セブン&アイ「そごう・西武」を米投資ファンドに売却方針決定
2022年11月11日 10時12分 新型コロナ 経済影響
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セブン&アイ・ホールディングスは、経営不振が続く傘下のデパート「そごう・西武」をアメリカの投資ファンドに売却する方針を決めました。売却にあたって家電量販店、ヨドバシカメラの持ち株会社が投資ファンドから一部の店舗を取得する方針です。
関係者によりますと、流通大手のセブン&アイ・ホールディングスは、11日、臨時の取締役会を開き、主力のコンビニ事業に経営資源を集中する一環として、傘下の大手デパート「そごう・西武」のすべての株式をアメリカの投資ファンド「フォートレス・インベストメント・グループ」に売却することを決めました。
投資ファンドに対しては、家電量販店、ヨドバシカメラの持ち株会社の「ヨドバシホールディングス」が2000億円を超える規模の買収資金の多くを拠出して東京 池袋の旗艦店など一部の店舗を取得し、家電量販店を展開する方針です。
そごう・西武は、現在、首都圏を中心に10店舗を展開していますが、ネット通販の台頭などに加え、コロナ禍の影響も受けて、3年連続の最終赤字に陥っていました。
かつて小売りの盟主と言われたデパート業界の一角の店舗を異業種の家電量販店が取得する形となり、業界再編が進んできたデパート業界の構図がさらに変わることになります。
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Posted at
2022/11/11 12:40:39