こけし職人が新春恒例の初びき 技術向上など願う 白石
01月02日 13時04分
「こけしの里」として知られる白石市で、こけし職人たちの技術向上と無病息災を願う新春恒例の初びきが行われました。
こけしの初びきは白石市弥治郎地区にあるこけし神社で50年以上前から続く新年の伝統行事で、職人たちの技術向上と無病息災を願って毎年1月2日に行われています。
2日は神事のあと「弥治郎系」の職人を代表して伝統のえぼし姿に身を包んだ佐藤誠孝さんがことし最初の1体となるこけしを制作しました。
こけしの初びきには例年、多くの観光客が見学に訪れていましたが、新型コロナウイルスの感染対策としてことしも3年連続で一般の見学者を入れず職人の家族や市の関係者だけで実施されました。
佐藤さんは頭と胴体の形を作ったあと、弥治郎系の特徴とされるやさしい表情の顔や3色の胴体の線、それに梅の花の模様を描き、30分ほどかけて初びきのこけしを完成させ神社に奉納しました。
佐藤さんは「こけし職人の仕事始めなので緊張しながらも厳かな気持ちで作れました。ことしも皆さんに愛されるような作品をたくさん作っていきたいです」と話していました。
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2023/01/02 20:31:01