
2種類の外来種のカミキリムシ 中通り中心に県内各地に生息
12月21日 18時59分
去年県内で初めて被害が確認された2種類の外来種のカミキリムシについて、県は、中通りを中心に県内各地に生息場所が広がっていることを明らかにしました。
去年の夏、白河市でトチノキなどを食い荒らす中国などが原産のツヤハダゴマダラカミキリが、県内で初めてみつかったほか、郡山市では、イヌエンジュなどを食い荒らす中国などが原産のサビイロクワカミキリが国内で初めて見つかりました。
県は、食害を受けて倒木の危険性がある街路樹の伐採作業や農薬による駆除方法の研究を関係機関と連携して進め、ことし6月から11月にかけて、県内各地で目視による分布調査を行いました。
そして21日郡山市で市町村の担当者会議を開き、ツヤハダゴマダラカミキリは、県北と県南を中心に広い範囲の20市町村で、サビイロクワカミキリは郡山市がある県中を中心に19市町村でそれぞれ生息が確認されたと公表しました。
県は、道路や公園を管理する関係機関と連携して駆除に取り組むほか、専門家を現地に派遣してサポートする方針です。
出席した郡山市の担当者は「成虫になる前に被害木をすべて調べて伐採し駆除しました。スピード感が重要です」と話していました。
対策に取り組む県自然保護課の橋本晃一課長は「被害は民地にも広がっていて市町村と連携して住民への周知・広報を進め、困った際は県自然保護課に連絡をいただきたい」と話していました。
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2022/12/21 21:19:12