「エコカー減税」来年末まで据え置きへ
2022年12月12日 18時14分 税制改正
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来年度の税制改正で政府・与党は、来年4月に期限を迎える「エコカー減税」について、来年末まで据え置く方針を固めました。
それ以降は、減税対象となる車の燃費基準を段階的に引き上げながら、2026年4月まで延長する方針です。
エコカー減税は、一定の燃費基準を満たした車を対象に、車検の際にかかる自動車重量税を免税や減税する措置で、来年4月末に期限を迎えます。
これについて政府・与党は、半導体不足などで車の納期が遅れていることなどを考慮して、今の制度のまま、来年末まで据え置く方針を固めました。
その後、減税措置は2026年4月末まで延長しますが、減税対象となる車の燃費基準を段階的に引き上げる方針です。
減税の割合は、2030年度の燃費基準の達成度に応じて決まっていて、例えば、現在この減税措置を受けられる最低基準の60%を達成した場合、1回目の車検の際25%減税となっています。
これを、2025年5月までに段階的に80%達成に引き上げることにしていて、現在の車の環境性能を前提にすると、対象はハイブリッド車などに限定されるとみられます。
同様に、50%減税や免税となる基準も段階的に引き上げますが、電気自動車や燃料電池車などは、今後も2回目の車検まで免税となります。
また、自動車を購入した際に、燃費性能に応じて税金が課される「環境性能割」も、さ来年1月以降、燃費基準を段階的に引き上げます。
一方、電気自動車や燃料電池車などを対象に、自動車税と軽自動車税を、1年かぎりで75%減税する「グリーン化特例」は、来年度末の期限を3年延長します。
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Posted at
2022/12/12 18:54:09