が併設されています。
2日は、防災拠点としての役割を確認するため、福島市で大地震が発生したことを想定して、市やインフラ事業者などの関係者およそ100人が参加する訓練が行われました。
近隣の自治体で断水と停電などが起きたという想定で、自治体からの支援の要請を受けて飲料水を供給する訓練では、敷地内の地下に備えられたタンクから、用意した給水車に1分間に200リットルの速さで水を送りました。
また、停電への対応訓練では、東北電力の電源車が駆けつけ、近くの電線に仮設ケーブルをつないで停電を復旧させる手順を確認したあと、施設内にある電気自動車の充電器を使って、支援物資を運ぶ車両に充電を行いました。
訓練を企画した福島市危機管理室の黒須康光室次長は「災害が頻発する中、ことし、広域防災拠点として開設された道の駅の効果を検証しようと訓練を行いました。訓練の成果を災害時に生かせるよう努めたい」と話していました。
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2022/11/03 01:49:34