劇作家への「セクハラ指摘」 原発演劇が公演中止に 南相馬市
12月16日 18時19分
南相馬市で、16日から予定されていた福島第一原発の事故によって葛藤する家族を描いた演劇の公演が、脚本と演出を担当する劇作家のセクハラ行為の指摘があったことから、すべて中止されました。
この演劇は、東京電力福島第一原子力発電所の誘致から事故までの歴史を描いた「福島三部作」で、「岸田国士戯曲賞」を受賞した劇作家の谷賢一さんの作品で、長引く避難生活の中で、老朽化した自宅の取り壊しを巡って葛藤する家族を描いた新作でした。
南相馬市の劇場で、16日から4日間で5回上演される予定でしたが、主催する「浜通り舞台芸術祭実行委員会」は、谷さんがセクハラ行為をしたとの指摘があったとして、すべて中止することを決めました。
かつて谷さんの作品に出演した女性が、体を触られ、卑わいな言葉をかけらたなどとインターネットに投稿していて、谷さんは、自身のホームページに「事実無根で、悪意ある誇張に満ちており、受け入れられない」などとする反論を掲載しました。
公演の主催者は「福島の現状を伝えるため、公演の準備を進めていましたが、直前で中止の判断となり、大変遺憾です。楽しみにしていた方に心よりおわび申し上げます」としています。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2022/12/17 07:54:43