大峠道路、完全復旧に3年 喜多方-米沢間、山形県が工法検討
2022年12月14日 09時50分
喜多方市と山形県米沢市を結び、会津を中心とした8月上旬の記録的大雨で片側交互通行が続く国道121号の大峠道路について、完全復旧まで3年程度を要する見込みとなっていることが13日、県への取材で分かった。道路を管理する山形県が復旧工法などについて検討を進めているという。
大峠道路は、県境から約4キロ離れた山形県側で斜面が約80メートルにわたって崩れたため、延長約16.5キロの区間が一時通行止めとなった。山形県に代わり直轄権限代行による復旧を担った国土交通省山形河川国道事務所が10月24日に約70メートルの仮橋を含む約170メートルの仮設道路を整備。現在は片側交互通行となっている。
大峠道路は会津地方と山形県をつなぐ幹線道路で、通行止めが長期化したことで通勤・通学や観光、物流など幅広い面に影響が広がった。復旧が完了すれば円滑な交通の確保が期待される。国道121号を巡っては、仮設道路が設置されている箇所以外でも被災した所があるが、大峠道路の被災が最も大きく復旧に3年程度を要するとみられる。
県によると、山形県議会の12月定例会で山形県が見通しを示した。
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2022/12/14 12:32:18