大雪に厳重警戒を 金沢は“顕著な大雪” 不要不急の外出控えて
2022年12月23日 9時53分 気象
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強い冬型の気圧配置の影響で北陸や北海道を中心に北日本から西日本の日本海側などで雪が強まっています。金沢市では23日朝8時までの6時間の降雪量が20センチに達する大雪となり「顕著な大雪に関する気象情報」が発表されました。大規模な交通障害が発生するおそれが高まっていて、厳重な警戒が必要です。
気象庁によりますと、日本付近は西からしだいに冬型の気圧配置が強まり上空に強い寒気が流れ込んでいて、北陸や北海道を中心に北日本から西日本の日本海側などで雪が強まっています。
金沢市では午前8時までの6時間に降る雪の量が20センチに達する大雪となり、気象庁は「顕著な大雪に関する気象情報」を発表しました。
加賀の平地では大規模な交通障害が発生するおそれが高まっていて、厳重な警戒が必要です。
午前9時の各地の積雪は
▽北海道の幌加内町朱鞠内で1メートル61センチ、
▽山形県の大蔵村肘折で1メートル57センチのほか、
▽富山県高岡市の伏木で42センチ、
▽金沢市で21センチと
▽高知市は13センチなどとなっています。
風も強まっていて、午前8時に北海道根室市で31.4メートルの最大瞬間風速を観測しました。
26日ごろにかけ雪や風が強まる大荒れの天気に
今後の見通しです。
すでに大雪となっている北海道をはじめ、北日本と東日本から西日本の日本海側を中心に、26日ごろにかけて雪や風が強まり、大荒れの天気となる見込みです。
強い寒気が長期間、広い範囲に流れ込むため、西日本の太平洋側や東海などでも山沿いを中心に大雪となり平地でも積雪のおそれがあります。
24日朝までの24時間に降る雪の量は、いずれも多いところで
▽北陸で1メートル、
▽新潟県で90センチ、
▽東北と東海、中国地方で70センチ、
▽北海道と近畿で60センチ、
▽四国で50センチ、
▽山口県で40センチ、
▽関東甲信で30センチ、
▽九州で20センチと予想されています。
さらに25日朝までの24時間には、多いところで
▽新潟県と中国地方で50センチから70センチ、
▽東北と関東甲信で40センチから60センチ、
▽北海道と北陸、東海、それに近畿で30センチから50センチ、
▽山口県で10センチから20センチ、
▽九州で5センチから10センチとなっています。
風も強まり、23日の最大風速は、
▽北海道と北陸、新潟県と四国で25メートル、
▽東北と関東甲信、近畿、中国地方、九州で23メートル、
▽東海で20メートルと予想され、これらの地域の最大瞬間風速は30メートルから35メートルとなる見込みです。
日本海側を中心に海上は大しけとなると予想されるほか、北海道の太平洋側では潮位が高くなり、高潮による低い土地の浸水に厳重な警戒が必要です。
気象庁は、大雪や猛吹雪による車の立往生など交通への影響や、暴風、高波、それに高潮に警戒するよう呼びかけています。
広い範囲で雪の影響が長く続くほか、見通しがまったくきかない猛吹雪のおそれがある地域もあります。
大雪や猛吹雪が予想される地域では最新の気象情報を確認して不要不急の外出を控えるようにしてください。
また、電線への着雪などによる停電にも注意が必要です。
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Posted at
2022/12/23 10:06:45